[エッセイ]
技術に会う 1
わくわくして
夢中だった20年間
松本侑子
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初めてコンピュータを使ったのは、1982年だった。私は文系だったが、たまたまプログラミングが大学の必須科目たったのだ。
当時は、パソコン(パーソナルなコンピューター)というものはまだ存在せず、企業や政府が使う高価で巨大なオフコンだけだった。……
作家の松本侑子さんは、意外にもパソコンが出はじめたころからのユーザーで、ご自身で組み立てたこともある方なのでした。
毎回、さまざまな方が、日々の暮らしのなかでの「技術」との出会いをつづります。 |