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概要

Intelligent Provisioning 3.50において特定の条件下でWindows OSのインストールが失敗することがあります。本現象の対策方法を以下に示します。

発生頻度

発生条件

以下のいずれかの条件下でIntelligent Provisioning 3.50を使用してOSインストールを行った場合

  • 条件(1)SW RAID有効時に内部SDカードスロットが有効な場合
  • 条件(2)SW RAID有効時に外付けUSBストレージのOSイメージをインストールソースに選択した場合

現象および影響範囲

発生条件に示す条件下でWindows OSインストールを行った場合、OSのインストール中に下記のようなエラーが発生し、インストールを完了することができません。

回避策

条件(1)に対する回避策

OSインストール時に内部SDカードスロットを無効化し、OSインストール後に必要に応じて有効化ください。
システムユーティリティ画面より、システム構成 > BIOS/プラットフォーム構成(RBSU) > システムオプション > USB オプション > 内部SD カードスロットより変更ください。

条件(2)に対する回避策

以下のいずれかの方法でOSインストールを続行することが可能です。

  1. OSインストールプロセスにあたって自動で再起動が行われるので、以下の手順を実行する。
    • (ア)再起動中にF9を押下しシステムBIOSを起動する
    • (イ)ISOファイルの入った外付けUSBストレージを装置から抜いた後、BIOSを終了する
  2. 上記エラー画面が発生し処理が停止したところで、外付けUSBストレージを装置から抜いた後、装置を再起動する。

対策方法

対策方法はありません。

対象製品

 
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

対象バージョン

Intelligent Provisioning バージョン3.50

バージョン確認方法

ファームウェアバージョンはiLO5のファームウェア & OS ソフトウェアページで確認してください。
詳細はご使用中のiLO 5のバージョンに合わせた「HPE iLO 5 *.** ユーザーガイド」を参照してください。

対象OS

Windows Server 2019
Windows Server 2016

更新情報

2020年11月27日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2020-0078