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概要

Windows Server OS環境において、Agentless Management Service (AMS) for Windows X64 バージョン2.30.0.0以降からバージョン2.51.0.0未満を使用している場合、ams.exeプロセスのスレッドリークが発生することがあります。
このスレッドリークが発生した場合には、ams.exeプロセスのスレッド数が増え続けることでメモリが過剰に消費され、OSが応答しなくなったり、パフォーマンス低下が発生する恐れがあります。

発生頻度

現象および影響範囲

Windows Server OS環境において、Agentless Management Service (AMS) for Windows X64 バージョン2.30.0.0以降からバージョン2.51.0.0未満を使用している場合、ams.exeプロセスのスレッドリークが発生することがあります。

スレッドリークイメージ

このスレッドリークが発生した場合には、ams.exeプロセスのスレッド数が増え続けることでメモリが過剰に消費され、OSが応答しなくなったり、パフォーマンス低下が発生する恐れがあります。

回避策

回避策はありません。

対策方法

Agentless Management Service (AMS) for Windows X64をバージョン2.51.0.0以降にアップデートしてください。
最新のAMSは、次のHA8000Vダウンロードサイト、RV3000ダウンロードサイトのドライバ・ファームウェア・ユーティリティよりダウンロードしてください。

AMSのアップデートは、オンラインで可能です。作業時間は、1台あたり約10分です。(当該ユーティリティのみ更新した場合)

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus

発生条件

特定の発生条件はありません。

対象バージョン

Agentless Management Service (AMS) for Windows X64 バージョン2.30.0.0以降からバージョン2.51.0.0未満

バージョン確認方法

適用済みのファームウェアやソフトウェアのバージョンはiLO Web インターフェイスの「ファームウェア & OS ソフトウェア」のページから確認できます。詳細は「HPE iLO 5 x.xx ユーザーガイド」を参照ください(x.xxの部分にはバージョンが入ります)。

「HPE iLO 5 x.xx ユーザーガイド」は、HA8000VダウンロードサイトRV3000ダウンロードサイトの「製品マニュアル」よりダウンロードしてください。

適用したService Pack for HA8000V(SPH)、Service Pack for RV3000(SPR)からファームウェアやソフトウェアのバージョンを確認する場合は、それぞれ「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」「Service Pack for RV3000 補足資料(Readme)」を参照してください。

「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」は、HA8000Vダウンロードサイトの「技術ドキュメント」よりダウンロードしてください。
「Service Pack for RV3000 補足資料(Readme)」は、RV3000ダウンロードサイトの「技術ドキュメント」よりダウンロードしてください。

「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」「Service Pack for RV3000 補足資料(Readme)」中で使われているDescription名の対応は以下の通りです。

ファームウェア/ソフトウェア名称 「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」内でのDescription名
「Service Pack for RV3000 補足資料(Readme)」内でのDescription名
Agentless Management Service (AMS) for Windows X64 Agentless Management Service for Microsoft Windows x64

対象OS

Windows Server 2016
Windows Server 2019

更新情報

2022年7月1日(更新):関連する追加の修正が行われたため対策バージョンを2.50.1.0未満から2.51.0.0未満へ修正
2022年3月25日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2022-0030