Hitachi

概要

BIOSバージョン2.30以降2.40未満においてPOST時のメモリ初期化中にリセットループが発生することがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

発生頻度

現象および影響範囲

BIOSバージョン2.30以降2.40未満においてPower-On Self-Test (POST) Package Repair (PPR)が障害の記録されたDIMMに試行され、それが成功しなかった場合、サーバは起動せずリセットループが発生することがあります。
PPRはビット障害が記録されたDIMMを永続的に修正するための操作であり、システムの起動時に自動的に実行されます。

回避策

回避策はありません。

対策方法

BIOSバージョン2.40以降にアップデートしてください。最新のBIOSは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンライン(Windows/Linuxの場合)もしくはオフラインで可能です。
なお、オンラインでアップデートした場合、サーバの再起動が必要となります。
作業時間は1台あたりオンライン:約10分 オフライン:約20分となります。(当該ファームウェアのみ更新された場合)

対象製品

対象装置 HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

POST時

対象バージョン

BIOSバージョン2.30以降2.40未満

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2021年11月26日(更新):対象製品にNutanixモデルを追加しました。
2020年12月11日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2020-0085