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概要

Windows Server 2019/2016環境においてQL41401-A2G Adapterを搭載している場合、シャットダウン時にUMCEが発生して次の起動時にIMLに記録される場合があります。

発生頻度

現象および影響範囲

Windows Serever 2019/2016環境において、QL41401-A2G Adapterを搭載している場合、シャットダウンまたは再起動時にUncorrectable Machine Check Exception (UMCE)が発生しIntegrated Management Log (IML)に記録される場合があります。
この問題は、OSがシャットダウンの初期化解除プロセスを開始した後に、ネットワークアダプターがデータを送信しようとしたために発生します。
エラー発生時にはUMCEはIMLに記録されず、次の起動時に記録されます。また、UMCEが記録される次の起動時にはエラーがクリアされているため、OSが問題なく起動した場合はその後のシステム動作に影響はありません。
このUMCEの問題はシャットダウンまたは再起動時にのみ発生するため、ドライバの通常動作には影響ありません。

回避策

回避策はありません。

対策方法

対策版ドライバ以降のバージョンにアップデートしてください。
次の日立Webページから対策版ドライバをダウンロードしてください。
対策版ドライバをダウンロードの上、ダウンロードページを参照し対策版ドライバを適用してください。

qenda ドライババージョン:8.57.1.0以降

対象製品

対象製品名 Ethernet 10Gb 2-port BASE-T QL41401-A2G Adapter (TQ-xxx-867707-B21)
※旧品名 Ethernet 10Gb 2ポート 521T ネットワークアダプター
※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

シャットダウンまたは再起動を実行した際に、本現象が発生します。

対象バージョン

qendaドライババージョン:8.55.5.0(SPH6.40収録バージョン)以前

対象OS

Microsoft® Windows Server® 2019
Microsoft® Windows Server® 2016

更新情報

2021年7月30日 (公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2021-0071