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企業情報ニュースリリース

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2021年3月30日
株式会社日立産機システム

クラウド監視データを活用して、製造分野の新たな価値を創出する
「FitLive カスタマーサクセスセンタ」開設

稼働データの分析により、産業機器の最適運用を実現

  株式会社日立産機システム(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:荒谷 豊/以下、日立産機システム)は、産業機器向けのクラウド監視「FitLiveサービス」のデータを基に、新たな設備保全サービスの提供を目的とした「FitLiveカスタマーサクセスセンタ」(以下、同CSC)を開設し、2021年4月1日より運用開始いたします。

  製造工場では、製品に合わせて様々な設備機器が設置されています。安定してラインを稼働するためには、設備の保全を行う専門技術者が必要ですが、製造現場での設備管理者は減少しており、リモートでの保守管理や効率化が求められています。一般的な産業用設備機器は、工場で保守・メンテナンスを行い、不具合時に製造メーカのメンテナンスを行うことが多く、復旧が遅れると生産性が低下することが課題でした。また、地球温暖化防止に向けて、より効率的な設備機器の運用で環境負荷を低減することも求められています。
  日立産機システムは、2017年10月よりLumadaソリューションのクラウド監視「FitLiveサービス」を空気圧縮機を対象に稼働開始し、効率の良い保守管理を提供してきました。

  新設するCSCでは日立産機システムの長年にわたる、産業機器のメンテナンスの豊富なノウハウをもとに、現在約8,500台*1の空気圧縮機が接続された、FitLiveサービスから得られた多くの稼働実績のデータ分析を行い、不具合が発生する前の予兆診断など、最適なタイミングでの保守サポートや、複数台を使用する際の最適な機器運用、設備改善、省エネルギー化など、産業機器の最適運用によるカスタマーエクスペリエンスの向上を実現します。

  今後は、空気圧縮機を対象としていたFitLiveサービスを、製造年やロット番号などを印字するマーキングシステム、荷物を運搬するホイスト、給水ポンプなど、製造工場で使用する幅広い製品に拡充し、空気圧縮機単体の保守のみならず、海外を含めたさまざまな工場の機器に対応する計画です。さらに、CSCの活用により、稼働データから故障や性能低下の予兆を捉え、予防保全を支援するシステムなど、デジタル技術やAIを活用したサービスで、モノづくりの生産性向上と省エネルギー化を実現する高品質なソリューションを提供し、製造現場でのデジタル化を推進します。

*1
2021年2月末時点

クラウド監視「FitLiveサービス」について

  セキュリティの高い携帯キャリアの通信網と日立のクラウドを使ったセキュアな監視サービスです。24時間365日、リアルタイムに設備の稼働状況を把握し、状態監視によりお客さまの設備環境における問題を抽出し、アラートメールを自動配信。設備のダウンタイム短縮を図ります。

日立産機システムについて

  日立グループは、OT(Operational Technology)、IT(Information Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。日立グループの、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野の中、日立産機システムはインダストリー分野のプロダクト事業を通じてお客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。

お問い合わせ先

株式会社日立産機システム ソリューション・サービス統括本部 サービス事業部 サービス戦略部 [担当:鳥取]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地AKSビル
電話 : 070-4865-7736(携帯)

以上

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