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Hitachi

インダストリー

コラム・インタビュー

人とデジタルが協調する
スマートなファクトリー【後編】
〜デジタル化ありきで改革はない。
生産リードタイムを50%短縮した生産改革〜

今後、製造業が競争力を高めていくキーとなる、工場のスマート化。しかし、いざ着手したものの、「デジタル化はしたがデータを活用しきれていない」「個別最適は進んでも全体最適につながらない」など、多くの企業が抱える共通課題もあります。このインタビューでは、日立製作所大みか事業所で生産改革を推進してきた沖田憲士氏に、その改革のきっかけを伺いました。

【プロフィール】
株式会社 日立製作所
サービス&プラットフォーム
ビジネスユニット

制御プラットフォーム統括本部
産業IoT&ロボティクス設計部
主任技師 沖田憲士おきた けんじ

IoTの使い方が見え、真のデジタル化が進んでからはどんなメリットが生まれましたか?

多品種少量の組立ラインでは、作業ピーク時の工程間の人員調整が欠かせません。それまで、ライン長が工場中を歩き回ってそれをやっていたので、ふたを開けてみたら「終わってないじゃないか」ということもあったわけです。生産の進捗を瞬時に把握でき、早期に手を打つことができるようになったと考えます。

次に生産計画の自動化にも取り組みました。大みか事業所で生産している制御盤は、受注生産のため設計完了するまでBOM(部品表)が確定しないため、工程計画担当者が各々の担当製品の製造準備の段階で現場と調整していました。この際、作業に必要な人員だけでなく、作業場所や設備などの割当も考慮しなければなりません。現場管理者は複数の計画担当者との調整に追われていました。このため作業量が平準化されず作業現場が混乱したり、声の大きい責任者の判断が優先されると言ったことが発生し、全体の効率が低下していました。

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