Hitachi

概要

SAS SSDドライブにおいて、ドライブのファームウェアがHPD3以前かつ、新品またはフォーマット(アンマップ)後に書き込まないで通電したまま放置した際に、ドライブは3日以内に致命的なエラーが発生する場合があります。

発生頻度

現象および影響範囲

SAS SSDドライブにおいて、ドライブのファームウェアがHPD3以前かつ、新品またはフォーマット(アンマップ)後に書き込まないで通電したまま48時間以上放置した際に、致命的なエラーが発生する場合があります。Resetでは復旧せず、電源OFF/ONが必要です。

回避策

回避策はありません。

対策方法

ドライブのファームウェアをHPD5以降にアップデートすることで、本現象を解決できます。
最新ファームウェアは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

ファームウェアバージョンおよびModel Numberの確認手順

  1. iLO Web コンソールにログインしてください。
  2. 画面左側のメニューの「システム情報」を選択します。
  3. 表示された画面中央上部のメニューから「ストレージ」を選択します。
  4. 装置に搭載しているSmartアレイの情報が確認できます。「論理ビュー」が選択されている場合は、「物理ドライブ」を選択してください。
  5. ドライブを選択すると画面右側のドライブ詳細にファームウェアバージョンとModel Numberが表示されます。
    「Model」:Model Number 「Revision」:ファームウェアバージョン
    ファームウェアバージョンイメージ

対象製品

対象製品名 800GB SAS MU SFF SC DS SSD (MO000800JWTBR)
1.6TB SAS MU SFF SC DS SSD (MO001600JWTBT)
3.2TB SAS MU SFF SC DS SSD (MO003200JWTBU)
※ ( )内はModel Numberを示します。
対象装置 HA8000V/DL360 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL380 Gen10 for Nutanix

発生条件

SAS SSDドライブのファームウェアにHPD3以前が適用されており、新品またはフォーマット/アンマップ後に通電したまま書き込まない状態を48時間以上放置した場合

対象バージョン

SAS SSD ドライブ ファームウェア:Ver.HPD3以前

対象OS

対象製品がサポートする全OS

更新情報

2022年3月4日(更新):販売形名の削除、Model Number確認方法を追加
2019年10月25日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0065b