[アドバイザリ]
Windows Server 2019/2016環境においてX710-DA2 Adapterを使用するとEvent code 260 “Failed to Move RSS Queue”がWindowsシステムイベントログに記録される現象について

概要

Windows Server 2019/2016環境においてX710-DA2 Adapterを使用するとEvent code 260 “Failed to Move RSS Queue”がWindowsシステムイベントログに記録される場合があります。

発生頻度

低

現象および影響範囲

Windows Server 2019/2016環境において、X710-DA2 Adapterを使用している場合、
System Event code 260: "Failed to move RSS queue 1 from VMQ 1 of switch 1DE88458-63E9-4403-B53B-3A43B8CC3766 (Friendly Name: xxxx), ndisStatus = -1073741823 .\r\n"
というメッセージがWindowsシステムイベントログに記録される場合がありますが、アダプターの性能や機能には影響ありませんので表示を無視してください。
VMQ管理の一環として、WindowsがCPUからキューを移動するためのドライバ要求(OID1)を送信します。NICドライバがこのOID要求を処理している際に、最初の要求(IOD1)でターゲットにされたCPUから同じキューを移動するための2番目のドライバ要求(OID2)がWindowsから送信される場合があります。このときNICドライバは内部ドライバの問題により2番目のOIDに失敗し、Windowsシステムイベントコード260が発生します。

回避策

回避策はありません。

対策方法

対策版ファームウェアおよびドライバにアップデートしてください。
次の日立Webページから対策版ファームウェア、もしくは対策版ファームウェアおよびドライバを収録したSPHをダウンロードしてください。
ダウンロードの上、ダウンロードページ、もしくはSPHのReadmeを参照し対策版ファームウェアおよびドライバを適用してください。

• ダウンロードサイト(ドライバ／ファームウェア／ユーティリティ)

• X710-DA2 Adapter
  ファームウェアバージョン ：10.57.3 (ダウンロードサイト掲載) 以降
  i40eaドライババージョン ：1.16.62.0 (SPH6.60収録バージョン) 以降
• INT X710 Adptr
  ファームウェアバージョン ：1.3082.0 (SPH6.60収録バージョン) 以降
  i40eaドライババージョン ：1.16.62.0 (SPH6.60収録バージョン) 以降

対象製品

発生条件

特定の発生条件はありません。

対象バージョン

• X710-DA2 Adapter
  ファームウェアバージョン ：10.57.3 (ダウンロードサイト掲載) 未満
  i40eaドライババージョン ：1.16.62.0 (SPH6.60収録バージョン) 未満
• INT X710 Adptr
  ファームウェアバージョン ：1.3082.0 (SPH6.60収録バージョン) 未満
  i40eaドライババージョン ：1.16.62.0 (SPH6.60収録バージョン) 未満

対象OS

Microsoft^® Windows Server^® 2019
Microsoft^® Windows Server^® 2016

関連するアドバイザリ

ADV-2022-0112：iLOやシステムユーティリティにおいて表示されるネットワークアダプターの名称が異なる現象について

更新情報

2022年5月27日（更新）：対策方法を追加、RV3000 A1向けの情報をADV-2021-0041からADV-2021-0041aへ移動
2021年9月3日（更新）：対象製品にINT X710 Adptrを追加、対象装置にDL360/DL380 Gen10 Plusを追加
2021年5月28日（公開）

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2021-0041

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