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概要

BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)のワンタイムブートメニューからディスクを選択し、RHEL 8.5以前をブートするとレッドスクリーンになる場合があります。

発生頻度

現象および影響範囲

HA8000V Gen10/Gen10 Plusサーバーにて、BIOS /プラットフォーム構成(RBSU)のワンタイムブートメニューからディスクを選択し、RHEL 8.5以前をブートするとレッドスクリーンになる場合があります。

赤枠部分がディスクエントリ表示例
赤枠部分がディスクエントリ表示例

回避策

BIOS /プラットフォーム構成(RBSU)のワンタイムブートメニューからディスクエントリを選択する代わりにOSブートエントリを選択してください。

赤枠部分がOSブートエントリ表示例
赤枠部分がOSブートエントリ表示例

ディスクエントリを選択しレッドスクリーンとなってしまった場合には、装置の再起動を行いOSブートエントリを選択してください。

また、OSブートエントリを削除してしまった場合は、UEFIシステムユーティリティを使用してブートエントリを再設定する必要があります。BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)>ブートオプション>UEFIブート設定>ブートオプションを追加を選択し、OSのブートエントリを再登録してください。Red Hat Enterprise Linux 8のデフォルトのパスは \EFI\redhat\grubx64.efiになります。詳しくはUEFI システムユーティリティユーザーガイドをご参照ください。

対策方法

この現象はRHEL 8.6(またはそれ以降)で対策されています。

対象製品

対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/DL20 Gen10 Plus
HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus
HA8000V/ML30 Gen10 Plus

発生条件

BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)のワンタイムブートメニューからディスクを選択し、RHEL 8.5以前をブートした場合、本現象が発生します。

対象バージョン

バージョン依存はありません。

対象OS

Red Hat Enterprise Linux Server 8.1 (64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 8.2 (64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 8.3 (64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 8.4 (64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 8.5 (64-bit x86_64)

更新情報

2023年5月26日(更新)
題名を更新、対象OSをRHEL 8.5以前に変更、対策方法を更新
2022年11月25日(更新)
発生頻度を高に変更、現象および影響範囲にHA8000V Gen10サーバーを追加し対象OSをRHEL 8.4以降に変更、対象装置にHA8000V Gen10サーバーを追加
2022年7月29日(更新)
対象装置にDL20/ML30 Gen10 Plusを追加
2022年3月25日(公開)
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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2022-0027