Hitachi

概要

HA8000/RS440xNにおいて、Hitachi Compute Systems Manager (以下、HCSM) をご使用の場合、以下に示す事象が発生することが判明しました。
内容をご確認の上、発生条件に該当する場合は、対処方法欄の記載に従い、設定頂きますようお願いいたします。

現象

HCSMの管理対象にHA8000/RS440xNモデルを登録するにあたり、HCSMの認証情報追加(編集)画面で[ユーザーID]・[パスワード]の[デフォルト設定]をチェックし、[リソース探索]を実行すると、探索タスクの結果画面に以下のいずれかのメッセージが表示され、HA8000/RS440xNモデルが検出されない。

指定したリソースにログインできません。次の原因が考えられます。(1)BladeSymphonyのマネジメントモジュールまたはHA8000のBMCのユーザーIDまたはパスワードに誤りがある。(2)BladeSymphonyやHA8000ではないリソースに、BladeSymphony/HA8000の認証情報でアクセスした。次の対処をしてください。(1)正しいユーザーIDおよびパスワードを指定してください。(2)指定したリソースがBladeSymphonyまたはHA8000であることを確認してください。BladeSymphonyでもHA8000でもない場合は、特に対処は不要です。(KASV30042-E)

指定したリソースにログインできません。次の原因が考えられます。(1)ユーザー名またはパスワードが間違っている。(2)アカウントがロックされている。(3)Linux/HA8000ではないリソースにアクセスした。次の対処をしてください。(1)認証情報に正しいユーザー名およびパスワードを指定してください。(2)リソースのアカウントがロックされていないことを確認してください。(3)指定したリソースがLinux/HA8000であることを確認してください。Linux/HA8000でない場合は、特に対処は不要です。(KASV31834-E)

対象製品

 
対象機種 形名 製番
HA8000/RS440xN GUA440AN-3*NAEU0 000001〜000009
GU*440*N-******* (上記以外) 000001〜000039

発生条件

次の1〜2の全ての条件を満たす場合に発生します。

  1. RS440xNモデルのBMCのユーザアカウントに「Compute」が登録されていない。
    前項【対象製品】欄に記載の形名、製番に合致している場合に該当します。
  2. HCSMのリソース探索に使用する認証情報で、[ユーザーID]・[パスワード]をデフォルト設定で使用している。
    HCSMの認証情報追加(編集)画面で[ユーザーID]・[パスワード]の[デフォルト設定]のチェックを有効にしている場合に該当します。

対処方法

HCSMの認証情報には、管理対象装置のBMCのWebコンソールに設定しているユーザアカウントを登録する必要があります。認証情報に使用するユーザアカウントは、権限は「アドミニストレータ」、SSH公開鍵は「登録しない」にしてください。

次の手順で、HCSM側の認証情報へWebコンソールに設定した任意のユーザアカウントを登録してください。

  1. HCSMの認証情報追加(編集)画面で[ユーザーID]・[パスワード]の[デフォルト設定]のチェックを外します。
  2. 認証情報画面の[ユーザーID]欄、[パスワード]欄にBMCのWebコンンソールに登録しているユーザアカウントのユーザ名、パスワードを入力します。

補足

前記【対象製品】に該当しない製番の装置では、工場出荷時のデフォルトアカウントとして、BMCのWebコンソールに「Compute」が設定されていますが、「Compute」のユーザ名、パスワードは、変更することを推奨しています。
「Compute」のユーザ名、パスワードを変更した場合には、HCSM側の認証情報を合わせて設定し直してください。

更新情報

2016年12月22日 この情報ページを掲載しました。

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