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Hitachi

2013.05.17 更新

Hitachi Command Suite製品にCookieヘッダに関する脆弱性(CVE-2012-0053)が存在します。

脆弱性ID

HS13-001

脆弱性の内容

Hitachi Command Suite (HCS)製品が同梱する,WebサーバにCVE-2012-0053の脆弱性が存在します。

HCSサーバ製品に脆弱性を引き起こすHTTPリクエストを送信すると,悪意を持った第三者が,スクリプトにより取得できないはずのHTTP Cookieの情報を取得可能になります。

影響を受けるバージョンを下記に示しますので,対策版の適用または,下記[暫定回避策]による回避をお願いいたします。

対象製品

(凡例)
対象製品名 : 脆弱性が含まれる製品名

対象バージョン :

プラットフォーム
脆弱性が含まれるバージョン

対象製品名 : Hitachi Device Manager Software
対象製品名 : Hitachi Tiered Storage Manager Software
対象製品名 : Hitachi Replication Manager Software
対象製品名 : Hitachi Tuning Manager Software

対象バージョン :

Windows
7.4.1-00 未満
Solaris(SPARC)
7.4.1-00 未満
Solaris(Opteron)
7.4.1-00 未満
Linux(RHEL)
7.4.1-00 未満
Linux(SLES)
7.4.1-00 未満

対象製品名 : Hitachi Provisioning Manager Software

対象バージョン :

Windows
7.0.0-00 未満
Solaris(SPARC)
7.0.0-00 未満
Solaris(Opteron)
7.0.0-00 未満
Linux(RHEL)
7.0.0-00 未満
Linux(SLES)
7.0.0-00 未満

対象製品名 : Hitachi Global Link Manager Software

対象バージョン :

Windows
7.4.1-00 未満

対策版の提供

(凡例)
対象製品名 : 脆弱性の対策済み製品名

対策バージョン :

プラットフォーム
脆弱性の対策バージョン 対策版提供日

対象製品名 : Hitachi Device Manager Software
対象製品名 : Hitachi Tiered Storage Manager Software
対象製品名 : Hitachi Replication Manager Software
対象製品名 : Hitachi Tuning Manager Software

対策バージョン(*1) :

Windows
7.4.1-00 2013.02.15
Solaris(SPARC)
7.4.1-00 2013.02.15
Solaris(Opteron)
7.4.1-00 2013.02.15
Linux(RHEL)
7.4.1-00 2013.02.15
Linux(SLES)
7.4.1-00 2013.02.15

対象製品名 : Hitachi Global Link Manager Software

対策バージョン(*1) :

Windows
7.4.1-00 2013.02.15

セキュリティ対策版は改良版にて提供いたします。
「改良版の提供について」のWebページをご参照いただき,手順に従ってご入手ください。
(改良版の入手にはサポートサービスの契約が必要です)

*1
対策版は,新規,アップグレード,[暫定回避策]適用前,適用後に関わらず,本脆弱性を対策します。[暫定回避策]適用後に対策版をインストールされる場合も,[暫定回避策]の設定を戻す必要はありません。
また,対策版をインストール後,[暫定回避策]に記されている設定がされていないこともありますが,同梱するWebサーバにて対策していますので,[暫定回避策]を実施する必要はありません。

暫定回避策

この脆弱性に対して下記の暫定回避策があります。対策版を適用するまでの間,暫定回避策を実施していただくようお願いいたします。

httpsd.confファイルの行(ErrorDocument 417 "Expectation Failed")の次の行に,(ErrorDocument 400 "Bad Request")を追記してください。
httpsd.confの変更は,HCS製品のサービスを停止し,ファイルをバックアップしてから行ってください。
サービスの停止・再起動の方法につきましては,製品マニュアル,およびサポート契約者サイトを参照してください。

ただし,(ErrorDocument 400 "Bad Request")の行が既に存在する場合は,追加する必要はありません。
また,以下の製品のバージョンでは,(ErrorDocument 400 "Bad Request)の最後の"(ダブルクウォート)をつけずに,ファイルの最終行に追記してください。

  - Hitachi Device Manager Software
  - Hitachi Provisioning Manager Software
      5.9.0-00 未満 (Windows/Linux/Solaris(SPARC))

  - Hitachi Tiered Storage Manager Software
  - Hitachi Replication Manager Software
  - Hitachi Tuning Manager Software
      5.9.0-00 未満 (Windows/Solaris(SPARC))

  - Hitachi Global Link Manager Software
      6.0.0-00 未満 (Windows)

更新履歴

2013.05.17
[対策版の提供]を更新しました。
2013.01.18
このセキュリティ情報ページを新規作成および発信しました。
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