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ソフトウェアミドルウェア

クラウドサービスプラットフォーム Cosminexus:
uCosminexus Application Server:構成・機能

Webアプリケーションの実行環境製品、開発からデバッグまでをトータルにサポートする開発環境製品、およびオプション製品があります。

Webアプリケーションサーバの実行環境・運用環境
製品名 機能概要
uCosminexus
Application Server
Webアプリケーションサーバの実行環境・運用環境を提供します。標準的なJava EEサーバの機能に加え、下記の機能を提供します。
  • スケジューラによるEJB流量制御・優先制御、負荷分散
  • バッチアプリケーションのスケジューリング機能
  • uCosminexus Open TP1からのRPC接続受付機能
  • 仮想化プラットフォームと連携した運用機能
uCosminexus Developer uCosminexus Application Serverで実行するWebアプリケーションやバッチアプリケーションの開発からデバッグまでをトータルにサポートする開発環境です。

実行環境製品 uCosminexus Application Server

Java EE 7対応のWebアプリケーションサーバの実行基盤を中心に、Webアプリケーションの実行、運用に関わる機能を提供します。

uCosminexus Application Serverは、サーバサイドJavaの規格であるJava EE 7 (Java Platform, Enterprise Edition 7)に対応したWebアプリケーションサーバの実行・運用環境です。Webコンテナ/EJBコンテナと呼ばれる、Java EE 7対応のJavaアプリケーションの実行基盤を中核とし、データベース連携、Webサービス対応、運用管理など、Webアプリケーションの実行、運用に関するさまざまな機能で構成されています。

uCosminexus Application Serverの概要

uCosminexus Application Serverは、「優れたコストパフォーマンスと高い信頼性」を備えたアプリケーションサーバとして、性能向上、導入・運用コストの低減、システム稼働率の向上、生産性の向上など、さまざまなエンハンスを積み重ねてきました。仮想化プラットフォーム連携機能のサポートなど、クラウドコンピューティング環境にも対応しています。
また、性能・障害解析のためのトレース機能を強化し、アプリケーションやフレームワークもトレースの対象とすることで、ボトルネックや障害箇所の特定をさらに容易にしました。

さらに最新バージョンでは、Amazon EC2 Auto Scaling対応により、クラウドのメリットである、負荷に応じた柔軟なサーバ運用によるコスト最適化が得られます。また、SpringやHitachi Application Framework Justwareといったフレームワークへの対応により、開発を容易にしました。

開発環境製品 uCosminexus Developer

uCosminexus Application Serverで実行するWebアプリケーションの開発からデバッグまでをトータルにサポートする開発環境です。

Webアプリケーション開発において、uCosminexus Developerは、1台のスタンドアローンPCでWebアプリケーションの作成から、デバッグまでを実施できる開発環境を提供します。開発環境には、開発ツール、アプリケーションの実行エンジン及び開発者用DBを内蔵しています。
開発者が利用するJavaのIDE*1は、オープンソースで広く開発者に支持されているEclipseに対応しています。

uCosminexus Developerの概要

*1
IDE:Integrated Development Environmentの略。統合開発環境。ソースコード編集、コンパイル、デバッグなどを統合的に行えるようにしたアプリケーション開発環境(ツール)を指す。

uCosminexus Application Serverを使うメリット

【開発のメリット】

アプリケーションの開発生産性を高めます

Java EE 7の標準仕様に対応し、また、SOAP*2、WSDL*3などの仕様に準拠したWebサービス対応のアプリケーション開発・実行環境を提供し、アプリケーションの開発生産性を高めます。

*2
SOAP:Simple Object Access Protocol
*3
WSDL:Web Service Description Language

フレームワークとの連携によりさらに開発生産性を向上できます

  • Spring Framework/ Spring Boot対応
  • Hitachi Application Framework Justware Java EE Edition対応
  • Hitachi Application Framework Justware OSS Edition対応

【システム構築のメリット】

初期環境構築が簡単にできます

ウィザードによる直感的な操作でWebアプリケーションサーバの環境が構築できます。構成パターンと接続先DBの選択をするだけで環境の構築ができるため、初期導入時間を大幅に削減できます。

【運用のメリット】

Amazon EC2 Auto Scalingを利用できます

AWSとオンデマンドミドルウェアサービスのライセンスを組み合わせることで、あらかじめサーバを用意するのではなく、負荷に応じて柔軟にサーバ台数を増減させ、必要な分だけ料金を払うことでコスト最適化をはかるなど、クラウドならではのメリットを活かせます。

サーバ、アプリケーションの起動/停止のスケジューリングができます

JP1のジョブ管理製品であるJP1/Automatic Job Management System 3 - Managerと組み合わせて使用することで、サーバ、アプリケーションの開始・停止といった定型業務をスケジュール化して、自動運用することができます。

システムの稼働状況を効率よく監視できます

JP1の統合管理製品であるJP1/Integrated Management - Managerと組み合わせて使用することで、サーバ、アプリケーションなどの稼働状況やイベントの一元管理を実現します。障害を検知した場合は、JP1/Integrated Management - Managerの監視画面から、Cosminexus運用管理ポータルの画面を呼び出して対策を簡単に行うことができます。

クラスタ環境によりシステムの稼働率を向上できます

複数のサーバに対し1台の待機サーバで対応するN:1クラスタのサポートにより、システムの稼働率を向上できます。障害が発生したとき、待機サーバが障害が発生したシステムのアプリケーションプロセスを引き継ぐことによって、業務の継続が可能です。クラスタ環境はHAモニタが提供します。HAモニタは、高速ホットスタンバイなど系切り替えを自動で高速に行う機能を提供し、システムの稼働率向上、運用コスト低減を実現します。

バッチによる実行形態にも対応できます

常駐型のJava VMプロセスによる高性能なバッチアプリケーション実行環境を提供し、バッチによる実行形態をサポートします。JP1のジョブ管理製品JP1/Automatic Job Management System 3 - Managerと連携することで、ジョブの自動実行も実現できます。また、uCosminexus Application Serverでは、バッチアプリケーションの同時実行数を制御するジョブスケジューリング機能を提供します。

監査ログ・DB監査証跡連携ができます

内部統制のITにかかわる法規制への対応を支援する機能を提供します。管理者が直接操作した事象を監査ログとして記録できます。また、DB監査証跡連携により、アプリケーション情報がHiRDBに記録され、アプリケーションのログイン情報とDBアクセス履歴の紐付けが可能です。

【トラブルシューティングのメリット】

障害解析/性能解析が簡単にできます

リクエストごとにユニークな識別子を付与してサーバ内の各処理ポイントでトレースを取得します。識別子によってリクエストを追跡できるため、性能チューニングや障害発生時のログ解析などが容易です。さらに、DB*4のコネクションIDも出力されるので、WebサーバからDB までの処理シーケンスを容易に把握できます。オンライン性能に影響を与えない高速な方式を用いているため、システム稼働時も常にログを出力しておくことができます。
また、アプリケーションやフレームワークのトレースも取得可能です。アプリケーションやフレームワークに手を入れることなく、定義ファイルの設定だけでトレースが取れるため、従来は難しかったアプリケーションやフレームワークを対象としたボトルネックや障害箇所の特定が可能です。トレース取得ポイントは、アプリケーションのソースコードを見ながらGUIで定義できます。

*4
HiRDBとOracle®に対応

メモリリークを簡単に解決できます

メモリリーク(メモリ解放漏れ)はテスト環境では再現しづらいため、調査が困難になっています。クラス毎のメモリ使用量ランキングによりメモリリークを起こしているクラスを推定し、次のそのクラスの参照関係を見ることで解放されない要因を把握できます。メモリリークが発生した場合、サーバを再起動することなくこれらのメモリ使用状況を把握できるため、テスト環境では再現が困難なメモリリークを早期に解決できます。

標準仕様への対応

uCosminexus Application Serverは、以下の標準仕様へ対応しています。

uCosminexus Application Server標準仕様への対応
分類 標準仕様
インターネット関連 HTML、HTTP/HTTPS*1、IPv6*2
Java関連
  • Java SE 11
  • Java EE 5対応:
    JSP 2.1、JCA 1.5
  • Java EE 6対応:
    EJB 3.1、JavaMail 1.4、Interceptor 1.1、JMS 1.1
  • Java EE 7対応:
    WebSocket 1.0、 Batch Applications for the Java Platform 1.0、 JSON-P 1.0、Servlet 3.1、JSF 2.2、JSTL 1.2、EL 3.0、 JTA 1.2、CDI 1.2、DI 1.0、Bean Validation 1.1、 JPA 2.1*3、Concurrency Utilities for Java EE 1.0、 Common Annotation 1.2、JAXR 1.0、JAX-RS 2.0、 WS Metadata 2.1、JAX-RPC 1.1、JAF 1.1、JAXB 2.2、 StAX 1.0、SAAJ 1.3、JAX-WS 2.2、 Debugging Support for Other Languages 1.0、 JMS 2.0(Cosminexusが対応する他社製MQのJava SE 11版リリース後に順次対応予定)、 JCA 1.7(Cosminexusが対応する他社製MQのJava SE 11版リリース後に順次対応予定)
Webサービス関連 SOAP 1.1/1.2、WSDL 1.1、UDDI 2.0/3.0、 WS-I Basic Profile 1.1、WS-I Attachments Profile 1.0、 WS-Addressing 1.0、WS-Reliability 1.1、 WS-Reliable Messaging 1.1、 XML Signature/Encryption Syntax and Processing、 WS-Security 1.1、WS-Policy 1.5、WS-Security Policy 1.2
CORBA関連 CORBA 2.5、CORBA Object Transaction Service 1.3
*1
Cosminexus HTTP Server によるHTTPS通信で TLS1.0、TLS1.1、および TLS1.2に対応。
*2
IPv4/IPv6デュアルスタック環境のAPサーバプロセスのInboundとOutbound部分を追加。
*3
コンテナ管理管理永続化ユニット/永続化コンテキストを除く部分。

謝辞

本製品は、経済産業省が2003年度から3年間実施した「ビジネスグリッドコンピューティングプロジェクト」の技術開発の成果を含みます。

オプション製品

オプション製品
製品名 機能概要
uCosminexus Client 次に示すクライアントの実行環境を構築するためのオプション製品です。
EJBクライアントアプリケーションの実行環境
アプリケーションサーバ上で動作している業務アプリケーション内のEnterprise Beanを、Webサーバ経由ではなくクライアントマシン上のプログラムからRMI-IIOP通信で直接呼び出すシステムを構築する場合に使用します。
Webサービスクライアントアプリケーションの実行環境
アプリケーションサーバ上で動作しているWebサービスを、クライアントマシン上のJavaアプリケーションから、SOAP通信を使用して呼び出す場合に使用します。
uCosminexus スタンドアロン プログラム実行機能 バッチなどのオフライン系システム等、アプリケーションサーバ以外のJavaアプリケーションを、アプリケーションサーバ環境で実行するためのライセンスを提供する製品です。アプリケーションサーバ製品を既にお持ちの場合には、こちらの製品をお使いください。
実行環境強化サポートオプション for Java バッチなどのオフライン系システム等、アプリケーションサーバ以外のJavaアプリケーションを、アプリケーションサーバ環境で実行するためのライセンスを提供する製品です。アプリケーションサーバ製品をお持ちでない場合には、こちらの製品をお使いください。