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データ交換標準化への対応

LTOカートリッジによるデータ交換

LTOカートリッジによるデータ交換標準化の取り組み(新規ウィンドウを開くJEITAテープストレージ専門委員会)に対応して、仮想テープとLTO間の搬出/搬入機能を提供します。これにより仮想テープに作成した交換データをCMTと同様の形式*でLTOカートリッジに格納して他社システムに持ち出すことが可能となります。また、他社システムから持ち込まれたCMT形式のLTOカートリッジから仮想テープにデータを取り込んでVOS3システム上で使用することができます。

*

以下の形式をサポートしています。

  • 標準ラベル形式(SL、SUL)
  • JIS標準ラベル形式(JL、JUL)
  • ラベルなし形式(NL)

SL:Standard Label、SUL:Standard User Label、JL:JIS Label、JUL:JIS User Label、NL:Non Label

LTOカートリッジによるデータ交換

VOS3と他社メインフレーム間でLTOカートリッジによるデータ交換の検証を実施しました。
検証条件と参加ベンダは以下の通り。

検証条件

検証条件
項目 条件
LTOカートリッジ LTO Ultrium 3 *1
ラベル形式 標準ラベル形式(SL) : 固定長および可変長
ラベルなし形式(NL) : 固定長および可変長
JIS標準ラベル形式(JL) : 固定長
LTO装置 単体LTOドライブ装置 *2
*1
検証は、LTO Ultrium 3カートリッジで実施しましたが、LTO Ultrium 4以降の世代のLTOカートリッジを使用しても互換性に変わりなく、データ交換が可能です。
ただし、以下の点についてはデータ交換を行う当事者間で事前に整合しておくことが必要です。
  • LTO Ultrium 4以降にLTO規格で新たに採用された暗号化、パーティションなどの新規機能の使用可否(弊社は使用不可)
  • データ交換を行うLTOカートリッジの世代
*2
検証は単体LTOドライブ装置で実施しています。LTOライブラリ装置を使用したデータ交換は、ラベル形式は標準ラベル形式(SL)のみ対応可能であり、バーコードラベルが必須となります。

参加ベンダ情報

以下のベンダ間で相互検証を実施しました。詳細は各社の情報公開ホームページを参照ください。

汎用フォーマットによるデータ交換

データ交換用記録形式(JEITA規格:IT-1003)を適用したデータ交換により、従来の物理媒体依存方式から、汎用フォーマットおよび汎用性ある媒体の利用へ移行することができ、ネットワーク高速化/企業インフラ整備進展により、物理媒体ハンドリングを不要化したネットワーク経由のデータ交換も利用可能となります。

汎用フォーマットによるデータ交換

*1
汎用フォーマットに対応するデータ形式変換機能。
*2
フォーマット仕様は、JEITA(社団法人 電子情報技術産業協会)にて規格化(‘04/7)。
*3
VPN : Virtual Private Network
*4
ftp : File Transfer Protocol

汎用フォーマットによるデータ交換のメリットは次のとおりです。

  • データ変換ユティリティの提供により、従来の磁気テープ利用業務アプリケーションが利用可能。
  • 特定物理媒体に依存しない汎用フォーマット利用により、交換媒体として、汎用性有るオープンシステム系の各種メディア(通信回線含む)を利用可能。

サポート製品

データ変換ユティリティのサポート製品
区分 サポート製品
LTOカートリッジによるデータ交換
汎用フォーマットによるデータ交換
  • VOS3/XS または VOS3/US
  • DMFVTLS (仮想テープ装置を使用する場合に必要)
*
製品のバージョン情報など詳細については、弊社担当営業までお問い合わせください。