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企業情報ニュースリリース

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2016年8月31日
ホライズン・ニュークリア・パワー社

ホライズン社が新規原子力発電所建設に関し、第2回目の公開ヒアリングを実施

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原敏昭/以下、日立)の子会社で、英国における原子力発電事業開発会社であるHorizon Nuclear Power Limited(CEO:ダンカン・ホーソーン/以下、ホライズン社)は、8月31日から約2ヶ月間、ホライズン社が2020年代前半の運転開始をめざして英国アングルシー島のウィルヴァ・ニューウィッドで開発を進めているABWR*1(改良型沸騰水型原子炉)の新規原子力発電所建設プロジェクトの建設予定地であるアングルシー島とその周辺の北ウェールズ地区において、地域住民が参加する第2回目の公開ヒアリング(PAC:Pre Application Consultation)を実施します。

  英国では、原子力発電所の建設は「国家に対して重要性が高いインフラ事業(NSIP*2)」に位置づけられており、担当大臣から開発許可を得るために開発同意(DCO=Development Consent Order)の申請を行うことが義務付けられています。DCO申請者は、地域住民や自治体などプロジェクトから直接影響を受ける方に対してPACを実施することが定められており、建設予定地の建設準備、土地整備、現行道路改良、周辺を含む環境衛生や考古学的な見地からの考察に加え、建設期間中の作業員の宿泊施設、雇用創出計画、技能開発、ウェールズ語の擁護など地元社会へのさまざまな影響も考慮した幅広い要件について意見交換を行います。

  ホライズン社では、2014年秋(2014年9月29日〜12月8日)にアングルシー島および北ウェールズ地区で第1回目のPACを行い、これまで、その際に寄せられた地域住民などからプロジェクトに関する要望や意見への対策の検討を進めてきました。

  第2回目となる今回のPACは、2017年のDCO申請前における最後の大規模なイベントとなることから、第1回目のPACでの要望や意見に基づいた対策を含めた計画の進捗状況を説明し、相互理解を深めていきます。今回のPACは、8月31日から10月25日まで約2ヶ月間かけ、アングルシー島および北ウェールズ地区の15箇所で順次行う予定です。

  今後、ホライズン社は、初のプロジェクトとなるウィルヴァ・ニューウィッドの新規原子力発電所建設に関し、本開発許可とサイトライセンスを含む全ての許認可を2018年中に英国政府から取得し、2020年代前半の初号機運転開始をめざして取り組んでいきます。

*1
ABWR: Advanced Boiling Water Reactor(改良型沸騰水型原子炉)
*2
NSIP: Nationally Significant Infrastructure Project(国家的重要インフラプロジェクト)

関連情報

ホライズンプロジェクトの概要

ホライズン社は、英国内における新たな原子力発電所の建設を目的として2009年に設立され、2012年11月に日立製作所により買収されました。5,400MW級以上の原子力発電所をアングルシー島のウィルヴァとサウスグロスターシャー州オールドベリー・オン・セヴァーンに新設予定です。その建設段階では約8,000人から10,000人、また発電所の運転開始以降は、サイト毎に、850人程度の雇用を創出することが見込まれています。

以上

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