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クラウドサービスプラットフォーム Cosminexus:
uCosminexus Application Server:特徴

急拡大するクラウド環境のもと、ビジネスには、さまざまな環境やサービスと簡単につなげられるオープンなシステムと、変化にも機敏かつスムーズに対応できるフレキシブルなアプリケーション開発が求められています。また、仮想化によって多様な環境やサービスが1つのシステムに集約されるようになった現在、システム停止の影響は以前にも増して大きくなり、安定稼働の重要性はさらに高まっています。

「uCosminexus Application Server」は、システムに生産性向上と安定稼働をもたらすオンラインシステムの中核となる製品です。Webアプリケーションの実行環境と、開発からサーバ運用までをトータルにサポートする統合開発・運用環境を提供します。また、高品質なシステムを迅速に開発できる高性能Java VMを採用したほか、各種性能の最適化により、高負荷でも安定したサービスを提供します。効率的なリソース利用で、ビッグデータなど高い負荷があっても、より高速かつ安定的な処理ができます。

1.負荷に応じた柔軟なサーバ運用によるコスト最適化をクラウドで実現

Amazon EC2 Auto Scalingとオンデマンド・ミドルウェアサービス for Amazon Web Servicesのライセンスを組み合わせることで、あらかじめサーバを用意するのではなく、負荷に応じて柔軟にサーバ台数を増減させ、必要な分だけ料金を払うことでコスト最適化をはかることができ、クラウドならではのメリットを活かせます。

負荷に応じた柔軟なサーバ運用によるコスト最適化が実現できます

Amazon EC2 Auto Scalingがないシステムでは、予測したキャパシティに耐えられるサーバを用意する必要があるため、余剰投資になる可能性があります。また、想定外の負荷により、用意したサーバでは対応できずシステム停止を招き、ビジネス機会を損失する可能性があります。
しかし、Amazon EC2 Auto Scalingを活用できると、キャパシティ予測が不要となり、コンピューティングリソースの余剰投資、または投資不足によるビジネス機会損失の低減が可能になります。

負荷に応じた柔軟なサーバ運用によるコスト最適化が実現できます

2.安定したレスポンスを実現

大規模な業務システムで培ったトランザクション技術により、Webサーバに対するリクエストの急激な変動時や高負荷時にも安定したレスポンスを保証し、快適なシステムを実現します。

高負荷時にも安定稼働を実現できます

Webアプリケーションで同時に実行する処理数を、処理内容に応じて細かく制御する「流量制御機能」で安定稼働を実現できます。「流量制御機能」では、処理するリクエスト数を業務ロジック(URL)単位にキューを設けて制御できるので、リソース不足となりスローダウンする事態を防ぐことができます。

高負荷時にも安定稼働を実現できます

3.構築・運用・保守の手間を削減

パッケージ名変換機能により、Jakarta EEアプリケーションとJava EEアプリケーションの実行環境を1つのAPサーバで実現します。

Java EE/Jakarta EEどちらの規格も1つのAPサーバで使用できます

uCosminexus Application Serverは、Jakarta EEアプリケーションをJava EEパッケージ名前空間に対応させて実行できます。既存のJava EEアプリケーションだけでなく、Jakarta EE利用のアプリケーションも同じAPサーバで実行可能です。
これにより、別々のアプリケーションサーバを導入し、それぞれを構築・運用・保守する必要がなく、アプリケーションサーバ構築・運用・保守の手間を削減します。

Java EE/Jakarta EEどちらの規格も1つのAPサーバで使用できます

4.トラブル対応が簡単なシステムを実現

トラブルシュートに苦労している現場の声を反映させて、障害解析・性能解析を容易にするトレース機能、および、メモリリークの原因を容易に究明できるクラス別統計情報出力機能を提供し、障害時の早期復旧が可能なシステムを実現します。

障害発生時に問題箇所の特定が簡単にできます

「性能解析トレース」により、アプリケーションサーバからデータベースまで、どこで何が起こっているのかを「見える化」し、障害の原因箇所を簡単に特定できます。
「性能解析トレース」では、クライアントからのリクエスト単位にユニークな識別子を付与します。また、データベースのコネクションIDをトレース情報に出力しますので、データベースアクセスまで含めた処理シーケンスを把握できます。
さらに、フレームワークを使ったユーザアプリケーションのトレースも取得できるので、フレームワークや業務ロジックを含めたボトルネック箇所の特定も容易です。

性能解析トレースでボトルネックを簡単に決定

障害発生時に再現テストの環境の構築が不要です

トラブルシュート機能を強化した日立独自のJava VMの「クラス別統計情報出力機能」により、クラス毎のメモリ所要量を出力することで、障害発生時に問題箇所の特定が簡単にできます。
「クラス別統計情報出力機能」では、本番環境のままメモリリークの調査ができるので、障害時に再現テストの環境を構築する必要がなく、原因をすぐ調査することができます。

障害発生時に再現テストの環境の構築が不要です