日立ミドルウェア製品の Red Hat Enterprise Linux Version 5 
(以下 Red Hat Enterprise Linux 5 と略します) の対応状況についてお知らせします。
Red Hat Enterprise Linux 5 対応方針
  - 日立ミドルウェア製品がサポートする Red Hat Enterprise Linux 5 は以下の通りです。
    
      - Red Hat Enterprise Linux (x86) / (AMD/Intel 64) / (Intel Itanium)
 
      - Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform (x86) / (AMD/Intel 64) / (Intel Itanium)
 
    
    
 
  - Red Hat Enterprise Linux 5 では、Red Hat Enterprise Linux 4 の変更を引き継ぎ、OSの日本語ロケール(文字コード)は UTF-8 でのサポートとなっております。
      このため、日立ミドルウェア製品でも、Red Hat Enterprise Linux 5 では原則 UTF-8 をサポートします。
      UTF-8化に伴うAPPやユーザアプリケーションへの影響については、
      「OSの日本語ロケールがUTF-8になることに伴う注意事項/留意事項」 を参照願います。 
Red Hat Enterprise Linux 5 対応状況
日立ミドルウェア製品では、Red Hat Enterprise Linux 4 対応製品の最新バージョンもしくは後継製品にて、Red Hat Enterprise Linux 5 に対応しています。
個々の製品の状況については、次に示す一覧を参照願います。
OSの日本語ロケールがUTF-8になることに伴う注意事項/留意事項
  - Red Hat Enterprise Linux 4 以降では、OSインストール時の日本語ロケールが UTF-8 となります。
      また、OSのロケール自体を UTF-8以外 に変更する運用は保証されておりません。
      このため、UTF-8以外の文字コードで Red Hat Enterprise Linux 4 以降に対応する製品をご利用いただく場合、
      製品個別にロケール動作環境を設定する必要があります。
      (各プロセスに対して環境変数設定を行えば複数ロケールの共存が可能です。また、当該製品以外のロケール動作環境へは影響しません。)
      本設定は各製品の起動スクリプトなどにより行いますが、詳細は各製品ドキュメントやソフトウェア添付資料等を参照ください。
 
  - UTF-8 サポート製品と EUC サポート製品を混在運用する場合、システムログに出力される情報などで文字コードが混在することになります。
      このため、上記ログ情報を参照する場合、参照プログラムが動作する文字コード以外のログ情報は文字化けして参照できない場合が
      ありますのでご注意願います。なお、OSのログ情報は UTF-8 で出力されます。
 
  - ライブラリを提供する製品は、原則 UTF-8 でのサポートとします。
      これは、APPやユーザアプリケーションなどの上位アプリケーションへの影響を考慮したためです。
       (例えば、ライブラリ製品が Red Hat Enterprise Linux 4 で EUC をサポートし今後のバージョンで UTF-8 対応すると、
        UTF-8 対応バージョンに入れ替えた時点で、上位アプリケーションの再リンケージや、
        文字コードを意識するAPP/ユーザアプリケーションでは作り直しが発生します。)
      したがって、Red Hat Enterprise Linux 4 以降では、文字コードに依存するAPP/ユーザアプリケーションを開発する場合、
      UTF-8 への対応が必要となります。