P-9S1Z-3114 01-00-K2 ----------------------------------------------------------- P−9S1Z−3114 IT Report Utility for XNF 01−00 README ----------------------------------------------------------- All Rights Reserved. Copyright (C) 2011, Hitachi, Ltd. 本書では,本ツールをご使用になる際の注意事項を説明いたします。 ご使用の前に必ずお読みください。 本書は改良のため,予告なしに変更することがあります。 ・HITACHI,BladeSymphonyは,株式会社 日立製作所の商標または登録商標 です。 ・Red Hat, and Red Hat Enterprise Linux are registered trademarks of Red Hat, Inc. in the United States and other countries. Linux(R) is the registered trademark of Linus Torvalds in the U.S. and other countries. ・Linuxは,Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標です。 ・IntelおよびXeonは,アメリカ合衆国および / またはその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。 ・その他記載の会社名,製品名などは,それぞれの会社の商標もしくは登録 商標です。 記憶容量等表記 1KB(キロバイト)=1,024バイトです。 1MB(メガバイト)=1,048,576バイトです。 記載項目 1.適用OS/適用機種 2.必須プログラム 3.関連プログラム 4.リソース使用量 5.セットアップ方法 6.機能概要 7.制限事項 8.使用上の注意事項 9.ソフトウェアマニュアル一覧 ---------------------------------------------------------------------- 1.適用OS/適用機種 1.1 適用OS 必須プログラムであるXNF/LS/BASEの適用OS,かつ,システム情報採取ツール が適用するOSで,本ツールを使用できます。 1.2 適用機種 必須プログラムであるXNF/LS/BASEの適用機種,かつ,システム情報採取ツール が適用する機種で,本ツールを使用できます。 ---------------------------------------------------------------------- 2.必須プログラム ・P-9S1Z-1111 システム情報採取ツール 01-01-/B以降 ・P-9S14-5111 XNF/LS/BASE 01-00以降 または P-8514-5111 XNF/LS/BASE 02-00以降 ---------------------------------------------------------------------- 3.関連プログラム なし。 ---------------------------------------------------------------------- 4.リソース使用量 4.1 仮想メモリ容量 1 MB 数値は,XNFに関する処理の仮想メモリ容量です。 処理は同時ではなく順番に行っていきます。従って,実際に使用する仮想 メモリの容量は,システム情報採取ツールの取扱説明書,および各ミドル ウェア情報採取機能のREADMEファイルに記載されている仮想メモリ容量の 最大値です。 4.2 ディスク占有量 2 KB ただし,ディレクトリごとの内訳は以下のとおり。 /etc 2 KB なお,本ツールは次に示すとおり,実行時にもディスクを消費します。 ・/var/opt/hitachi/systoru/log下に出力する実行ログおよび実行履 歴ログファイルとして合計約1MBを消費します。 ・データディレクトリの下に採取資料を出力します。ファイルサイズは実行 環境に依存し,意図的に削除しない限り累積してディスクを消費します。 4.3 実行時間とサイズの目安 次の数値は,測定環境においてXNF/LSの資料を採取した場合の値です。シス テム情報採取ツールの取扱説明書,および各ミドルウェア情報採取機能の READMEファイルを参照の上,実行時間,資料のサイズを加算してお見積くだ さい。 [測定環境] サーバモデル:BladeSymphony 1000 CPU:Intel(R) Xeon(R) CPU E5430 (2.66GHz)×2 メモリ:8192 MB [実行時間と採取資料のサイズ※] ┌─────┬──────┬───────┬────────┐ │ │ 実行時間 │ 出力ファイル │展開後のファイル│ │ │ │(圧縮ファイル)│ (ファイル群) │ ├─────┼──────┼───────┼────────┤ │-t config │ 約 1 秒 │ 約 0.1 MB │ 約 0.8 MB │ ├─────┼──────┼───────┼────────┤ │-t failure│ 約 1 秒 │ 約 0.1 MB │ 約 0.8 MB │ └─────┴──────┴───────┴────────┘ ※お客様の環境,XNFのバージョンにより異なります。 ---------------------------------------------------------------------- 5.セットアップ方法 IT Report Utility for XNFの組み込み及び削除は,日立PPインストーラを使用してください。 この章では日立PPインストーラの使用方法を説明いたします。 (1) ログイン 日立PPインストーラは,スーパーユーザー以外では実行できません。このため, インストール対象のマシンにスーパーユーザーでログインして下さい。 (2) 日立PPインストーラの起動 日立PPインストーラは提供媒体に格納されています。 また,実行にあたっては、以下の点にご注意願います。 ・デバイススペシャルファイル名やCD-ROMのマウントディレクトリは,OS,ハード および環境によって異なります。必要に応じてOS、ハードのマニュアルおよび ご使用環境等を確認のうえ実行して下さい。 ・日立PPインストーラ実行時の言語種別と実行するターミナルの言語を一致させておく 必要があります。 ・日立PPインストーラ実行時はncursesパッケージを使用します。以下のコマンドを 実行しncursesパッケージがインストールされていることを確認してください。 #rpm -q --qf '%{NAME}-%{ARCH}\n' ncurses (32bit環境での確認例) ncurses-i386 … 32ビット版がインストールされています。 (64bit環境での確認例) ncurses-x86_64 … 64ビット版がインストールされています。 (注) パッケージがインストールされていない場合は以下のメッセージが表示されます。 package ncurses is not installed 上記パッケージがインストールされていない場合,必要に応じ関連パッケージも含めて インストールを実施してください。インストール完了後,日立PPインストーラを起動し てください。 ・Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)では,ncurses-compat-libsパッ ケージのインストールが必要です。 ・日立PPインストーラ実行時のメニュー選択(キー入力)は、半角英字の大文字・小文字 を区別しません。 (a) CD-ROMファイルシステムのマウント CD-ROM媒体の場合は,初めにCD-ROMファイルシステムをマウントする必要があります。 マウントするためには,次のコマンドを入力します。 mount -r -o mode=0544 /dev/cdrom /mnt/cdrom ~~~~~~~~~~ 注 : 下線部のCD-ROMファイルシステムのマウントディレクトリ名は,環境によって 異なりますので,ご注意願います。 (b) CD-ROMセットアッププログラムの起動 CD-ROMセットアッププログラムが日立PPインストーラと常駐プロセス自動起動プログラ ムをハードディスク上にインストールし,日立PPインストーラを自動的に起動します。 /mnt/cdrom/linux/setup /mnt/cdrom ~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~ CD-ROMのディレクトリ名やファイル名は,マシン環境によっては記述した内容と見え方 が異なることがあります。lsコマンドで確認のうえ,表示されたファイル名をそのまま入 力して下さい。 注 : 下線部にはご使用になるCD-ROMのマウントディレクトリ名を指定してください。 (3) PPのインストール 日立PPインストーラまたはCD-ROMセットアッププログラムを,提供媒体を指定して起動し ます。提供媒体を媒体装置にセットしておいて下さい。 メインメニューで[I]を選択すると,PPインストール画面(例1参照)が表示されます。 ┌───────────────────────────────────────┐ │ PP-NO. VR PP-NAME │ │<@>001 P-9S1Z-3114 0100 IT Report Utility for XNF │ │ : │ │ : │ │ : │ │ : │ │F) Forward B) Backward J) Down K) Up Space) Select/Unselect I) Install Q) Quit│ │ │ └───────────────────────────────────────┘ 例1 PPインストール画面 インストールしたいPPにカーソルを移動させ,スペースキーで選択します。選択したPP の左側には,"<@>"が表示されます。このとき,複数のPPを選択することも可能です。 続いて,[I]を入力すると,最下行に次のメッセージが表示されます。 ┌───────────────────────────────────────┐ │Install PP? (y: install, n: cancel)==> │ └───────────────────────────────────────┘ ここで、[y]を選択するとインストールが開始されます。[n]を選択すると、インス トールが中止されPPインストール画面に制御が戻ります。([y]以外のキー入力は、イン ストール中止(n: cancel)として動作します) PPインストール画面の[Q]を選択すると、メインメニューを表示します。 (4) PPの削除(アンインストール) PPを削除するためには,次のコマンドを入力して下さい。 /etc/hitachi_setup メインメニューで[D]を選択すると,PP削除画面(例2参照)が表示されます。 ┌───────────────────────────────────────┐ │ PP-NO. VR PP-NAME │ │<@>001 P-9S1Z-3114 0100 IT Report Utility for XNF │ │ : │ │ : │ │ : │ │ : │ │F) Forward B) Backward J) Down K) Up Space) Select/Unselect D) Delete Q) Quit │ │ │ └───────────────────────────────────────┘ 例2 PP削除画面 削除したいPPにカーソルを移動させ,スペースキーで選択します。選択したPPの左側には, "<@>"が表示されます。このとき,複数のPPを選択することも可能です。 続いて,[D]を入力すると,最下行に次のメッセージが表示されます。 ┌───────────────────────────────────────┐ │Delete PP? (y: delete, n: cancel)==> │ └───────────────────────────────────────┘ ここで、[y]を選択するとPP削除が開始されます。[n]を選択すると、PP削除が中止 されPP削除画面に制御が戻ります。([y]以外のキー入力は、削除中止(n: cancel)として 動作します) PP削除画面の[Q]を選択すると、メインメニューを表示します。 (5) PP一覧の表示 メインメニューで[L]を選択すると,PP一覧表示画面(例3参照)が表示されます。これは, 当該マシンにインストールされているPPの一覧です。 ┌───────────────────────────────────────┐ │ PP-NO. VR Install date PP-NAME │ │001 P-9S1Z-3114 0100 2011/04/30 12:00 IT Report Utility for XNF │ │ : │ │ : │ │ : │ │ : │ │F) Forward B) Backward Q) Quit P) Print to /tmp/hitachi_PPLIST ==> │ │ │ └───────────────────────────────────────┘ 例3 PP一覧表示画面 [P]を選択すると,インストール済みPP一覧が"/tmp/hitachi_PPLIST"に出力されます。 [Q]を選択すると、メインメニューを表示します。 ---------------------------------------------------------------------- 6.機能概要 本ツールを適用することにより,通常のシステム情報採取ツールで採取できる OSの資料に加えて,XNF/LSに関する資料採取を可能にします。 6.1 使用方法 ここでは,本ツールが提供するもっとも基本的な使用方法を示します。 システム情報採取ツールに関する詳細な使用方法は取扱説明書を参照してく ださい。 (1) root権限のユーザで次のコマンドを実行してください。 /opt/hitachi/systoru/bin/systoru△-t△[オプション] なお,本ツールでは [オプション] に次の文字列を指定可能です。 config:構成管理のための資料 failure:障害調査のための資料 (2) 資料採取が完了すると次のように,資料の出力先が表示されます。 KAIS214-I:Output file = [ファイル名]. size = [サイズ] bytes. (3) 採取した資料が.tar.Z形式の場合,次の手順で解凍してください。 uncompress△-c△[ファイル名].tar.Z△|△tar△xvf△- 6.2 資料一覧 ここでは,XNF/LSに関して採取する資料を示します。 OSに関して採取する資料は,システム情報採取ツールの取扱説明を参照して ください。 XNF/LSに関する資料は,解凍後の資料の次のディレクトリ下に作成されます 。 [ホスト名]_[タイムスタンプ]/XNF 次に資料一覧と採取するために指定するオプションを示します。 config(XNF/LSの構成定義情報) config/failure comlog(メッセージログ情報) config/failure swlog(ソフトウェアログ情報) config/failure ---------------------------------------------------------------------- 7.制限事項 なし。 ---------------------------------------------------------------------- 8.使用上の注意事項 システム情報採取ツール全般に関する使用上の注意事項は,システム情報採 取ツールの取扱説明書を参照してください。 ---------------------------------------------------------------------- 9.ソフトウェアマニュアル一覧 9.1 マニュアル一覧 取扱説明書(IT Report Utility) 9.2 発行年月 取扱説明書の発行日,取扱説明書番号は, IT Report UtilityのReadmeを参照してください。 − 以上 −