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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

可用性(Availability)

信頼の品質や冗長化技術により、システムの安定稼働をサポートします。

保守時間を短縮し、迅速なシステム復旧を支援

「ベースボード管理モジュールBMC」がサーバ内のCPU温度や電圧、冷却ファンの回転数などの稼働状況を監視。サーバ内の部品にエラーを検知した場合には、システム装置前面のLEDを点灯・点滅させることで異常状態を通知します。また、保守会社との電話の問診時に、LEDなどの状況を伝えることで、障害範囲の特定が可能です。 さらに、ハードウェア、OS、ミドルウェアの情報を一括で採取可能な「システム情報採取ツール IT Report Utility」を標準搭載し、障害の特定が困難な場合でも、保守会社による情報収集とスムーズで迅速なシステム復旧を支援します。

ディスクアレイコントローラにより、可用性を向上

画像:ディスクアレイコントローラキャッシュバックアップ付き

データを複数のハードディスクに分散して記録することで、システムとしての高い可用性を確保しています。また、ディスクアレイコントローラボードキャッシュバックアップ付モデルでは、システムへの電源供給が急に停止した場合でも、システムに内蔵されたキャッシュバックアップモジュールがディスクアレイコントローラに電源を供給。キャッシュメモリー内のデータを退避用メモリーに書き込むことで、HDDに書き込み途中のデータの消失を防ぎます。

万一の故障時にもシステムの稼働を継続

冗長化電源や冗長化FAN対応の機種では、1つの部品が故障しても残りの部品でシステムの稼働を継続し、システムダウンを予防できます。

画像:冗長化電源

システムのダウンタイムを低減

外部のディスクからシステムを起動できるSANブート機能に対応したモデルを用意。万一、稼働中のサーバで障害が発生した場合でも、異なるサーバからブートディスクを起動するだけでシステムを復旧できます。 日立製FC*1カードとエントリークラスディスクアレイ装置「BR1650」や日立ディスクアレイシステム「Hitachi Unified Storage」で、より高信頼なSAN*2ブート環境を実現します。

*1
FC:Fibre Channel
*2
SAN: Storage Area Network

画像:システムのダウンタイムを低減

生産時の厳格な品質チェック

■設計段階

システムの安定稼働のために、独自の解析・評価基準に照らし合わせて開発・設計を行っています。試作段階で評価・検討を繰り返し実施し、製品の品質を向上させています。

部品受け入れ

写真:部品受け入れ

ハードディスクなどの部品は、システム装置の組み立て工程の前に受け入れ検査を行います。外観検査だけでなく、厳しい温度・湿度環境に設定した試験機の中でリード・ライトの動作チェックを実施します。

装置組み立て

写真:装置組み立て

熟練した作業員が検査を通過した部品を使用し、システム装置の構成に沿った作業内容を画面で確認しながら、的確に組み立てます。作業場所では、静電気が電子部品に影響を与えないよう、静電床や静電靴などで、静電気の発生を防いでいます。

装置検査

写真:装置検査/機能試験

機能試験
組み立てたサーバに対して、システム装置の動作確認やメモリー、FANなど各部品の検査を実施します。

写真:装置検査/エージング

エージング(連続動作試験)
低温・高温・常温の温度環境での起動試験(電源ON/OFF)やテストプログラムの実行を繰り返し、品質の確認を行います。