Hitachi

概要

iLO5 バージョン2.30が適用されている装置でVMware ESXiのシステムセンサー画面のメモリデバイスのステータスが誤って表示されることがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

発生頻度

現象および影響範囲

iLO5 バージョン2.30が適用されている装置でVMware ESXiのシステムセンサー画面で、下記の例のようにメモリデバイス(Memory Device xx Mem_Stat〜)のステータスが誤って表示されることがあります。

回避策

回避策はありません。

メモリデバイスのステータスはVMware ESXiのシステムセンサー画面の表示ではなく、iLO Web UIの「システム情報」-「メモリー情報」-「物理メモリー」を参照してください。
また、IPMIを使うことでリモートで正しいセンサステータスを参照することも可能です。下記にipmitoolの実行例を示します。
ipmitool -H ilo_ip -U username -P password -I lanplus sdr elist all

対策方法

Integrated Lights-Out 5 (iLO 5) ファームウェア バージョン2.31以降にアップデートしてください。

アップデートは、オンラインで可能です。
作業時間は1台あたり約10分となります。(当該ファームウェアのみ更新された場合)

対象製品

対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

特定の発生条件はありません。

対象バージョン

Integrated Lights-Out 5 (iLO 5) ファームウェア バージョン2.30

対象OS

VMware ESXi 6.5
VMware ESXi 6.7
VMware ESXi 7.0

更新情報

2020年12月11日(公開): 対策バージョンを追加
2020年10月30日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2020-0066