概要・特徴
このようなお客さまに!
基盤更改の要件
- ハイパーバイザの種類は変更する。
- 業務システムと業務データは継続利用したい。
- 基盤の運用管理は従来同等のレベルで管理したい。
- 更改を機に、ランサムウェア対策は強化したい。
課題
- 従来利用していたハイパーバイザ製品は使い慣れていたが、新たに導入するハイパーバイザの機能や使い方を習得する工数がない。
- ざっと調査したところ、新たに導入するハイパーバイザには従来利用していた機能が一部無いようだ。GUIもあまり良くなさそう。
- 昨今のランサムウェアはかなり巧妙。しっかり対策したいが、実現方法を調査する工数がなく、経験もないので自信がない。
- 現行システム上の仮想マシンは新システム上に極力短期間でストレート移行したいが、どのような作業をすれば良いのか・・・。
- 日立のエンジニアが、お客さまのシステム規模や設置環境に適したサイジング、デプロイ・クラスタ構成などの環境設計・設定をご支援します。
- ハイパーバイザの標準機能には装備されていないような、可用性管理機能や直感で操作できるGUIに優れた運用管理機能が利用できます。
- サイバー攻撃検知、データの書き換え不可設定、リストア時のスキャン実行など、高度にデータ保護された環境を利用できます。
- 仮想マシンの移行は、日立のエンジニアが効果的なツールを上手く取り入れた自動化により、効率的で安全な移行をご支援します。

仮想化環境の設計・構築・運用支援
【環境設計・構築】
- 日立がこれまで数多くのプラットフォーム基盤の設計構築と保守サポートで培った知見とノウハウに基づき、お客さまの要件に沿って最適な設定・構成になるよう構築支援します。
ソフトウェアのインストールやクラスタの構築などが完了している“構築済み”の環境でご提供することも可能です。
- バックアップ・リストアに加え、昨今の企業課題であるランサムウェア対策なども可能にする高度なデータ保護環境の構築もご支援します。
【既存仮想化環境からの移行】
作り込まれた既存の仮想化環境の更改は容易ではありません。日立では、仮想環境の特性に基づき最適な方法で、かつ業務システムへの影響や停止時間を最小限に抑え、既存環境から新しい仮想化環境への移行実現をご支援します。移行後仮想化基盤も、仮想化機能の特性を生かしたリソース効率化や運用管理の容易化、高度なデータ保護環境を実現できます。
【稼働監視・保守運用】
煩雑な運用保守や稼働監視といった管理工数の捻出にお悩みのお客さまには、日立が全面的に実施するフルマネージドサービスがご利用いただけます。
- OSや仮想化製品のセキュリティアップデートやぜい弱性対策などの情報も、日立で優先度を見極め、適用スケジュールをプランニングします。
- 業務影響を最小限に抑えてアップデート可能な方式により、安定稼働を実現します。
付加価値
さまざまなハイパーバイザ環境で、日立ならではの付加価値を高めた機能やソリューション、サービスがご利用いただけます。
■ Hyper-V環境
- Hyper-V自身が持つハイパーバイザや仮想マシンの運用管理機能に加え、クラスタ状態管理と健全性の診断、リソース使用量に応じたアラーム監視、管理対象情報と通知の統合、などが可能な日立の独自機能が利用でき、操作性に優れた一元管理が実現できます。
(2026年3月末提供予定)
- お客さまが重視する要件に沿って最適なアーキテクチャーをご提案し、特性を生かせる環境設計/構築をご支援します。
- 堅ろう性が重視されるシステムには、可用性に優れた日立ストレージを活用する3Tier構成
- 業務システムの増減を見越すシステムには、HCI構成(「日立HCIソリューション for Microsoft Storage Space Direct」)
- Microsoft Azureを既にご利用中で、データの機密性やセキュリティポリシー観点から環境を使い分けたい場合は、
日立の仮想化基盤とのハイブリッド構成
■ KVM環境
- I/O信頼性やトラブルシュート対応の、日立ならではの高信頼化機能をご利用可能です。(「高信頼化機能」欄ご参照)
- KVM自身が持つ管理機能に加え、直感的に操作できるGUIやライブマイグレーションなどの高度な運用も含めた一元管理が可能です。
(「Prossione Virtualization®」にてご提供します)
- ホストOSは、エンタープライズ向けのRed Hat Enterprise Linuxがご利用いただけます。Red Hat社の標準サポート期間より長期利用が可能な「バージョン固定保守オプションサービス」なら、リリース開始日から最大72カ月間の新規不具合対策を日立からご提供します。
■ OpenShift(OpenShift Virtualization)環境
- 日立の長年に渡る仮想マシンベースの環境構築/サポートの実績とDevOpsサービスやマイクロサービスの設計/構築の知見で、お客さま要件に沿ったOpenShift Virtualization利用環境を設計/構築します。
- 比較的新しい技術であるコンテナの活用も、従来の仮想化環境ベースの基幹システムと同様の、高い可用性や耐障害性を備えた環境をご利用いただけるよう設計/構築します。
高信頼化機能
ミッションクリティカルな基幹システム向けに、ハイエンドUNIX機レベルの安心を。ハイパーバイザ(ホストOS)の高信頼化機能が利用可能で、安定稼働する仮想化環境を実現できます。
- I/O信頼性強化
- ストレージ、ネットワーク機器へのパスを常時監視し、障害発生を確実に検知。障害部位の特定や種類に応じた対策、自動リカバリなどの、きめ細かい対策を可能にします。
- トラブルシュート強化
- 障害発生時に、原因を究明し、確実な対策を行うための詳細情報取得が可能です。
(メモリダンプ出力、ログ出力、カーネルトレース)
- ※
- 本機能はオプションサービスです。
各高信頼化機能の詳細は、「Linux環境強化サポートオプション」をご参照ください。
安心・安全の保守サポート
「仮想化基盤」で提供するプロダクトの保守サポートは、多くのお客さまの基幹システムのサポート実績を誇る「日立サポート360」でご提供します。物理サーバー、ネットワーク機器、ソフトウェア、ゲストOS、ホストOSなど、複数のコンポーネントにまたがる複雑な問題も、それぞれのサポートチームが連携、ワンストップで迅速な解決を支援します。
選べる利用形態
お客さまの企業方針やシステム要件などに基づき、利用形態を選択できます。
■ Hitachi Private Cloud Platform
仮想化ソフトウェア(ハイパーバイザ、管理ツールなど)と日立のサーバー・ネットワーク製品をフルスタックで組み合わせた基盤を、導入から保守・運用までワンストップで支援するプラットフォームです。
- 手元に届いたそのときから、設計いらずで使用を開始できます。
- ソフトウェアのインストールやクラスタの構築などが完了している“構築済み”の基盤を、お客さまがすぐに使える環境で提供します。日立がこれまで仮想化ソフトウェア含む数多くのプラットフォーム基盤の設計構築と保守サポートで培った知見とノウハウに基づき、お客さまの要件に沿って最適な設定・構成でご提供します。
- 仮想化環境は、当サイトでご紹介している種類を選べます。
- ( Hyper-V / KVM / OpenShift Virtualization )
- ※
- 日立のサーバー製品向けに、当サイトでご紹介している仮想化ソフトウェア(ハイパーバイザおよび管理ツールなど)のみの販売も可能です。
詳細はお問い合わせください。