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概要

Windows Server 2022のHyper-V環境においてML350 Gen10 オンボードLANで仮想スイッチを作成できません。

発生頻度

現象および影響範囲

Windows Server 2022のHyper-V環境において、ML350 Gen10 オンボードLANで仮想スイッチを作成できず、以下のエラーメッセージが表示されます。

Error applying switch properties changes
Failed while modifying virtual ethernet switch connection settings

この問題はレジストリ内のVMQとSRIOVのキーワードがinboxドライバから取り込まれることによって、外部仮想スイッチの作成が停止するため発生します。

回避策

以下の手順で仮想スイッチを作成してください。

  1. Windows Server 2022を新規インストールします。
  2. Outboxドライバをインストールします。
  3. 必要に応じて、以下の手順でHyper-Vを削除します。
    1. 「管理」に移動します。
    2. 役割と機能の削除を行います。
    3. 役割でHyper-Vを選択します。
    4. 「削除」をクリックします。
  4. システムを再起動します。
  5. PowerShellで以下のコマンドを実行します。
     「netcfg -d」
  6. システムを再起動します。
  7. 以下の手順でHyper-Vを有効にします。
    1. 「管理」に移動します。
    2. 役割と機能の追加を行います。
    3. Hyper-Vを選択します。
    4. 「インストール」をクリックします。
  8. システムを再起動します。
  9. ML350 Gen10 オンボードLANで仮想スイッチを作成します。

対策方法

対策方法はありません。

対象製品

対象製品名 HA8000V/ML350 Gen10 オンボードLAN (Ethernet 1Gb 4ポート 369i ネットワークアダプター)
対象装置 HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

Hyper-V機能を有効にして仮想スイッチを作成する場合に本現象が発生します。

対象バージョン

i40ebドライババージョン
 Windows Server 2022 :1.16.141.0 (SPH6.60収録バージョン)

対象OS

Microsoft® Windows Server® 2022

更新情報

2022年5月27日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2022-0056