フェイルオーバー時にG-ARPを利用する冗長ゲートウェイを使用する場合、フェイルオーバー後に一部のネットワーククライアントがiLO 5に到達できないことがあります。この現象の対策方法を以下に示します。
Gratuitous ARP (Address Resolution Protocol) を使用するネットワークロードバランサーでフェールオーバーが発生し、ゲートウェイがフェイルオーバーしたことがクライアントに通知された場合に、一部のネットワーククライアントがIntegrated Lights-Out 5 (iLO 5) に到達できないことがあります。
この問題は、IPv4ゲートウェイのMACアドレスが変更され、新しいIPv4アドレスがGratuitous ARPを介してiLO 5に送信される場合にのみ発生します。 iLO 5がゲートウェイ自体に対してARPを実行し、新しいゲートウェイから応答を受信すると、MACアドレスは予期したとおりに更新されます。
iLO 5を再起動して、ルーティングテーブルが正しく更新されるようにしてください。
将来のiLO 5で、IPv4ゲートウェイのMACアドレスの更新を指示するARPパケットに反応してルーティングテーブル内のiPv4ゲートウェイのMACアドレスが更新されるように修正予定です。
対象装置 |
HA8000V/DL360 Gen10 for Nutanix HA8000V/DL380 Gen10 for Nutanix |
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ゲートウェイの変更時にGratuitous ARPを使用するネットワークロードバランサーが組み込まれているiLO 5システム。
バージョン依存はありません。
OS依存はありません。
2020年1月31日(公開)
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