2025年7月22日
株式会社日立製作所
チルド・フローズン日野センター
株式会社日立製作所(以下、日立)は、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(以下、SEJ)の店舗向け共同配送センターの1つであるチルド・フローズン日野センター(東京都日野市)へ、可動式蓄電池「バッテリキューブ*1」とエネルギー管理システムを導入し、これらの活用、および再生可能エネルギーの利用証明「Powered by Renewable Energy*2」に関する実証実験を開始しました。これにより、SEJのサプライチェーンにおける脱炭素化と循環経済社会への貢献をめざします。
1. バッテリキューブ
バッテリキューブは、EV/PHEV*3の駆動用バッテリーを再利用した中古バッテリーを搭載している可動式蓄電池です。チルド・フローズン日野センターに設置された太陽光パネルにより作られた再生可能エネルギーを蓄電します。日立が持つ車種に依存しないEVバッテリーパック運用制御、EV充放電器制御、およびクラウド上の遠隔監視を組み合わせて、運用・管理します。
今後は、バッテリキューブ内でメンテナンスが必要となったバッテリーパックを、選別してリサイクル工場で再資源化する仕組みを構築する予定です。このように資源の有効活用を図ることで、循環経済社会への貢献をめざします。
2. エネルギー管理システム、Powered by Renewable Energy
昼間に太陽光パネルにより発電し、バッテリキューブに蓄電した電気は、夜間にSEJの店舗配送用トラックの予冷*4に活用します。この際に、エネルギー管理システムで電力の使用量を見える化し、バッテリキューブの充放電をより効率的に行えるように制御します。
また、利用している電力が再生可能エネルギー由来であることを証明するサービス「Powered by Renewable Energy」により、本取り組みにおけるエネルギー循環を証明します。
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの共同配送センターにおける、エネルギー循環のイメージ
以上