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Hitachi

2014.05.14 更新

ステータス情報表示機能にクロスサイトスクリプティング脆弱性(CVE-2007-6388)が存在します。

脆弱性ID

HS08-016

脆弱性の内容

不正なスクリプトが含まれたリクエストを受信した場合,Hitachi Web Serverが生成するステータス情報表示画面にその不正なスクリプトが追加され,それがクライアント上で実行されることがあります。
悪意のある第三者からの攻撃により,上記の問題が発生する可能性があります。影響を受けるバージョンを下記に示しますので,[暫定回避策]による回避,または対策版の適用をお願いいたします。なお,ステータス情報表示機能を使用していない場合は,本脆弱性は発生しません。

対象製品

(凡例)
対象製品名 : 脆弱性が含まれる製品名

対象バージョン :

プラットフォーム
脆弱性が含まれるバージョン

対象製品名 : Hitachi Web Server

対象バージョン :

HP-UX(10.20以前)
01-00 - 01-02-/D(*1)
HP-UX(11.00以降)
01-00 - 01-02-/D(*1), 02-00 - 02-04-/B, 03-00 - 03-00-01
HP-UX(IPF)
02-02 - 02-04-/B, 03-00 - 03-00-01
Windows
02-00 - 02-04-/D, 03-00 - 03-00-03, 03-10 - 03-10-01
Windows(IPF)
02-03 - 02-04-/A(*2)
Solaris
01-00 - 01-02-/D(*1), 02-00 - 02-04-/B, 03-00 - 03-00-01
Linux
01-01 - 01-01-/D(*1), 02-00 - 02-00-/A(*1), 02-02 - 02-06-/A, 03-00 - 03-00-01, 03-10
Linux(IPF)
02-02 - 02-04-/C, 03-00 - 03-00-01, 03-10
TurboLinux Server 6 for MP Series
01-01(*2)
TurboLinux 7 Server for AP8000
02-00(*2)
AIX
01-02 - 01-02-/E(*1), 02-00 - 02-04-/B, 03-00 - 03-00-01, 03-10
*1
本バージョンをお使いの方は,後継製品へのバージョンアップをお願いいたします。
*2
本バージョンをお使いの方は,サポートサービス窓口へご相談願います。

また本問題は,Hitachi Web Serverがバンドルされる下記のCosminexus製品にも該当します。Cosminexus製品に含まれるHitachi Web Serverのバージョン,及びCosminexus製品の対策バージョンについては,サポートサービス窓口へご相談願います。

■Cosminexus V7

対象製品名 : uCosminexus Application Server Enterprise
対象製品名 : uCosminexus Application Server Standard

対象バージョン :

HP-UX
07-10 - 07-10-01
HP-UX(IPF)
07-00, 07-10 - 07-10-03
Windows
07-00 - 07-00-03, 07-10 - 07-10-01, 07-20 - 07-20-03, 07-50 - 07-50-03, 07-60 - 07-60-02
Solaris
07-00 - 07-00-01, 07-10
Linux
07-00 - 07-00-02, 07-10 - 07-10-01, 07-50 - 07-50-01, 07-60 - 07-60-01
Linux(IPF)
07-10 - 07-10-01, 07-60 - 07-60-01
AIX
07-00 - 07-00-01, 07-10 - 07-10-01, 07-50 - 07-50-02, 07-60 - 07-60-01

対象製品名 : uCosminexus Service Platform

対象バージョン :

Windows
07-00 - 07-00-03, 07-10 - 07-10-01, 07-20 - 07-20-03, 07-50 - 07-50-03, 07-60 - 07-60-02
Linux
07-00 - 07-00-02, 07-10 - 07-10-01, 07-50 - 07-50-01, 07-60
AIX
07-10 - 07-10-01, 07-50 - 07-50-02, 07-60

対象製品名 : uCosminexus Developer Professional
対象製品名 : uCosminexus Developer Standard

対象バージョン :

Windows
07-00 - 07-00-03, 07-10 - 07-10-01, 07-20 - 07-20-03, 07-50 - 07-50-03, 07-60 - 07-60-02

対象製品名 : uCosminexus Developer Light

対象バージョン :

Windows
07-60 - 07-60-02

対象製品名 : uCosminexus Service Architect

対象バージョン :

Windows
07-00 - 07-00-03, 07-10 - 07-10-01, 07-20 - 07-20-02, 07-50 - 07-50-03, 07-60 - 07-60-02

■Cosminexus V6.7

対象製品名 : uCosminexus Application Server Enterprise

対象バージョン :

HP-UX
06-70 - 06-70-/D
HP-UX(IPF)
06-70 - 06-70-/K
Windows
06-70 - 06-70-/D, 06-71 - 06-71-/D
Windows(IPF)
06-70 - 06-70-/A
Solaris
06-70 - 06-70-/D
Linux
06-70 - 06-70-/E, 06-71 - 06-71-/F
Linux(IPF)
06-70 - 06-70-/F
AIX
06-70 - 06-70-/I

対象製品名 : uCosminexus Application Server Standard

対象バージョン :

HP-UX
06-70 - 06-70-/D, 06-72 - 06-72-/B
HP-UX(IPF)
06-70 - 06-70-/K
Windows
06-70 - 06-70-/D, 06-71 - 06-71-/D
Windows(IPF)
06-70 - 06-70-/A
Solaris
06-70 - 06-70-/D
Linux
06-70 - 06-70-/E, 06-71 - 06-71-/F
Linux(IPF)
06-70 - 06-70-/F
AIX
06-70 - 06-70-/I

対象製品名 : uCosminexus Developer Professional
対象製品名 : uCosminexus Developer Standard
対象製品名 : uCosminexus Developer Light

対象バージョン :

Windows
06-70 - 06-70-/D, 06-71 - 06-71-/D

■Cosminexus V6

対象製品名 : Cosminexus Application Server Enterprise Version 6
対象製品名 : Cosminexus Application Server Standard Version 6

対象バージョン :

HP-UX
06-00 - 06-00-/E, 06-50 - 06-50-/F
HP-UX(IPF)
06-00 - 06-00-/E, 06-50 - 06-50-/E
Windows
06-00 - 06-00-/I, 06-02 - 06-02-/G, 06-50 - 06-50-/F, 06-51 - 06-51-/K
Windows(IPF)
06-00, 06-51
Solaris
06-00 - 06-00-/A, 06-50 - 06-50-/C
Linux
06-00 - 06-00-/D, 06-02 - 06-02-/F, 06-50 - 06-50-/C, 06-51 - 06-51-/E
Linux(IPF)
06-00 - 06-00-/B, 06-02 - 06-02-/D, 06-50 - 06-50-/B, 06-51 - 06-51-/B
AIX
06-00 - 06-00-/I, 06-50 - 06-50-/H

対象製品名 : Cosminexus Developer Professional Version 6
対象製品名 : Cosminexus Developer Standard Version 6
対象製品名 : Cosminexus Developer Light Version 6

対象バージョン :

Windows
06-00 - 06-00-/I, 06-02 - 06-02-/G, 06-50 - 06-50-/F, 06-51 - 06-51-/K

■Cosminexus V5以前

対象製品名 : Cosminexus Application Server Version 5

対象バージョン :

HP-UX
05-00 - 05-00-/C, 05-02 - 05-02-/E, 05-05 - 05-05-/H
Windows
05-01 - 05-01-/L, 05-05 - 05-05-/P
Linux
05-05 - 05-05-/I
AIX
05-00 - 05-00-/S, 05-05 - 05-05-/N

対象製品名 : Cosminexus Developer Version 5

対象バージョン :

Windows
05-01 - 05-01-/L, 05-05 - 05-05-/P

対象製品名 : Cosminexus Server - Standard Edition Version 4

対象バージョン :

HP-UX
04-01
Solaris
04-01
AIX
04-01

対象製品名 : Cosminexus Server - Web Edition Version 4

対象バージョン :

HP-UX
04-01
Solaris
04-01

対象製品名 : Cosminexus Server - Enterprise Edition
対象製品名 : Cosminexus Server - Standard Edition
対象製品名 : Cosminexus Server - Web Edition

対象バージョン :

HP-UX
03-00 - 03-05
Solaris
03-00 - 03-05

対策版の提供

(凡例)
対象製品名 : 脆弱性の対策済み製品名

対策バージョン :

プラットフォーム
脆弱性の対策バージョン 対策版提供日

対象製品名 : Hitachi Web Server

対策バージョン :

HP-UX(11.00以降)
02-04-/F 2009.01.05
03-00-07 2012.05.07
HP-UX(IPF)
02-04-/E 2008.04.28
03-00-04 2008.11.17
Windows
02-01-/B 2011.08.17
02-04-/F 2009.01.28
03-00-05 2010.06.18
03-10-03 2009.03.17
Solaris
02-04-/F 2009.05.07
03-00-07 2011.12.05
03-10-04 2010.01.22
Linux
02-06-/F 2009.01.30
03-00-06 2011.03.09
03-10-04 2009.09.14
Linux(IPF)
02-04-/F 2009.04.10
03-00-06 2011.04.15
03-10-09 2011.04.22
AIX
02-04-/E 2008.06.03
03-00-05 2010.06.29
03-10-09 2011.02.23

セキュリティ対策版は改良版にて提供いたします。
「改良版の提供について」のWebページをご参照いただき,手順に従ってご入手ください。
(改良版の入手にはサポートサービスの契約が必要です)

暫定回避策

この脆弱性に対して下記の暫定回避策があります。対策版を適用するまでの間,以下のいずれかの暫定回避策を実施していただくようお願いいたします。

  1. ステータス情報表示機能を無効にする。
  2. 1.ができない場合,以下の設定例のように,LoadModuleディレクティブおよびHeaderディレクティブを指定する(*3)(*4)(*5)。
      (設定例)
        UNIX版 :
          LoadModule headers_module libexec/mod_headers.so
          <Location /server-status>
            SetHandler server-status
            Header unset Refresh
            Order deny,allow
            Deny from all
            Allow from 192.168.0.1 (管理者用端末のIPアドレス)
          </Location>
    
        Windows版 :
          LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
          <Location /server-status>
            SetHandler server-status
            Header unset Refresh
            Order deny,allow
            Deny from all
            Allow from 192.168.0.1 (管理者用端末のIPアドレス)
          </Location>
    
*3
Hitachi Web Serverのバージョンが03-00以降の場合のみ,実施可能です。
*4
この指定を行った場合,ステータス情報表示機能のURL指定において,「refresh=更新間隔」が機能しなくなります。
*5
ステータス情報表示機能を使用する場合,上記設定例のようにOrderディレクティブ,Denyディレクティブ,Allowディレクティブを指定し,管理者以外がステータス情報表示機能にアクセスできないように設定してください。

更新履歴

2014.05.14
CVE番号に関する情報を追加しました。
2012.05.14
[対策版の提供]を更新しました。
2011.12.28
[対策版の提供]を更新しました。
2011.10.19
[対策版の提供]を更新しました。
2011.04.26
[対策版の提供]を更新しました。
2011.03.23
[対策版の提供]を更新しました。
2011.02.28
[対策版の提供]を更新しました。
2010.07.12
[対策版の提供]を更新しました。
2009.06.04
[対策版の提供]を更新しました。
2008.11.12
暫定回避策を修正しました。
2008.07.04
このセキュリティ情報ページを新規作成および発信しました。
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