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Flora オンラインマニュアル


重要なお知らせ

・ 本書の内容の一部または全部を、無断で転載あるいは引用することを禁止します。
・ 本書の内容については将来予告なしに変更することがあります。
・ 本書の記述内容について万一ご不審な点や誤りなど、お気付きのことがありましたら、お買い求め先へご一報くださいますようお願いいたします。
・ 本製品を運用した結果については前項にかかわらず責任を負いかねますので、あらかじめ ご了承ください。

セキュリティPCの信頼性について

ご購入いただきましたセキュリティPCは、一般事務用を意図して設計・製作されています。生命、財産に著しく影響のある高信頼性を要求される用途への使用は避けてください。このような使用に対する万一の事故に対し、弊社は一切責任を負いません。
高信頼性を必要とする場合には、別システムが必要です。弊社営業部門にご相談ください。
一般事務用セキュリティPCが不適当な、高信頼性を必要とする用途例

・ 化学プラント制御、医療機器制御、緊急連絡制御など

規制、対策などについて

■ 電波障害自主規制について
この装置は、クラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的としていますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあります。取り扱い説明書に従って正しい取り扱いをしてください。 VCCI−B

■ 電源の瞬時電圧低下対策について
本装置は、社団法人 電子情報技術産業協会の定めたパーソナルコンピュータの瞬時電圧低下対策規格を満たしております。しかし、バッテリーを接続していない場合及びバッテリーが満充電でない場合、本規格の基準を上回る瞬時電圧低下に対しては、不都合が生じることがあります。( 社団法人 電子情報技術産業協会のパーソナルコンピューターの瞬時電圧低下対策規格に基づく表示)。

■ 海外での使用について
本セキュリティPCは日本国内専用です。他国には各々の国で必要となる法律、規格などが定められており、本セキュリティPCは適合していません。

■ ENERGYSTAR について
当社は国際エネルギースタープログラムの参加事業者として、本製品が国際エネルギース タープログラムの対象製品に関する基準を満たしていると判断します。
『国際エネルギースタープログラムは、コンピューターをはじめとしたオフィス機器の省エネ ルギー化推進のための国際的なプログラムです。このプログラムは、エネルギー消費を効率 的に抑えるための機能を備えた製品の開発、普及の促進を目的としたもので、事業者の自主 判断により参加することができる任意制度となっています。対象となる製品はコンピュー ター、ディスプレイ、プリンター、ファクシミリ、複写機、スキャナ、複合機等のオフィス 機器で、それぞれの基準ならびにマーク(ロゴ)は参加国間で統一されています。』

■ 高調波電流規格について
本セキュリティPCは、高調波電流規格「JIS C 61000-3-2」に適合しています。

■ 液晶ディスプレイのドット抜けについて
表示するパターンによっては、微妙な輝点(指定の色と関係なく光る)や黒点(指定の色が表示できない)が見えたり、罫線や文字の一部が欠けることがあります。ただし、輝点や黒点の数については、弊社の規格によって制限しています。ご使用中、著しく増加することはありません。(社団法人 電子情報技術産業協会のパソコン用液晶ディスプレイのドット抜けに関する定量的表記ガイドラインに基づく表示)
詳細はFLORAホームページをご覧ください。
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/OSD/pc/flora/index.html

■ 電波について
本製品の使用周波数帯では、電子レンジなどの産業・科学・医療用機器のほか工場の製造ラインなどで使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定小電力無線局(免許を要しない無線局)が運用されています。次項に注意してください。
・ 本製品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局が運用されていないことをご確認ください。
・ 万一、本製品から移動体識別用の構内無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに使用周波数を変更して、電波干渉をしないようにしてください。
・ その他、本製品から移動体識別用の特定小電力無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合は、弊社のお問い合わせ先にご連絡ください。
無線LAN
使用周波数帯域
2.4GHz
変調方式
OFDM方式、DS-SS方式
想定干渉距離
40m
周波数変更の可否
全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域を回避可能
・ IEEE802.11aおよびIEEE802.11nのW52/W53(5.150〜5.350GHz)は屋内でのみ使用可能です。
Bluetoothワイヤレステクノロジー
使用周波数帯域
2.4GHz
変調方式
FH-SS方式
想定干渉距離
10m
周波数変更の可否
全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域を回避不可

■ 無線LAN製品ご使用におけるセキュリティに関するご注意
(お客様の権利(プライバシー保護)に関する重要な事項です!)
無線LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してセキュリティPC等と無線アクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由にLAN接続が可能であるという利点があります。
その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁等)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
●通信内容を盗み見られる
 悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
  ・IDやパスワード又はクレジットカード番号等の個人情報
  ・メールの内容
 等の通信内容を盗み見られる可能性があります。
●不正に侵入される
 悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
  ・個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
  ・特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
  ・傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
  ・コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
 などの行為をされてしまう可能性があります。

本来、無線LANカードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますので、無線LAN製品のセキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります。
無線LAN機器は、購入直後の状態においては、セキュリティに関する設定が施されていない場合があります。
従って、お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、無線LANカードや無線LANアクセスポイントをご使用になる前に、必ず無線LAN機器のセキュリティに関する全ての設定をマニュアルにしたがって行ってください。
なお、無線LANの仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもあり得ますので、ご理解の上、ご使用ください。
セキュリティの設定などについて、お客様ご自身で対処できない場合には、お問い合わせ先までご連絡ください。

当社では、お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、製品を使用することをお奨めします。

■ ホスト側パソコンに関するご注意
ポイント・ポイント型ソリューション等導入時は、サーバーとなるホスト側パソコンの使用時間にご注意ください。通常、パソコンは、一日の使用時間が定められています。
使用時間の規定を超えてお使いになった場合、その分寿命が短くなります。
お使いのパソコンの使用時間の規定を守って運用するようにしてください。
使用時間の規定については、ご使用のパソコンの取扱説明書をご覧ください。

■ バッテリーパック使用に関するお知らせ
・ 安全性の観点から、セキュリティPCではバッテリーパックに対する過充電、過電圧、温度異常、過放電、内部短絡、放電電圧異常、充放電回数等、さまざまな監視制御を行っています。これらの制御はバッテリーパック内の制御回路だけでなく、セキュリティPC本体側の制御回路、制御ソフトウェアとの密接な関係の下で行われています。
当該セキュリティPC本体に関する詳細の設計/製造情報が無いにも拘わらず、バッテリーパックに改造を加えることは、その後の使用に危険が伴います。
・ バッテリーの残容量は、セキュリティPCのシステムの動作と密接な関係にあります。さまざまなバッテリーに関する情報を元にバッテリーの残容量は計算されています。
また、バッテリーの残容量に合わせて、セキュリティPC本体内でもさまざまな処理が行われています。当該セキュリティPC本体に関する詳細の設計/製造情報が無いにも拘わらず、バッテリーパックに改造を加えることは、セキュリティPCの誤動作等の可能性があり ます。
・ セキュリティPCの使用にあたっては、パソコンメーカー指定のバッテリーパックを正しい使用方法で使用する必要があります。誤った使用を行った場合、火災、破裂、発熱などの恐れがあります。また、バッテリーパックの液漏れや性能/寿命の低下につながる可能性があります。
・ 改造バッテリーパック等の中には、バッテリーパックのケースや内部の基板等はパソコンメーカー純正バッテリーパックの部品をそのまま使用し、内部充電電池のみを交換したも のもあります。
更に、内部充電電池も純正バッテリーパックと同じ電池を使用しているケースもあります。この場合、外観やセキュリティPCのユーティリティーを使用してバッテリーパックの情報を確認しても、見分ける事ができない可能性がありますので、過去の使用状況が不明なバッテリーパックの使用には注意が必要です。
・ 非純正バッテリーの使用により、万一事故等の問題が発生しても、保証の範囲外となります。
(社団法人 電子情報技術産業協会のノート型パソコン用「非純正バッテリーパック」に関するガイドラインに基づく表示)

■ 装置の破棄
・ セキュリティPCを破棄する場合は、お客様は、「資源の有効な利用の促進に関する法律 (通称:リサイクル法)」にもとづいて、適切な処理をお願い致します。弊社は、お客さまのご依頼にもとづく事業者 (法人所有) 向けの回収リサイクルサービスをご案内しています。当該サービスでは資源のリサイクル効果を向上させるなど、法律の趣旨に的確に対応していますので、ご利用ください。
・ コイン型リチウム電池を廃棄するときは、お買い求め先に相談していただくか、地方自治体の条例または規則に従ってください。

■ 輸出規制について
本製品を輸出される場合には、外国為替及び外国貿易法の規制ならびに米国の輸出管理規則など外国の輸出関連法規をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。なお、不明な場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。

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