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もう「インシデント対応」に時間をかけない。 JP1×AIで「止まらないIT運用」を実現!

システム運用の現場では、インシデント対応の遅れがビジネスに直結する重大なリスクとなっています。
DX推進やクラウド化により運用は複雑化し、アラートの氾濫や属人化した対応フローが課題となる中、
いかに迅速かつ確実に対応できるかが、企業の競争力を左右します。

本記事では、JP1が提供する「インシデント対応迅速化ソリューション」と、
その最新機能である生成AI連携による革新的なアプローチをご紹介します。

「インシデント対応の迅速化」が求められる理由

デジタル化の進展、ネットワークの急速な拡大が進む中、
クラウドやコンテナなどの利用でITインフラは複雑化し、インシデント数も増加。
運用部門の負担は急増しており、さまざまなリスクへの対策が求められています。

障害が発生した際に起こりうるリスク

  • 業務停止による損失
  • データ破損・消失
  • 障害復旧対応にかかる
    コストの増大
  • 顧客からの信頼低下

システムの障害によって企業は多大なダメージを受ける

SLA遵守・セキュリティリスク回避には、「インシデント対応の迅速化」が欠かせない

現場の課題

アラートは増える一方で、重要度の判断に時間がかかり、属人化した対応フローが負荷を高めています。
複雑なマニュアル検索や、複数ツールを跨いだ運用も対応遅延の原因。
“わかってはいるが改善できない”状況が、現場に慢性的な疲弊を生んでいます。

その原因は、
障害対応迅速化のための自動化の範囲が限定的で、ナレッジ共有・運用改善の仕組みがないことです。

従来のインシデント対応迅速化における課題

従来のインシデント対応迅速化における課題

JP1 インシデント対応迅速化ソリューション

インシデント対応を迅速化するためには、生成AI活用による
自動化やナレッジ共有などの、新しい運用モデルが必要
です。

インシデント対応の迅速化にはJP1

JP1は監視統合、アラート判別、初動対応、復旧、ナレッジ蓄積までを一気通貫で支援し、
インシデント対応の全工程を加速します。
生成AIの活用により、初動対応案の提示やナレッジ自動生成も実現し、
現場の判断負荷と作業量を大幅に軽減します

障害対応の迅速化に向けた新しい運用モデルと対応するソリューション

障害対応の迅速化に向けた新しい運用モデルと対応するソリューション

障害の予兆検知から一時対処の自動化・対処案の提示や
自動通報、改善、ナレッジの蓄積が可能に!

ソリューション詳細

JP1は、監視・検知から初動、復旧、再発防止までをつなぎ、インシデント対応を一気通貫で効率化します。
新たにAI活用を組み合わせることで、現場の判断負荷を減らし、対応速度と品質を底上げします。

1. インシデントを見逃さない:監視統合と可視化・予兆検知

予兆検知・アノマリー検知
過去のデータを基に障害の予兆を検知。
発生しそうな問題や、いつもと異なる状況を把握して事前に対策することで、障害を未然に防止できます。

稼働状況の監視(統計解析)

稼働状況の監視(統計解析)

統合監視と可視化
重要障害発生時、どのビジネスやサービスに影響があるかを、ひと目で判断できます。
稼働率や重要イベントの発生傾向などから、システムの現状把握や改善ができます。

統合監視と可視化

2. 要対応アラートだけを判別:フィルタリングと優先度付け

フィルタリング
ルールベースフィルタやAIによるフィルタの活用で、膨大なイベントから“対応が必要な通知だけ”を精度高く選び抜き、運用者の負荷を大幅に減らします。

フィルタリング

※AIフィルタ(AIエージェント)は、現在開発中です。

イベントの集約表示・重大度を色で表示
大量のイベントの集約表示で、監視オペレーターの負担を軽減。
またイベントの内容から重大度を自動で判定し、重大度に応じた色分けで画面に表示。
業務停止につながるような重要イベントの発生を、ひと目で確認できます。

イベントの集約表示・重大度を色で表示

3. 初動対応を遅らせない:マニュアル自動引き当て・一時対処の提案・自動通報

マニュアルの自動引き当て・初動対応の提示
IT運用者は生成AIをアシスタントとして、運用マニュアルなどの自社運用ナレッジを対話形式でシームレスに参照可能に。迅速なトラブルシュートを実現します。
さらに、複数システムを統合運用する大規模システムにおいても、自社内の複数環境のナレッジ情報を横断しての判断・回答などを、生成AIが支援します。

運用マニュアルから初動対応案を提示(生成AI)

*
生成AIアシスタント(生成AI連携機能)を使用する場合、生成AI環境はお客さま環境に構築していただく必要があります。
本機能は、JP1 Cloud Service システム管理で提供します。JP1/Integrated Management 3では利用できません。
一時対処の提案・実行
イベント内容やシステムの状況に応じて、蓄積した運用ルールやナレッジに基づく複数の対処案を提示。
担当者は、提案内容の中から業務の影響範囲や緊急性をもとに、最適な対処方法を選択できます。

一時対処の提案・実行

自動通報
利便性の高いさまざまな通知手段を、クラウドサービスにて提供。
システムの異常発生を適切な通知先・通知手段で確実に通報し、迅速な対処を促します。
また、より確実、迅速に通知するためのエスカレーション順序の自動調整機能も標準装備しています。

自動通報

4. 迅速な復旧対応:インシデント管理・ナレッジ活用

インシデント管理・ナレッジ活用
インシデントの発生から復旧完了までの一連の対応を、一つの流れとして管理できます。
対応中のやり取りはチャット形式で集約され、関係者間で状況や判断内容をリアルタイムに共有可能です。情報の分断を防ぐことで、判断の迷いを減らし、復旧までのリードタイム短縮を実現します。また、対応画面から過去の障害対応事例や運用ノウハウをFAQ形式で即座に参照できます。現場で発生したインシデントに対し、「過去にどう対応したか」「有効だった手順は何か」をその場で確認できるため、属人化を排除し、経験の浅い担当者でも迅速かつ一定品質の復旧対応を行えます。

インシデント管理・ナレッジ活用

5. 運用の改善・統制強化:ナレッジ管理・証跡管理・SLAモニタリング

ナレッジ管理
生成AIを活用して、インシデントチケットからナレッジの自動生成・更新ができます。
ナレッジを効率的に蓄積でき、それらをもとに、自動化可能な範囲の拡大やフィルター設定の改善など、運用プロセスの最適化もスムーズに進められます。

ナレッジ管理

証跡管理
復旧対応に伴うシステム変更について、チェックリストやPlaybookの実行ログを一元管理します。証跡を体系的に残すことで、監査対応や事後検証を容易にし、「誰が・いつ・何をしたか」を明確にできる、統制の取れた運用を実現します。

証跡管理

SLAモニタリング
チケット管理機能により、インシデント対応におけるSLA(Service Level Agreement)の順守状況をリアルタイムにモニタリングできます。運用状態を客観的に可視化し、改善ポイントを明確にする指標として活用可能です。顧客やインシデントの重要度に応じて、適用すべきSLA条件を柔軟に設定でき、各チケットごとに順守状況を確認できます。
また、SLAには対応期限だけでなく警告しきい値も設定でき、残り時間がしきい値を下回った場合は担当者へ即座に通知。対応遅延の防止と、品質安定につながる運用を実現します。

SLAモニタリング

生成AI × JP1活用事例

金融業界
お客さま環境のAmazon Bedrockと連携。
運用マニュアル(約10,000手順)における32ケース中、29ケースにおいて
意図した回答を得られ、障害対処の迅速化の効果を検証。

生成AI × JP1 活用事例

なぜJP1なのか?

国内商品ならではのサポート品質
長期サポート体制と、全国に多数いる認定技術者による支援で安定運用を継続的にバックアップ。国内商品らしいきめ細かな対応で、導入後も安心して運用が可能です。
長年のミッションクリティカル運用実績
1994年の提供開始以来、金融や官公庁を含む重要業務システムで長期にわたり採用され、高い信頼性と品質が評価されています。複雑な環境にも対応し、基幹業務を支える実績を蓄積してきました。
信頼のSaaS提供
歴史と実績を持つJP1の豊富な機能と運用ノウハウを、SaaSにて活用いただけます。業種や規模を問わず、幅広い企業に導入されています。
高い統合性
Windows、Linux、仮想化、クラウドなど多様な環境に適応し、最新基盤にも柔軟に対応。異なるシステムやバージョンを統合的に扱えるため、全体最適の運用を構築しやすくなっています。

まとめ

インシデント対応は複雑化し、迅速で確実な対処がこれまで以上に重要になっています。

JP1は、

  • 監視統合と予兆・アノマリー検知による「見逃さない」運用の実現
  • AIフィルタリングと自動化による、必要なアラートだけを正確に選別
  • 生成AIを活用した初動対応案の提示と、迅速な復旧を支えるナレッジ活用
  • ナレッジ自動生成やSLAモニタリングによる再発防止と継続的な改善

といったアプローチを通じて、
障害対応のスピードと品質を高め、安定稼働を支える新しい運用モデルを提示します。

今後も、クラウドやハイブリッド環境を含む多様で複雑なシステムを支えながら、
ガバナンスとオブザーバビリティを備えた、より自律的で効率的な運用基盤へと進化していきます。

JP1は、
「止めないIT運用」を実現するための基盤として、
次世代の運用現場に求められる対応力向上・工数削減・ビジネス継続性の
強化を支えていきます。

本記事では、JP1×AIによるインシデント対応迅速化の最新アプローチをご紹介しました。より具体的な活用方法や、自社環境での適用イメージを知りたい方、見積請求をしたい方は、どうぞ下記フォームより気軽にご相談ください。

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