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第5回ユーザーミーティング
集合写真

 株式会社日立製作所は、11月6日、7日の両日、東京ガーデンテラス(東京都千代田区)において、日立の粒子線治療システム(以下、システム)のユーザーを招き、5回目となるユーザーミーティングを開催しました。当日は、日立がシステムを納入予定のユーザーを含め、日本、米国、欧州、アジア、中国などから世界の医療をリードする28施設のユーザーが参加しました。

 粒子線治療は、外科治療などの他の治療法に比べて副作用が少ないことや、治療後の社会復帰も比較的早く、高齢者にも適用できるというメリットがあることから、世界中で導入が進められています。日立では2001年以降、日本および米国の世界トップクラスの医療機関にシステムを納入しています。また、2018年6月に三菱電機の粒子線治療システム事業を統合し、これまでに65,000名以上の患者が日立のシステムで治療を受けるなど、粒子線治療システムにおいて、高い信頼性と実績を有しており、事業のグローバル展開を進めています。

 ユーザーミーティングは、日立の粒子線治療システムのユーザーである世界トップクラスの医療機関の医師・医学物理士・診療放射線技師と日立のシステム開発者が、システムに対する要望を協議し、ユーザー同士の情報共有の場となることを目的として、2015年から開催しています。過去4回のユーザーミーティングでは、新技術の方向性や治療時間の短縮、システムの品質保持やメンテナンス技術の向上、粒子線治療における不確実性や生物学的効果などについて議論が行われ、その内容をより良い治療に向けた開発ロードマップに反映させてきました。

 5回目となる今回は、「Closing the Gap (Workflow Improvement)」と題し、「Better Dose Rate (synchrotron-based ultra-high dose irradiation)」「Better Dosimetric Resolution」「On-line Adaptive Therapy」「Better IGRT」の課題に対してそれぞれセッションを設け、ユーザーの方々から医師及び医学物理士の立場で問題提起を含めプレゼンして頂き、それに対して日立側から改善策等を回答することで、これまでのユーザーミーティング以上に深い議論を行いました。

 日立は、粒子線治療システムにおけるリーディングカンパニーとして、これからもユーザーミーティングを開催し、お客さまとの協創を通じて、より優れた最先端のシステムを実現・提供していきます。また、真に求められる利用価値の高いソリューションを提供することで、ヘルスケアイノベーションによる医療の質向上と効率化をめざし、医療業界のさらなる発展に貢献していきます。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 ライフ事業統括本部 デジタルフロント事業本部
グローバルエンジニアリング本部
[担当:田・兵頭・大澤]
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電話 03-6284-3741 (代表)

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