Hitachi

対象製品

<対象システム装置>
対象機種名 形名
RS440xN,xN1 GU*440*N-*******, GU*441*N-*******
RS220xN,xN1,xN2 GU*220*N-*******, GU*221*N-*******, GU*222*N-*******
RS210xN,xN1,xN2 GU*210*N-*******, GU*211*N-*******, GU*212*N-*******
TS20xN,xN2 GU*T20*N-*******, GU*T22*N-*******
RS110xN,xN1 GU*110*N-*******, GU*111*N-*******
TS10xN,xN1 GU*T10*N-*******, GU*T11*N-*******
<対象ソフトウェア>
ソフトウェア名 対象バージョン
Hitachi Compute System Manager (HCSM) 8.5.3より前のバージョン
Hitachi Server Navigator - Log Monitor Logger(Logger) 04-08より前のバージョン

概要

対象製品欄に記載のHA8000/RS440,RS220,RS210,TS20,RS110,TS10システム装置において、Hitachi Compute System Manager(以下HCSM)、もしくは、Hitachi Server Navigator - Log Monitor Logger(以下Logger)によって管理される一部のイベントのアラートレベルを「障害(Error)」から「情報(Information)」に変更し、HCSM、Loggerにおけるアラート一覧の可読性を改善しました。
内容をご確認の上、必要に応じ、改善版HCSM、Loggerの適用をご検討いただきますようお願いいたします。

重要性

注意

変更対象イベント

チップセットに内蔵される電源情報取得用のファームウェア(Management Engine[ME])が、セルフリセットを実行し、異常状態から自動復旧したことを示すイベントのアラートレベルを「障害(Error)」から「情報(Information)」に変更しました。

本イベントは、HCSMでは、次のように表示されます。

■■ 変更前のHCSM画面表示 ■■
 アラートID:0xFD41
 アラートレベル:Error
 メッセージ:サーバで障害が発生しました。(指摘部位:ME FW Health 発生事象:Firmware Status 04,01

■■ 変更後のHCSM画面表示 ■■
 アラートID:0xFD7F
 アラートレベル:Information
 メッセージ:イベントが記録されました。(指摘部位:ME FW Health 発生事象:Firmware Status 04,01

本イベントは、Windows版のLoggerでは、イベントログに、次のように表示されます。

■■ 変更前のWindows版Loggerによるイベントログ表示 ■■
 SM_AgtSvc,64833,なし, 発生日時:2017/08/29 10:31:41  アラートレベル:障害
 詳細:サーバで障害が発生しました。(指摘部位:ME FW Health 発生事象:Firmware Status (04, 01))

■■ 変更後のWindows版Loggerによるイベントログ表示■■
 SM_AgtSvc,64895,なし, 発生日時:2017/08/29 10:32:00  アラートレベル:情報
 詳細:イベントが記録されました。(指摘部位:ME FW Health 発生事象:Firmware Status (04, 01))

本イベントは、Linux版のLoggerでは、syslogに、次のように表示されます。

■■ 変更前のLinux版Loggerによるsyslog表示■■
SNVLG0907A-E An alert occured at agent. (ID=0xfd41:LEVEL=Error:MSG=On server, an error event occurred.
(Part:ME FW Health, Event:Firmware Status (04, 01)))

■■ 変更後のLinux版Loggerによるsyslog表示■■
SNVLG0905A-I An alert occured at agent. (ID=0xfd7f:LEVEL=Information:MSG=Event is logged.
(Part:ME FW Health, Event:Firmware Status (04, 01)))

発生条件

対象製品欄に記載の対象システム装置と対象ソフトウェアを使用する環境において、MEのセルフリセットが実行された場合に発生することがあります。

対策

以下のバージョンのHCSMおよびLoggerにアップデートしてください。
 HCSM :8.5.3以降のバージョン
 Logger:04-08以降のバージョン

最新版のHCSMは、ソフトウェアサポートサービスの「改良版の提供」サービスにて入手いただけます。
最新版のLoggerは、下記サイトよりダウンロードしてください。

更新情報

2017年11月02日 この情報ページを掲載しました。

  • 本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。