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概要

Linux環境において、efibootmgrを使用し、ブートオーダーから「システムユーティリティ」を削除すると、次回起動時に「システムユーティリティ」はブートオーダーの先頭に再登録されます。

発生頻度

現象および影響範囲

Linux環境において、efibootmgrを使用し、ブートオーダーからデフォルトのブートデバイスを削除すると、削除したデバイスは、次回起動時に、ブートオーダーの末尾に再登録されますが「システムユーティリティ」を削除した場合には、「システムユーティリティ」はブートオーダーの先頭に再登録されます。

回避策/対策方法

ブートオーダーから「システムユーティリティ」を削除しないでください。
すでに「システムユーティリティ」を削除して「システムユーティリティ」がブートオーダーの先頭に再登録された場合は、以下のようにして手動で起動順序を変更してください。

すべての起動オプションをコピーし、「efibootmgr -o」コマンドを使用して順序を変更します。
起動オプションイメージ

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10
HA8000V/DL20 Gen10 Plus
HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus
HA8000V/ML30 Gen10 Plus

発生条件

Linux環境において、efibootmgrを使用し、ブートオーダーから「システムユーティリティ」を削除した場合

対象バージョン

特定の対象バージョンはありません。

対象OS

Red Hat Enterprise Linux 7
Red Hat Enterprise Linux 8

更新情報

2022年7月29日(更新):対象機種にDL20/ML30 Gen10 Plusを追加
2021年9月3日(更新):対象製品にDL360 Gen10 PlusとDL380 Gen10 Plusを追加しました。
2021年5月28日(公開)

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文書番号

ADV-2021-0047