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[アドバイザリ]
コレクタブルメモリエラーの頻発や閾値超えを示すログがIMLに記録される事象に関して

概要

コレクタブルメモリエラーの頻発や閾値超えを示すログが、Integrated Management Log (IML)にログされることがあります。

発生頻度

中

現象および影響範囲

コレクタブルメモリエラーの頻発や閾値超えを示す次のログが、Integrated Management Log (IML)にログされることがあります。

<コレクタブルメモリエラーの頻発を示すログ>
 High rate of corrected memory errors performance may be degraded

<コレクタブルメモリエラーの閾値超えを示すログ>
 Correctable Memory Error Threshold Exceeded

回避策

回避策はありません。

対策方法

システムBIOSをRV3000 A1とHA8000V Gen10はバージョン2.72以降に、HA8000V Gen10 Plusモデルはバージョン1.68以降にアップデートしてください。
最新のBIOSは、次のRV3000ダウンロードサイト、HA8000Vダウンロードサイトのドライバ・ファームウェア・ユーティリティよりダウンロードしてください。

  • RV3000ダウンロードサイト
  • HA8000Vダウンロードサイト

BIOSのアップデートは、オンライン(Windows/Linuxの場合)もしくはオフラインで可能です。オンラインでアップデートした場合、サーバの再起動が必要となります。
作業時間は、1台あたり、オンライン 約10分、オフライン 約20分となります。(当該ファームウェアのみ更新した場合)

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus

発生条件

特定の条件はありません。

対象バージョン

RV3000 A1モデルの場合: BIOSバージョン2.68以前
HA8000V Gen10モデルの場合: BIOSバージョン2.68以前
HA8000V Gen10 Plusモデルの場合: BIOSバージョン1.64以前

対象OS

OS依存なし

更新情報

2023年7月28日(更新)
対策方法、対象バージョンの項のバージョン記載を更新しました。
・対策バージョン記載を「2.58」「1.56」→「2.72」「1.68」に更新
・対象バージョン記載を「2.56」「1.54」→「2.68」「1.64」に更新
2023年2月24日(更新)
対象製品にRV3000 A1を追加しました。
現象および影響範囲の記載において次の更新を行いました。これに伴い、タイトル、概要、発生条件の記載も更新しました。
・発生する事象に「コレクタブルメモリエラーの頻発」とそのログを追加
・発生の条件記載「BIOSのメモリ設定−Memory Fault Tolerant(ADDDC)以外」を削除
2022年1月28日(公開)
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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2022-0005