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属人化の解消と運用品質の向上を実現― HULFT SquareとJP1のジョブ管理を組み合わせて
システム間のデータ連携を伴う業務を自動化

JP1のジョブ管理とは、以下のサービスおよび製品です

  • [サービス] JP1 Cloud Service/Job Management
  • [製品] JP1/Automatic Job Management System 3(JP1/AJS3)

近年では、複数のシステムをつなぎ、データのやり取りや変換を柔軟に行えるiPaaS(Integration Platform as a Service)を
システム間のデータ連携手段として利用することが一般的になっています。
純日本製のiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)HULFT Squareは、
各種クラウドサービスやオンプレミスなど、多種多様なシステム間のセキュアでスムーズなデータ連携を実現します。

一方、実際のデータ連携の前後には、企業の実務に根ざした複雑な要件が存在します。
実行順序の調整や複数データの「揃い」待ち、営業日や月末などの条件によるフロー切り替え、
前処理の実行結果に応じた分岐や、障害時の部分再実行などです。

JP1のジョブ管理は、HULFT Squareのデータ連携処理と、
その前後にある業務プロセス全体を統合的に制御。
企業固有の運用ルールに合わせた、確実で柔軟な業務フローの自動化を実現します。

本特集では、現場で顕在化しやすい課題を整理し、HULFT SquareとJP1のジョブ管理の連携が、
運用効率と品質をどのように高めるのかをご紹介します。

顕在化しやすい運用課題

HULFT Squareは、システム間のデータ連携を確実に行う強力なサービスです。
しかし、その前後に存在する業務処理には、企業ごとに異なる実務ロジックが数多く存在します。
こうしたロジックは標準化されておらず、
運用担当者の工夫で成り立っているケースも少なくありません。

たとえば次のような課題が発生しがちです。

完了を待たないと
業務が進められない
  • 特定ファイルが揃うまで、後続処理を開始できない
  • 複数連携処理の完了を“待ち合わせ”したうえで業務を進めたい
  • 連携結果(成功/警告/失敗)に応じて後続処理を切り替えたい
日付・営業日・イベントによる
業務切り替えが多い
  • 月末・月初だけ、処理順序を変更したい
  • 営業日/非営業日で業務内容を変えたい
  • 期末処理だけ例外ルールが存在する
システム横断の調整が必要
  • 他の業務システムとHULFT Squareを連携し効率的なデータ処理を実現したい
  • 他の業務システム処理の延長でHULFT Squareのデータ連携を実行したい
  • HULFT Squareのデータ連携処理の完了結果を受けて、次工程に進めたい
障害発生時の現状把握・復旧が難しい
  • どこまで処理が成功しているのか分かりづらい
  • 失敗した箇所以外は再実行したくない
  • 復旧方法が属人化し、担当者依存になっている

JP1のジョブ管理と連携することで、
こうした業務制御と運用調整の課題を解消できます

HULFT SquareとJP1のジョブ管理連携で実現する価値

HULFT SquareとJP1のジョブ管理連携

データ連携と業務処理を一体として捉え、
クラウド・オンプレミスに分散する業務フロー全体を統合的に制御、
一括管理を可能にします。

クラウドシフトする業務システム

HULFT Squareが担うデータ連携処理と、
その前後に続く業務処理をJP1のジョブ管理が制御することで、
企業運用は接続性・柔軟性・復旧性の3つの観点で大きく向上します。

連携することによるメリット

接続性 接続性
データ連携と業務処理を
切れ目なくつなぎ
スムーズなデータ処理を実現
柔軟性 柔軟性
実運用の複雑な条件・
例外処理をシステム化し
運用の属人化を解消
接続性 接続性
障害時の可視化と
迅速な復旧により
業務継続性を向上

連携メリットとそれを支える機能

【接続性】
データ連携と業務処理を切れ目なくつなぐ

HULFT Squareがいくら確実にデータを届けても、その後の業務処理の開始タイミングが人手に依存していては、全体の運用は安定しません。実際の現場では「ファイルが揃ったかを確認してから開始」「連携完了の通知を複数システムから収集する」「遅延が出た場合の調整」といった作業が発生し、これが運用品質を左右する大きな要因となっています。

JP1のジョブ管理は、HULFT Squareの処理完了を「業務全体を動かすための正確なシグナル」として扱い、複数ファイルの待ち合わせ、オンプレミス/クラウド環境の橋渡し、後続処理の自動制御までを一貫して担います。
これにより、従来は担当者の判断に委ねられていた開始タイミングが標準化され、データ連携と業務処理がひとつの流れとして切れ目なく動く運用を実現します。

需要予測に基づく発注処理

HULFT Squareの特徴

  • ノーコード開発によるGUI操作で、コードを記述することなく直感的にデータ連携フローを作成
  • 内製化支援により企業の開発チームが自らデータ連携を構築・運用することが可能
  • クラウドベースのプラットフォームサービスとして、ローコストでの導入・運用を実現

このメリットを支える機能

業務処理とデータ処理をつなぐ業務フローはローコードで開発可能
日立が提供するサンプルコンテンツを利用することで、複雑なスクリプト開発をせずに、GUI画面から定義可能です。

業務処理とデータ処理をつなぐ業務フローはローコードで開発可能

  • ファイル到着・更新をトリガーに後続処理を開始
  • 複数連携処理の「揃い待ち」を自動化
  • データ加工 → 統合 → 帳票生成 → ERP反映など一連のフローを連動
  • 連携完了ステータス(成功/警告/失敗)に応じて処理を分岐

【柔軟性】
実運用の複雑な条件・例外処理に柔軟に対応

業務処理は、単純な「連携完了後に次を実行する」だけでは完結しません。月末・月初の異なる処理順序、営業日/非営業日の分岐、特定拠点の締め時間、障害発生時の専用ルートなど、企業ごとに積み重ねられてきた実務ロジックが多数存在し、そのどれもが日常運用の中で不可欠な要素となっています。

JP1のジョブ管理はこれらの「複雑だが現場にとって欠かせないルール」を、業務フローとして表現できます。
時間・日付・ステータス・ファイル揃い・完了通知・データファイルの更新イベントなどを組み合わせた条件式、通常系/例外系ルートの分岐設計、個別拠点のスケジュール管理まで、正確に反映できるため、属人的な判断が不要となり、現場ロジックが全社的な仕組みとして機能するようになります。

このメリットを支える機能

企業のカレンダーや業務スケジュールに合わせた実行
月末・月初/営業日・休業日を基本としたカレンダーをベースに、月次、週次、特定日、休業日振り替えなど、 拠点ごとのカレンダーや業務のスケジュールに合わせて実行を制御します。

企業のカレンダーや業務スケジュールに合わせた実行

カレンダー/スケジュール × ファイル揃い × イベントの発生を契機に処理を開始するなどの複合条件を設定可能
企業カレンダーや業務スケジュールに加え、複数ファイルの到着、ファイル更新やメールの受信などのイベント発生を契機に処理を実行するなど、実務に即した開始条件を柔軟に設定できます。

カレンダー/スケジュール×ファイル揃い×イベントの発生を契機に処理を開始するなどの複合条件を設定可能

待ち合わせ、分岐、正常・エラーの振り分け、などの実行条件に基づいて処理を自動実行
複数の処理が終了するのを待ち合わせて次の処理を開始したり、処理結果によって次に行う処理を切り替えたりするなど、実行条件が複雑な業務フロー開発も容易に実現します。

待ち合わせ、分岐、正常・エラーの振り分け、などの実行条件に基づいて処理を自動実行

  • APIレスポンス(成功/要再実行/失敗)による分岐制御
  • 他システムの完了通知をトリガーに後続処理を実行
  • 障害発生時は専用フローへ退避させる例外処理

HULFT Squareのデータ連携処理やデータ連携先が増えた場合の業務フロー変更もスムーズに実現

業務が変更になった場合は、新しい業務に切り替える日時をあらかじめ設定しておくと、運用中の業務を止めずに、自動的に業務を切り替えられます。

HULFT Squareのデータ連携処理やデータ連携先が増えた場合の業務フロー変更もスムーズに実現

【復旧性】
障害時の可視化と迅速な復旧

データ連携と業務処理が複数システムに分散しているほど、障害発生時に「どこまで成功していて、どこから止まったのか」を把握することは極めて困難です。

JP1のジョブ管理は、HULFT Squareの連携処理も含めた業務全体を一つのフローとして可視化し、失敗箇所から再実行できる環境を整えます。前後関係が明確なため影響範囲を正しく判断でき、ログも体系的に残るため原因分析も迅速に行えます。

これにより、障害時の対応が「その人にしかできない作業」から、誰でも間違いなく対応できる標準化されたオペレーションへと変わり、業務継続性が向上します。

このメリットを支える機能

スクリプトの分割&ジョブ管理により複数リカバリポイントを設定可能
データ処理フローを分割しておくことで、分割した処理単位で実行状況を把握でき、再実行が必要な処理だけをピンポイントで実行したり、途中の処理から実行するといったことができます。

スクリプトの分割&ジョブ管理により複数リカバリポイントを設定可能

状況確認と対象業務の中断・保留・再開操作を同じ画面で実施
どこで問題が発生しているか、成功/失敗/未完了という明確な表示で容易に特定でき、対象業務の中断・保留などの対処をスムーズに行えます。問題解決後は、中断・保留したところから業務を再開できます。

状況確認と対象業務の中断・保留・再開操作を同じ画面で実施

まとめ

HULFT Square・JP1のジョブ管理連携とは

データ連携と業務処理を一体として捉え、
クラウドとオンプレミスにまたがる業務フローを統合的に制御する仕組みです。

HULFT Squareのデータ連携基盤にJP1のジョブ管理による業務制御を組み合わせることで、
運用全体の接続性・柔軟性・復旧性が高まり、
“自動化・可視化・安定化”の3つの軸で、大きく進化します。

この連携で実現できること

  • 複雑な業務ロジックの自動化
  • クラウド/オンプレミス混在環境での業務の安定実行
  • 障害発生時の復旧時間を短縮
  • 運用品質・再現性の向上と属人化の解消

HULFT SquareとJP1のジョブ管理の連携は、
金融、製造、公共、流通など、多くの業種で採用が検討されています。
ぜひこの機会に、運用課題の整理と併せて、導入をご検討ください。

HULFT Square × JP1のジョブ管理について、さらに詳しくお知りになりたい方は、どうぞ下記フォームより気軽にご相談ください。

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【お問い合わせ対象】

  • [サービス] JP1 Cloud Service/Job Management
  • [製品] JP1/Automatic Job Management System 3(JP1/AJS3)

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