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概要

Webコンソール(HA8000xMxM1xM2モデルの場合)やBMC Alert Register(HA8000xNxN1xN2モデルの場合)を使用してHitachi Compute Systems Manager(以下HCSM)へのアラートの設定を変更しないようお願いいたします。
設定を変更した場合でも、HCSMとHA8000xMxM1xM2,xNxN1xN2モデル間で特定の通信が発生した場合、アラートの設定がHCSM側で指定した値に戻ります。

重要性

注意

現象

HA8000のWebコンソール(xM,xM1,xM2モデル)やBMC Alert Register(xN,xN1,xN2モデル)から、HCSMのアラート通報レベル等の設定をデフォルト以外の値に設定変更した場合でも、HCSMで以下の操作を実行すると、アラートの設定がHCSM側で指定した値に戻ります。

  1. HA8000(*)をリソース探索した場合
  2. HA8000(*)を管理対象に追加した場合
  3. HA8000(*)を管理対象に追加した状態で、HCSMの(再)起動を実行した場合(クラスタ構成の場合、フェイルオーバー含む)
  4. HCSMとHA8000(*)間の通信断が発生し、その後回復した場合

* 【対象製品】に記載の機種

HCSMに通知するアラートについての設定項目とHCSMがHA8000に対して指定する値は以下です。

xN,xN1,xN2モデル

  • アラートレベル:情報と警告と障害

xM,xM1,xM2モデル

  • アラートレベル:情報と警告と障害
  • アラート送信先のポート番号:HCSMの定義ファイルで指定されているアラート受信ポート番号(デフォルト22611)
  • リトライ間隔:2分
  • リトライ継続:10分

xN,xN1,xN2モデルでのHCSMアラートレベル設定箇所

  1. 「BMC Alert Register」にログイン
  2. 設定を変更するHCSMの管理サーバを選択
  3. [Alert Filter] - [Alert Level]のプルダウンからアラートレベルを設定
  4. [Alert Filter] - [Apply]をクリックして、[了解]または[OK]クリック

xM2モデルでのHCSMアラートについての設定箇所

  1. Webコンソールにログイン
  2. [Administrator]タブ選択
  3. [HCSM連携]を選択
  4. 設定を行うHCSMの管理サーバを選択して[設定]ボタンをクリック
  5. HCSMサーバごとに「アラートポート番号」、「アラートレベル」、「アラートリトライ間隔」、「アラートリトライ継続」を設定後、[確認]ボタンをクリックし、[OK]ボタンをクリック

xM,xM1モデルでのHCSMアラートについての設定箇所

  1. Webコンソールにログイン
  2. [サーバ設定]タブ選択
  3. [Hitachi Compute Systems Manager設定]を選択
  4. 管理サーバごとに「アラートボート番号」、「アラート通知ポリシー」、「アラートリトライ間隔」、「アラート再送接続時間」を設定
  5. [設定変更]ボタンをクリックし、[確認]ボタンをクリック

対象製品

 
対象機種 形名
RS440xN,xN1 GU*440*N-*******, GU*441*N-*******
RS220xN,xN1,xN2 GU*220*N-*******, GU*221*N-*******, GU*222*N-*******
RS210xN,xN1,xN2 GU*210*N-*******, GU*211*N-*******, GU*212*N-*******
RS110xN,xN1 GU*110*N-*******, GU*111*N-*******, GU*112*N-*******
TS20xN,xN2 GU*T20*N-*******, GU*T22*N-*******
TS10xN,xN1 GU*T10*N-*******, GU*T11*N-*******
RS220-hxM2 GQ*222HM-*******, GQ*222LM-*******
RS210-hxM2 GQ*212HM-*******, GQ*212LM-*******
RS220-sxM1,-sxM2 GQ*221SM-*******, GQ*221TM-*******, GQ*221UM-*******, GQ*221VM-*******,
GQ*222SM-*******, GQ*222TM-*******
RS220xM1,xM2 GQ*221AM-*******, GQ*221CM-*******, GQ*221DM-*******, GQ*222AM-*******,
GQ*222FM-*******
RS210xM1,xM2 GQ*211AM-*******, GQ*211BM-*******, GQ*211CM-*******, GQ*211DM-*******,
GQ*211EM-*******, GQ*212AM-*******, GQ*212BM-*******, GQ*212FM-*******
RS110-hxM1,-hxM2 GQ*111HM-*******, GQ*111KM-*******, GQ*111LM-*******, GQ*111MM-*******,
GQ*112HM-*******, GQ*112KM-*******
TS10-hxM1,-hxM2 GQ*T11HM-*******, GQ*T11JM-*******, GQ*T11KM-*******, GQ*T11LM-*******,
GQ*T11MM-*******, GQ*T11SM-*******, GQ*T11TM-*******, GQ*T12HM-*******,
GQ*T12KM-*******
TS20xM1,xM2 GQ*T21AM-*******, GQ*T21BM-*******, GQ*T21CM-*******, GQ*T21DM-*******,
GQ*T21EM-*******, GQ*T21FM-*******, GQ*T22AM-*******, GQ*T22CM-*******
RS110xM,xM1 GQ*110AM-*******, GQ*110BM-*******, GQ*110CM-*******, GQ*110EM-*******,
GQ*111AM-*******, GQ*111BM-*******, GQ*111CM-*******, GQ*111EM-*******
TS10xM,xM1 GQ*T10AM-*******, GQ*T10BM-*******, GQ*T10CM-*******, GQ*T10EM-*******,
GQ*T11AM-*******, GQ*T11BM-*******, GQ*T11CM-*******, GQ*T11EM-*******

発生条件

次のすべての条件を満たす場合に発生します。

  1. 【対象製品】に記載のHA8000xMxM1xM2,xNxN1xN2モデルに対して、HCSMから以下の操作を行った場合
    1. HA8000(*)をリソース探索した場合
    2. HA8000(*)を管理対象に追加した場合
    3. HA8000(*)を管理対象に追加した状態で、HCSMの(再)起動を実行した場合(クラスタ構成の場合、フェイルオーバー含む)
    4. HCSM - HA8000(*)間の通信断が発生し、その後回復した場合
  2. [A8000のWebコンソール(xM,xM1,xM2モデル)やBMC Alert Register(xN,xN1,xN2モデル)から、HCSMのアラート通報レベル等の設定をデフォルト設定以外の値に設定変更している場合

*【対象製品】に記載の機種

回復策

ありません。HCSMに表示するアラートの絞り込みを行いたい場合にはHCSMの機能をご使用ください。

対処方法

WebコンソールやBMC Alert RegisterからHCSMへのアラート通報設定が変更可能となっていますが、本設定画面を使ってアラートレベル等の設定を変更しないでください。

更新情報

2017年10月06日 この情報ページを掲載しました。

  • 本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。