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概要

Windows Server 2019環境においてAgentless Management Service (AMS) for Windows X64バージョン1.30.0.0を使用している場合、WindowsのプロセスWmiPrvSeでハンドルリークが発生することがあります。
ハンドルリークが発生した場合には、WmiPrvSeプロセスのハンドル数が定期的に増え続けることで、メモリが過剰に消費されてシステムのパフォーマンスが低下する恐れがあります。

発生頻度

現象および影響範囲

Windows Server 2019環境においてAgentless Management Service (AMS) for Windows X64バージョン1.30.0.0を使用している場合、WindowsのプロセスWmiPrvSeでハンドルリークが発生することがあります。

WindowsのプロセスWmiPrvSeでのハンドルリーク発生イメージ

ハンドルリークが発生した場合には、WmiPrvSeプロセスのハンドル数が定期的に増え続けることで、メモリが過剰に消費されてシステムのパフォーマンスが低下する恐れがあります。

回避策

回避策はありません。

対策方法

Agentless Management Service (AMS) for Windows X64をバージョン1.43.0.0以降にアップデートしてください。
最新のAMSは、次のHA8000Vダウンロードサイトのドライバ・ファームウェア・ユーティリティよりダウンロードしてください。

AMSのアップデートは、オンラインで可能です。作業時間は、1台あたり約10分です。(当該ユーティリティのみ更新した場合)

対象製品

対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

Windows Server 2019環境においてAgentless Management Service (AMS) for Windows X64バージョン1.30.0.0を使用している場合

対象バージョン

Agentless Management Service (AMS) for Windows X64バージョン1.30.0.0

適用済みバージョンの確認方法

適用済みのファームウェアやソフトウェアのバージョンはiLO Web インターフェイスの「ファームウェア & OS ソフトウェア」のページから確認できます。詳細は「HPE iLO 5 x.xx ユーザーガイド」を参照ください(x.xxの部分にはバージョンが入ります)。
「HPE iLO 5 x.xx ユーザーガイド」はHA8000Vダウンロードサイトの「製品マニュアル」よりダウンロードしてください。

適用したService Pack for HA8000V(SPH)からファームウェアやソフトウェアのバージョンを確認する場合は「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」を参照してください。
「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」はHA8000Vダウンロードサイトの「技術ドキュメント」よりダウンロードしてください。

「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」中で使われているDescription名の対応は以下のとおりです。

ファームウェア/ソフトウェア名称 「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」内でのDescription名
Agentless Management Service (AMS) for Windows X64 Agentless Management Service (AMS) for Windows X64

対象OS

Windows Server 2019

更新情報

2022年1月28日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2022-0004