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Hitachi

【事例】機械製造業A社 役職:設計部門 部長

大規模化、複雑化する
設計環境に潜むボトルネックとは?

日立デジタルサプライチェーン/クラウド型設計業務支援サービスDSC/DSで解決した事例をご紹介

背景

A社では50人を超える設計者にワークステーションを配備し、複数の設計拠点やサプライヤーをつないで協調設計を行っていた。しかし、大規模化した設計環境の煩雑な運用管理に由来するロスコストや納期遅れに頭を悩ませていた。

課題

ロスコスト、納期遅れの撲滅へ、設計工程の改善が重要なカギ

自社製品の付加価値の向上へ「短納期化」を追求する機械製造業A社は、「設計工程」を改善すべき重要ポイントとして挙げていた。A社では設計の納期遅れがたびたび発生していたのだ。
設計部門の部長であるT氏は、早速、原因を調査する。するとそこには、大規模化、複雑化した設計環境に由来する構造的なボトルネックがあり、納期遅ればかりかロスコストをも発生させていた。

他拠点やサプライヤーと協調した設計業務

A社設計部門では50人を超える設計者にワークステーションが配備され、複数の設計拠点やサプライヤーの設計部と協調しながら設計業務を行っており、同時にその大量のワークステーションを含む設計環境全体の運用管理も設計部門に委ねられていた。
そして、この運用管理の過大な負荷がスタッフの本来業務を圧迫しロスコストを発生させ、また多拠点間の情報共有の煩雑さが納期遅れの要因となっていたのだ。

設計環境の運用・管理にかかる過大な負荷

例えば、定期的に発生する50台超あるワークステーションへのソフトウェアの配布やバージョンアップの際、あるいは端末障害が重なって起きてしまった際などスタッフは本来業務に集中できず、大きなロスコストが生まれていた。
また多拠点間で設計ルールを共有する際に生じてしまった漏れから来る手戻りや、設計データの転送や郵送などにかかる多大な時間が、納期遅れの原因となっていた。
T氏は、こうした大規模で複雑な設計環境であるがゆえの課題をどう解決すべきか、頭を悩ませていた。

課題のポイント

  1. 運用管理の過大な負荷がスタッフの設計業務を圧迫し、ロスコストが発生
  2. 複雑な設計環境がデータ共有の不備を生み、手戻りなどによる納期遅れが発生



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