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企業情報ニュースリリース

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2020年9月8日
日立オートモティブシステムズ株式会社

高度運転支援ECUおよびOTAによる自動地図更新に対応した
高精度地図ユニットが日産の新型「スカイライン」に初採用

   日立オートモティブシステムズ株式会社(プレジデント&CEO:ブリス・コッホ/以下、日立オートモティブシステムズ)の高度運転支援ECU (Electronic Control Unit:電子制御ユニット)、および、OTA(Over The Air)*1 による自動地図更新に対応した高精度地図ユニットが、2019年9月に日産自動車株式会社(以下、日産)が販売を開始した新型「スカイライン」に初めて採用されました。

   近年、交通事故の撲滅や高齢者の移動支援などの社会課題解決をめざし、各社が自動運転車両の開発に取り組んでおり、競争が激化しています。高速道路での追い越し支援やルート走行支援のような高度な運転支援機能の実現には、カメラセンサーで取得した膨大な周囲環境情報等を基に車両を統合制御するための高度運転支援ECUに加え、その高度運転支援ECUに対し、数百メートルから数キロ先の道路形状を含めた地図情報を提供する高精度地図ユニットが必要となります。

   今回日産の新型「スカイライン」に採用された高度運転支援ECUは、認識処理用と車両制御用の2 CPU構成にすることにより、安全性と高速演算性能を両立し、より高精度な車両統合制御に寄与します。同じく今回採用された高精度地図ユニットは、全国の高速自動車道等の3D高精度地図データをセンチメートル単位で格納しており、高精度に算出した自車位置にもとづき自車周辺地図情報、および、目的地までの車線レベルの推奨経路情報を高度運転支援ECUに出力し、車両統合制御を支援します。また、OTAにより、常に高精度な地図の自動更新を実現しており、ユーザーの利便性を高めています。
  これらの技術が、日産が開発した、高速道路でナビゲーションシステムと連動したルート走行時に同一車線内でハンズオフ*2が可能な世界初の先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を支えています。

   今後も日立オートモティブシステムズは、社会課題解決に向けた自動車メーカーにおける自動運転車両の開発に貢献していきます。

*1
無線によるデータ通信。
*2
3D高精度地図データが整備され、且つ対向車線が分離された自動車専用道路において、単一車線走行中、ドライバーが常に前方に注意し、道路・交通・車両の状況に応じ直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて、ハンズオフが可能となります。

[画像] (左)日産の新型「スカイライン」(写真は新型「スカイライン」GT Type SP(HYBRID/2WD))、(中)高度運転支援ECU、(右)高精度地図ユニット

お問い合わせ先

日立オートモティブシステムズ株式会社

本社東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
事業内容自動車部品および産業用機械器具・システムの開発、製造、販売およびサービス

以上

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