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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

概要

HA8000/RS110,TS10において、Intel®Corei3-540プロセッサーを搭載したモデルについて、システムBIOS設定変更を適用する必要があります。
以下をご確認いただき、システムBIOSの設定変更をしていただきますよう、お願い申し上げます。

事象

システムBIOSの設定項目「EIST (GV3) & C State」を[Enabled]としたときに有効となる、省電力機能の動作モード移行にて、スクリーンセーバのみ動作している状態などOS稼働中の低負荷状態において、稀にフリーズすることがあります。

対象システム構成

2009年11月〜モデル(xJモデル)にて、Intel®Corei3-540プロセッサーを搭載

  • HA8000/RS110AJ,BJ,CJ:GQxR11AJ-xExxxxx, GQxR11BJ-xExxxxx, GQxR11CJ-xExxxxx
  • HA8000/TS10AJ,BJ,CJ,DJ,EJ,FJ,GJ,HJ:GQxT10AJ-xExxxxx, GQxT10BJ-xExxxxx, GQxT10CJ-xExxxxx, GQxT10DJ-xExxxxx,GQxT10EJ-xExxxxx, GQxT10FJ-xExxxxx, GQxT10GJ-xExxxxx, GQxT10HJ-xExxxxx
    ※ENERGY STAR適合モデルのHA8000/TS10JJ,KJモデル(GQxT10JJ-xExxxxx, GQxT10KJ-xExxxxx)は対象外

2010年04月〜モデル(xKモデル),にて、Intel®Corei3-540プロセッサーを搭載

  • HA8000/RS110AK,BK,CK:GQx110AK-xExxxxx, GQx110BK-xExxxxx, GQx110CK-xExxxxx
  • HA8000/TS10AK,BK,CK,DK,EK,FK,GK,HK:GQxT10AK-xExxxxx, GQxT10BK-xExxxxx, GQxT10CK-xExxxxx, GQxT10DK-xExxxxx,GQxT10EK-xExxxxx, GQxT10FK-xExxxxx, GQxT10GK-xExxxxx, GQxT10HK-xExxxxx
    ※ENERGY STAR適合モデルのHA8000/TS10JK,KKモデル(GQxT10JK-xExxxxx, GQxT10KK-xExxxxx)は対象外

対策

本事象は、システムBIOSの設定項目「EIST (GV3) & C State」を[Disabled]に設定することで回避できます。
本設定項目は低負荷動作時の消費電力を低減するための設定であり、設定変更によるOS動作への影響はありません。

なお、システムBIOSの設定をデフォルト値に戻した場合、本設定項目が「Enabled」に設定されます。
この場合、次の手順を参照し、[Disabled]に設定してからご使用ください。

[BIOS設定変更手順]

  1. システム装置の電源を入れます。
  2. 画面下部に「Press <F2> to enter setup」と表示されたら、[F2]キーを押します。
    しばらくしてセットアップメニューが起動し、Main(メインメニュー)が表示されます。
  3. [←][→]キーを使用してメニューバーのカーソルを移動し、「Advanced」を選択します。
    Advanced(拡張メニュー)が表示されます。
  4. [↑][↓]キーを使用して「Advanced Processor Options」にカーソルを移動し、[Enter]キーを押します。
    Advanced Processor Options(プロセッサー設定サブメニュー)が表示されます。
  5. [↑][↓]キーを使用して「CPU Power Management」にカーソルを移動し、[Enter]キーを押します。
    CPU Power Management(CPU電源管理機能設定サブメニュー)が表示されます。
  6. 「EIST (GV3) & C State」にカーソルを移動して[Enter]キーを押し、「Disabled」を選択して[Enter]キーを押します。

    画像:BIOS

  7. [F10]キーを押します。
  8. 「Save Configuration changes and exit now?」と表示されたら、「Yes」を選択し[Enter]キーを押します。
    設定が保存され、システム装置が再起動します。以上で設定は完了です。