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Hitachi

HVDC(高圧直流送電)

-大容量長距離HVDC系統連系-
国を越えて
再生可能エネルギーをつなぐ

近い将来、再生可能エネルギーの主力電源化が進み、大量に系統への接続が予想される一方で、その発電量の不安定さから、需要と供給のバランスを保つことが課題とされています。再生可能エネルギーの拡大が先行する欧州では、その課題に対するソリューションとしてHVDCによる系統連系が多く導入されており、国・地域間で大量に電力を融通しあうことが可能となるため、需要に合わせて電力を無駄なく効率よく消費できます。また、このような系統連系は電力市場価格の低下を促したり、有事における電力供給の信頼性を高める役割もあります。ケーブル送電などのケースで、HVDCは交流送電に比べて送電ロスが少ないため、異国間の長距離系統連系やケーブル送電に最適です。ここでは欧州で先行する長距離HVDCによる系統連系の事例を紹介します。

  • NordLink
    (ノルウェー・ドイツ国際連系線)

  • North Sea Link
    (ノルウェー・イギリス国際連系線)

NordLink(ノルウェー・ドイツ国際連系線)

NordLinkはノルウェーとドイツの電力系統を初めて直接接続する国際連系線で、2国間で風力、太陽光、水力といった再生可能エネルギーの融通を可能にします。この連系により、例えばドイツで生まれた風力と太陽光発電による余剰電力をノルウェーに融通することが可能となり、また、ドイツ内で電力需要が増加するとノルウェー内の豊富な水力発電から電力をドイツに送電することが可能となります。本連系線は、両国の電力供給の信頼性を高めることにも寄与しています。NordLinkは、世界初の双極構成直流電圧±525kV・送電容量1,400MWを実現する自励式HVDC設備であり、従来のシステムと比較して送電容量は約2倍となり、電力系統全体の信頼性と稼働率向上に貢献してます。

プロジェクト概要
納入先 Statnett/Tennet
背景・課題
  • 温室効果ガス削減
  • エネルギー供給セキュリティ強化
HVDCの概要
  • 自励式
  • 1400 MW 双極構成
  • DC±525kV
  • 623km
    (内、海底ケーブル516km, 地中ケーブル 54km)
効果
  • より多くの再生可能エネルギーを受け入れ
  • 調整力の強化
  • エネルギー供給信頼性の向上
完成予定 2020年
イメージ:NordLink(ノルウェー・ドイツ国際連系線)
自励式HVDCをさらに知りたい方はこちら
NordLink(英語ページ)

North Sea Link(ノルウェー・イギリス国際連系線)

North Sea Linkはノルウェーとイギリスの電力系統を初めて接続する系統連系設備で、NordLinkと同様、2国間での再生可能エネルギーの融通と電力系統の信頼性向上を目的に建設するものです。また、送電容量拡大により連系線を通じて安価な再生可能エネルギーを大量に取引することが可能となり、電力取引・経済成長の促進にも寄与します。このように、近年イギリスでは国内外との系統連系が急速に拡大しており、今後も多くの計画が進行します。North Sea Linkは、双極構成直流電圧±525kV・送電容量1,400MWを実現する自励式HVDC設備であり、両国間は自励式HVDCでは世界最長距離となる730kmにも及ぶ長距離海底ケーブルで接続する計画です。

プロジェクト概要
納入先 Statnett/National Grid
背景・課題
  • 温室効果ガス削減
  • エネルギー供給セキュリティ強化
HVDCの概要
  • 自励式
  • 1400 MW 双極構成
  • DC±525kV
  • 730km
効果
  • より多くの再生可能エネルギーを受け入れ
  • 調整力の強化
  • エネルギー供給信頼性の向上
完成予定 2021年
イメージ:North Sea Link(ノルウェー・イギリス国際連系線)
自励式HVDCをさらに知りたい方はこちら
North Sea Link(英語ページ)