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概要

Smart Array P824i-p MR Gen10 Ctrlrを搭載していない装置でAgentless Management Service (AMS) 1.40.0.0がハンドルリークを発生することがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

現象および影響範囲

以下の全てを満たす環境において、AMSのハンドルリークが発生することがあります。

  • Agentless Management Service (AMS)のバージョンが1.40.0.0である
  • Smart Array P824i-p MR Gen10 Ctrlrを搭載していない

ハンドルリークは、メモリの過剰消費により、時間の経過とともにパフォーマンスの問題を引き起こす可能性があります。

回避策

回避策として、%ProgramFiles%\OEM\AMS\Service\storelib.dllファイルを削除または名前変更することでハンドルリークを防ぐことができます。

実行例:

  1. コマンドプロンプトで「net stop ams」と入力してAMSサービスを停止します。
  2. C:\Program Files\OEM\AMS\Serviceフォルダに移動します。
  3. ファイルstorelib.dllの名前をstorelib.dll.bakに変更します。
  4. コマンドプロンプトに「net start ams」と入力してAMSサービスを開始します。

対策方法

Agentless Management Service (AMS) バージョン 1.43.0.0以降へアップデートしてください。
AMSバージョン1.44.0.0がSPH5.50に収録されています。また、最新のAMSは次の日立Webページに掲載しています。

対象製品

対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

現象および影響範囲を参照ください。

対象バージョン

Agentless Management Service (AMS) 1.40.0.0
AMSのバージョンはWindows OS上の「コントロールパネル->プログラムと機能->プログラムのアンインストールまたは変更」等からご確認ください。

対象OS

Microsoft® Windows Server® 2019
Microsoft® Windows Server® 2016
Microsoft® Windows Server® 2012 R2

更新情報

2019年12月26日(更新)
2019年4月26日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0026