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概要

オペレーティングシステムでNICドライバーを無効にしている場合、Smart Update Manager (SUM) からNICのファームウェアを更新しようとすると失敗する場合があります。

発生頻度

現象および影響範囲

オペレーティングシステムでNICドライバーを無効にしている場合、SUMで対象ノードにIntegrated Lights-Out (iLO) を指定して更新しようとすると、ドライバーの依存関係が作成されず、NICファームウェアの更新操作がブロックされます。 その結果、以下のスクリーンショットのように、NICファームウェアをインストールできないことを示す赤い点が表示されます。

回避策

SUMオフライン展開モードを使用すると、この現象を回避することができます。

対策方法

この問題は、SPH6.30収録のSUMバージョン8.7.1で修正されています。

SPH6.30収録のSUMを使ってSPH6.10以前のファームウェア、ソフトウェアを適用するにはベースラインの追加が必要です。ベースラインの追加手順についてはアドバイザリADV-2020-0011を参照ください。

対象製品

対象製品名 Smart Update Manager (SUM)
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

下記条件すべてを満たすときに発生します。

  • バージョン 8.5.6より前のSUMを使用
  • 更新対象ノードとしてiLOを指定
  • オペレーティングシステムでNICドライバーを無効にしている

対象バージョン

SPH6.10以前に収録のSUM (バージョン 8.5.6より前のSUM)

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2021年2月26日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2021-0014