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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

運用性(Manageability)

統合管理により、システムの効率的な運用管理を実現します。
スムーズな導入のための多彩なサービスを取り揃えています。

複数の物理サーバや仮想マシンを容易に一元管理

サーバ管理ソフトウェア「JP1/ServerConductor」や統合プラットフォーム管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager (HCSM)」を利用することで、管理対象サーバのハードウェアの構成情報や、電源やFANなどの稼働状態を一元的に確認できます。さらに、複数の物理サーバだけでなく、VMware vSphere® や Hyper-V®環境の仮想サーバを含めた一元管理が可能です。また、HCSMではサーバの管理状況をダッシュボードで表示。物理サーバの詳細な構成や稼働状態をリソースタブで表示するため、直感的に操作しやすく、管理が容易になります。さらに、統合システム運用管理「JP1」やVMware vCenter と連携。仮想サーバのトポロジー表示(特許取得済み)により、仮想化システムの一元管理が可能になります。

障害通知機能でアクシデントにも迅速に対応

万一の障害時には、リアルタイムにサーバの異常状態を管理サーバに通知します。システム管理者が外出している場合でも携帯電話などへのE‐メール通知や統合システム運用管理「JP1」へのイベント通知に対応。いち早く情報を把握し、迅速な対処を行うことができます。

図による説明:HCSMによる構成例

*
JP1/ServerConductorの場合は、管理サーバにはJP1/ServerConductor/Blade Server Manager、管理対象サーバにはJP1/ServerConductor/Agentを使用。

システム管理業務をサポートする機能を拡充

リモート管理機能対応のモデルでは、管理PCからの電源制御や画面操作、サーバ自動運転などの機能を利用可能。システムの運用管理効率の向上につながり、TCO削減 *に貢献します。

*
TCO:Total Cost of Ownership

リモート管理機能

管理PCからWebブラウザを使用して、OSハングアップ時の強制電源オフ操作やサーバ障害時の情報収集を行うことができます。また、オプションのリモートコンソールアプリケーションを使用することにより、OS画面上の操作だけでなくBIOS設定の変更も可能。さらに、管理PCのデバイスをあたかもサーバ側のデバイスとして利用できるリモートデバイス機能により、遠隔地からのアプリケーションやOSのアップデート、インストールも可能です。柔軟な遠隔メンテナンスの実現により、運用効率の向上をサポートします。

画像:リモート管理機能

サーバ、仮想マシンの電源制御スケジューリング

日付指定や曜日別の電源制御のスケジューリング設定により、定期的な電源のON/OFF管理が可能となり省エネルギー運用を支援します。また、統合システム運用管理「JP1」でサポートするジョブ実行のスケジュー リングと連携させることにより、サーバの起動から停止まで、システムの運用を自動化できます。

画像:サーバ、仮想マシンの電源制御スケジューリング

*1
本機能は、HCSMの場合は管理サーバにHCSM、JP1/ServerConductorの場合は管理サーバにJP1/ServerConductor/Blade Server Manager、管理対象サーバにはJP1/ServerConductor/Agent、JP1/ServerConductor/Advanced Agentを適用することで実現できます。
*2
JP1/ServerConductorの場合は、仮想マシンの電源制御は対象外になります。

サーバライフサイクルにおける管理工数省力化をサポート

導入、運用、保守をトータルにサポートする管理ツール「Hitachi Server Navigator」を標準添付しています。

図解:Hitachi Server Navigator

Hitachi Server Navigator
導入・設定 簡単インストール
運用・管理 サーバ稼働監視、RAID設定の簡単化、SSD*稼働監視
保守・メンテナンス ファームウェア・ドライバの自動更新、ログ採取の簡単化
*
SSD:Solid State Drive

画像:管理ツール「Hitachi Server Navigator」

簡単インストール

OSやドライバ、ユーティリティのインストールに必要な作業をインストール。
初期に集約することにより、オペレーターの作業負担を軽減します。

サーバ稼働監視

サーバの稼働状態を監視し、障害検出時に通知・通報やOSログ出力を実施します。通報を受けたシステム管理者や保守員が迅速にシステム復旧を支援することが可能です。

RAID設定の簡単化

サーバ内蔵ディスクの構築や設定作業をシンプルな操作で行うことが可能です。また、RAID状態の稼働監視も行えます。

SSD稼働監視

SSDデバイスの情報表示や書き込み容量の統計情報蓄積、書き込み領域の残容量監視による寿命監視や、しきい値による通知を行います。本機能により、有寿命部品であるSSDデバイスの書き込み領域枯渇による業務停滞リスクを低減し、計画的な保守を行うことができます。

ファームウェア・ドライバの自動更新

ユーティリティ、ドライバ、ファームウェアの更新版のダウンロード、アップデートをシンプルな操作で一括して行うことが可能です。アップデート時にはバージョンの整合性チェックや構成情報の引継ぎを自動で行うため、オペレーターの作業負担を大幅に軽減します。

ログ採取の簡単化

システム内に適用されているモジュールのバージョン一覧や構成情報、稼働ログやダンプ情報などの取得・収集をシンプルな操作で行えます。必要な情報の一括採取が可能なため、ログ採取作業におけるオペレーターの作業負担を軽減します。

ネットワークストレージサーバ(HA8000/NS)

ファイルサーバ・バックアップサーバ用途として、簡単に導入が可能で、運用管理の効率化を実現するネットワークストレージサーバHA8000/NSを用意。ユーザー規模や設置環境に合わせ、豊富なラインアップを取り揃えています。

簡単導入

  • Windows® Storage Server 2012 R2をプレインストールしているため、既存のネットワーク環境に導入し、簡単な初期設定を行うことで、運用開始が可能。

運用管理の効率化

  • CAL*が不要なため、HA8000/NSへのアクセスユーザーが増えた場合でも、ライセンスの追加購入が不要で、管理・導入コストの低減に貢献。
    * CAL:クライアントアクセスライセンス
  • リモートデスクトップ接続により、遠隔地からネットワークを介してHA8000/NSの設定・管理が可能なため、運用効率が向上。
  • NS10内蔵UPSモデルでは、停電・瞬断時にデータ保護をするだけでなく、サーバスケジュール運転も可能。管理者不在のオフィスでも運用管理が簡単。

導入支援サービス

導入支援サービスでは、ハードウェア導入から初期構築までのシステム導入に関する一連の作業を工場ならではの高い品質、ノウハウでお客さまのご要望にお答えします。

搬入・設置サービス

お客さま先へ機器の搬入、ラッキング、ケーブリング、動作確認、すべての作業を日立が対応しますので、スピーディーに高品質なシステム導入が可能です。

● 搬入セットアップ ● ラック搭載サービス ● ハードウェアセットアップ
● Windows® プレインストール

設定・インストールサービス

サーバの導入にあたり、サーバおよび周辺機器の各種設定作業を出荷前に日立の工場で設定するサービス。構築時間・構築費の大幅削減が可能となり、お客さまはカスタマイズと業務の実装に注力できます。

● RAID設定サービス ● HA8000 LU設定サービス ●Windows® インストール代行サービス
● VMware® ゲストOSインストールサービス ●VMware® インストール作業代行
● Linux® インストール作業代行 ● OSカスタムインストール(Windows® のみ対応)
● BR1200 Easy Startパックサービス ● BR1600シリーズ Easy Startパックサービス
● Hadoopインストール代行サービス*

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弊社担当営業までお問い合わせください。

構築・仮想化サービス

サーバの初期設定に加え、仮想環境を設定し仮想マシンの構築までを日立の専門技術者が構築するサービスです。仮想環境の早期導入を支援します。

● VMware®仮想化パックサービス(2ゲスト付)