P-1M1Z-1111 01-10-K3 ----------------------------------------------------------- P−1M1Z−1111 システム情報採取ツール 01−10 README ----------------------------------------------------------- All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2010 Hitachi, Ltd. 本書では,本ツールをご使用になる際の注意事項を説明いたします。 ご使用の前に必ずお読みください。 本書は改良のため,予告なしに変更することがあります。 他社所有名称に対する表示 ・IBM, AIXおよびPOWERは,米国およびその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標です。 ・HACMPは,米国における米国International Business Machines Corp.の 商標です。 記憶容量等表記 1KB(キロバイト)=1,024バイトです。 1MB(メガバイト)=1,048,576バイトです。 記載項目 1.適用OS/適用機種 2.必須プログラム 3.関連プログラム 4.メモリ所要量およびディスク占有量 5.機能追加・変更内容 6.修正内容 7.一時的制限事項 8.使用上の注意事項 9.システム作成上の注意事項 10.ソフトウェアマニュアル一覧 ----------------------------------------------------------------------- 1.適用OS/適用機種 1.1 適用OS 下記のOSに適用します。 AIX 5L V5.3 AIX V6.1 AIX V7.1 AIX V7.2 AIX 7.3 1.2 適用機種 下記シリーズ中で適用OSが稼働する環境で動作します。 EP8000シリーズ ----------------------------------------------------------------------- 2.必須プログラム AIX 5L V5.3で使用する場合,次に示すパッケージを前提とします。 ・bos.adt.include 5.3.0.3 以上 ・bos.rte.libc 5.3.0.3 以上 ・bos.rte.archive 5.3.0.3 以上 ----------------------------------------------------------------------- 3.関連プログラム なし。 ----------------------------------------------------------------------- 4.メモリ所要量およびディスク占有量 4.1 仮想メモリ容量:13MB(最大) 4.2 ディスク占有量:1974 KB ただし,ディレクトリごとの内訳は以下のとおり。 /opt 1,024 KB /etc 193 KB /usr 449 KB /lpp 100 KB /lpp/save.config 128 KB (一時) /tmp 80 KB (一時) なお,本ツールは次に示すとおり,実行時にもディスクを消費します。 ・/var/opt/hitachi/systoru/log下に出力する実行ログおよび実行履 歴ログファイルとして合計約1MBを消費します。 ・データディレクトリの下に採取資料を出力します。ファイルサイズは 実行環境に依存し,意図的に削除しない限り累積してディスクを消費 します。 ----------------------------------------------------------------------- 5.機能追加・変更内容 01-10で以下の機能を追加・変更しました。 (1)採取する資料を追加しました(詳細は取扱説明書を参照)。 (2)「日立サポート360」のオプションサービスである 「特別体制配備オプション」および「ソフトウェア環境ヘルスチェック オプション」に関する資料を採取する機能を追加しました。 サービスの詳細は,担当営業/SEへお問い合わせください。 (3)クラスタソフトウェアがインストールされていない時に出力される メッセージID「KAIO005-I:HACMP is not installed.」を 「KAIO007-I:can not find the directory, ディレクトリ名.」に変更しま した。 (4)採取資料の採取形態がアーカイブファイルの場合のメッセージ 「KAIS306-I:The archive file has not been compressed. Use a following file as is.」を追加しました。 ----------------------------------------------------------------------- 6.修正内容 [重要度記載項目の説明] 本製品では以下の基準にしたがって重要度を記載します。 ・重要度の定義 該当する問題が発生した場合の業務へ与える影響度の目安を示します。 下記に示した基準にしたがって5段階に分類させていただきます。 重要度 説明 AAA 業務システムの運用が停止し,発生頻度が高い AA 業務システムの運用が停止するおそれがある A 業務システムの運用が停止するおそれはほとんど無い B 業務システムの運用に与える影響が少ない C 業務システムの運用に与える影響はほとんど無い 01-10で修正した問題はありません。 ----------------------------------------------------------------------- 7.一時的制限事項 (1) IBM Advanced POWER Virtualization などの仮想化環境固有の資料採取には 対応していません。 なお,OSにより提供されるVirtualization(仮想化)機能において,マイクロ パーティション機能をサポートしています。 ----------------------------------------------------------------------- 8.使用上の注意事項 (1) 本ツール実行中にCtrl+C等による中断操作を行った場合,最大で3秒程度処 理が終了しない場合があります。 (2) systoruコマンドを実行するホストが,ファイルシステムのクライアントで, 通信障害などによりネットワークファイルシステムが正常に利用できない 場合,下記のメッセージを画面に表示し,採取資料のアーカイブ処理が完 了しないことがあります。 「NFS server server-name not responding still trying」 この場合にはCtrl+C(SIGINT または SIGTERM)によりsystoruコマンドを 中断し,取扱説明書に記載の「3.4.5 systoruコマンドの出力ファイ ル(採取資料)」を参照して採取資料を取得してください。 (3) 本ツールは,システムの障害などの影響により,実行途中で停止する恐れ があります。本ツールをコマンドラインから直接実行する以外の方法で起 動する場合,実行時間の監視(タイマ監視)を行うようにしてください。 監視時間は,本ツールをコマンドラインから直接実行した場合の所要時間 に安全係数(1.5〜2倍)を掛けた値を目安としてください。 設定した監視時間を経過しても本ツールが終了しない場合は,SIGINTまた はSIGTERMを送信して停止してください。なお,もしSIGINTまたはSIGTERM を送信しても終了しない場合は,SIGKILLを送信して停止してください。 本ツールの中断操作にについては,取扱説明書の「5.4.2 中断操作 に関する注意事項」を参照してください。 ----------------------------------------------------------------------- 9.システム作成上の注意事項 9.1 インストール前の注意事項 (1) 事前にインストールに必要な空き容量が十分あること確認してください。 AIX のインストーラはファイルセットのインストール後もシステムを安定 稼動させるために,上記記載の容量以上のディスクスペースを要求します。 事前にsmitの「プレビューだけ行う(インストール操作は行わない)」を 選択することで,そのシステムに必要なディスクスペースの計算結果を確 認することができます。必要に応じて,「スペースが必要な場合ファイル システムを拡張する」を選択し,インストールを完了させてください。 (2) インストールは,rootユーザで実行してください。 9.2 同一バージョン上書きインストール時の注意事項 (1) 既に同じバージョンがインストールされている場合,本ツールのインストー ル実行時に「メディアにインストール可能なソフトウェア・プロダクトが ありません。」というメッセージが表示されます。 ファイルの復旧を目的に同一バージョンを上書きインストールを行いたい 場合は,取扱説明書に記載した「修復インストール」を行ってください。 ただし,次に示す構成定義ファイルは上書きされません。 /etc/opt/hitachi/systoru/config/systoru_conf 構成定義ファイルを初期インストール時の状態に戻したい場合は,次のファ イルをコピーして使用してください。 /opt/hitachi/systoru/template/systoru_conf 9.3 アンインストール時の注意事項 (1) 本ツールのアンインストールは,ユーザがカスタマイズ可能な構成定義ファ イル,本ツールがデフォルトで出力する採取資料のディレクトリ以下,およ び,本ツールのログ出力先ディレクトリ以下をすべて削除します。必要に応 じて構成定義ファイルや採取資料を事前に退避するようにしてください。 (2) 本ツールがデフォルトで出力する採取資料のディレクトリ以下,および,本 ツールのログ出力先ディレクトリ以下を除き,本ツールのインストール先に ユーザが作成したファイルは,アンインストールでは削除しません。不要 な場合は手動で削除してください。 ----------------------------------------------------------------------- 10.ソフトウェアマニュアル一覧 10.1 マニュアル一覧 取扱説明書040929-K3 10.2 発行年月 取扱説明書040929-K3 2023年4月 − 以上 −