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HiRDB:基本仕様

機能一覧

機能一覧
  機能名/特長 説明
高性能 パラレルサーバ サーバ間でリソースを共有しないShared Nothing方式により、高いスケーラビリティーを実現。
デファードライト処理の並列WRITE デファードライトの書き込み処理を複数のプロセスで並列に実行し、ディスクへの書き込み時間の短縮を図り、安定したトランザクションの処理性能を実現。
コミットメント処理の最適化 複数のサーバ構成において、コミットメント制御に適時一相コミットを適用し、トランザクションの処理性能を向上。
バックエンドサーバ接続保持 複数サーバ構成において、トランザクションを超えてSQL受付サーバ(フロントエンドサーバ)とデータベースアクセスサーバ(バックエンドサーバ)との接続を保持し、トランザクションの処理性能を向上。
高信頼 トランザクションキューイング サーバダウン時にトランザクションのキューイングを行ない、ダウンタイムゼロを実現。
Active-Activeクラスタ 障害発生時には別の実行系サーバに負荷を分散して、縮退運転が可能。待機系専用サーバを別途用意する必要がなく、コストを削減。(HiRDB Advanced High Availability)
高速系切り替え あらかじめサーバプロセスを起動し、障害発生時の系切り替えを高速に実行。
災害対策 リアルタイムSQLレプリケーション サーバ間でデータをコピーするソフトウェア「HiRDB Datareplicator」により、コストを抑えたバックアップサイトへのデータのコピーを実現。
リアルタイムSANレプリケーション 日立ディスクアレイシステムのTrueCopy、Universal Replicatorを利用した日立独自の方式により、遠距離間のデータバックアップでもオンライン性能の維持とデータ欠損ゼロを実現。
構築/運用 データ圧縮 BINARY型、XML型のデータを圧縮し最大60%*1削減してデータベースに格納でき、ディスク容量の削減が可能。(XML型データの利用にはHiRDB XML Extensionが必要)
一時表 セッションごとに中間結果を一時的に保存する処理等に利用可能。セッションごとに実体が異なるので、バッチなどの多重実行も容易に実現。
仮想化技術によるディスクアレイの容量の使用効率の向上 HiRDBの稼動中のRDエリアに対し、オンデマンドでのストレージプールからの領域割り当てや、不要になった実記憶領域の解放が可能。
オンラインデータベースバッチ実行 オンライン業務のパフォーマンスを落とすことなくバッチの実行が可能。(HiRDB Staticizer Option)
オンラインデータベース再編成 オンライン業務のパフォーマンスを落とすことなくデータベースの再編成が可能。(HiRDB Staticizer Option)
オンラインデータベースバックアップ バックアップファイルと更新ログから復元できるオン中バックアップのほかに、複製データベースと整合性を保つバックアップが可能。
メディアへのオンラインデータベースバックアップ JP1/VERITASと連携したLTOなどのメディアへのバックアップが可能。(JP1/VERITAS NetBackup Agent for HiRDB License)
オンライン構成変更 オンライン続行中にサーバの追加、削除、移動などのシステムの構成変更が可能。(HiRDB Advanced High Availability)
表データのリバランス オンライン続行中に表データの再配置を行ない、表データの偏りを解消。
ガベージコレクション データの削除により発生する空き領域を再利用し、データベース再編成の頻度を低減。
システム構築、変更、保守のGUI実行 GUIでのシステム構成設定や既設環境のメンテナンス、保守情報のファイル出力が可能。(HiRDB Configuration Assistant)
基本運用のGUI実行 HiRDBサーバの各種状態表示・状態変更、データベースのバックアップ・回復といった基本運用を、PCからのマウスの操作(GUI)で実行可能。(HiRDB Control Manager)
再編成時期予測 データベースの再編成時期を予測可能。
SQLのチューニング情報
  • 実行したアプリケーションのSQLトレース情報からSQLの実行時間が確認可能。(SQLトレース機能)
  • SQLのアクセスパス情報から効率の悪いSQLを特定可能。(UAP統計レポート、アクセスパス情報ファイル)
  • SQLオブジェクト用バッファに格納されている統計情報から処理時間の掛かるSQLや入出力の多いSQLを特定可能。SQLトレースを取得していない環境でも取得できる。(SQLオブジェクト用バッファの統計情報)
SQL性能のGUI分析 GUIを用いて、SQLの性能上のボトルネックとなっている部分をグラフィカルに表示。(HiRDB SQL Tuning Advisor)
インデクス提案 SQLの性能を向上させるインデクスを提案。(HiRDB SQL Tuning Advisor)
SQLのGUI実行 データの検証、確認、または変更や簡単な定型業務処理などのSQLを対話形式で実行。(HiRDB SQL Executer)
上位互換性保証 データベースとアプリケーションの上位互換を保証し、バージョンアップ時の修正作業が不要。
メインフレームAPI HiRDBへアクセスするメインフレーム上のアプリケーションを開発/実行可能。本アプリケーションのメインフレームからサーバへの移行を容易にし、コスト、期間の大幅削減を実現。
メインフレームとのデータ連携 XDM/RD、XDM/SDやRDB1 E2、PDMII E2などのデータベースのデータ連携製品とHiRDB間でデータ連携が可能。(HiRDB Dataextractor、HiRDB Datareplicator)
データベースと更新ログの格納領域の自動拡張 データベースや更新ログの格納領域が不足した場合に自動で領域を拡張可能。
表の横分割 一つの表を列の値の範囲または、ハッシュ関数で均等に複数の格納領域(RDエリア)に分割して格納可能。
ETL(DataStage) 外部データベースやファイルからデータ抽出、データベースへの一括登録がバッチで実行可能。データ加工、編集もGUIで簡単に開発可能。
セキュリティ 改ざん防止 特定の表のデータを削除・更新禁止に設定し、表の所有者も表を更新不可能な環境を実現。特定の表のデータに削除禁止期間を設定可能。
監査証跡 不正なアクセスをチェックするため、データベースに対する各種操作を記録。Cosminexus経由でアクセスする利用者や、特定の利用者に絞った監査証跡の取得も可能。
暗号化 データベースに格納するデータを暗号化。
ユーザー認証 パスワードに設定できる最小の文字数や、ユーザー認証失敗時のリトライ回数を設定可能。
コンテンツ管理 ネイティブXML対応 データ構造の定義不要でXMLデータをそのまま表に格納可能。XMLの柔軟性を活かして業務の追加や変更によるシステムへの影響を低減。XQueryと連携するSQL/XML(SQLの標準規格)と主要な機能をサポート。(XML拡張機能を利用)
XML型データの部分更新 XML型データ中の一部の要素や属性などを更新可能。(HiRDB XML Extension)
XML構造検索 XML文書の構造を考慮した全文検索が可能。(XML拡張機能を利用)
同音語・異表記語検索 文書の全文検索時に検索したいキーワードの同義語又は異表記語のキーワードを検索可能。(全文検索プラグインを利用)

例: キーワード 「コンピュータ」

  • 同義語:「電子計算機」
  • 異表記語:「コンピューター」
*1
特定のケースでの検証結果です。全てのケースでこの値を保証するものではありません。

製品仕様

製品仕様
項目 備考
SQLサポート SQL92:EntrySQLに準拠
SQL99:オブジェクト指向に対応
SQL2008:XQueryと連携するSQL/XMLをサポート
文字コード シフトJIS漢字、 EUC日本語漢字、 EUC中国語漢字、 Unicode(UTF-8、UTF-16)、EBCDIK
ODBCドライバ ODBC3.5をサポート
JDBCドライバ JDBC 4.3をサポート
.NET Data Provider for HiRDB ADO.NET 4に対応
Python用ドライバ Python Database API Specification v2.0に対応(pyodbcにてODBCドライバ経由で接続)
X/Open XA X/Open DTPソフトウェアアーキテクチャのXAインタフェースの仕様に準拠しています。
開発言語(埋め込みSQLの場合) C、C++、COBOL2002、Java
最大サイズ 最大DBサイズ:約8エクサバイト
表ごとの最大列数:30,000個
表ごとの最大行:無制限
表ごとの最大LOB列数:30,000個

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