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企業情報ニュースリリース

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2014年9月25日

クラウド基盤向けに処理性能や拡張性を強化した
「HA8000シリーズ」の2プロセッサーサーバを販売開始

10年保守対応モデルも用意し、制御・監視システムに求められる長期安定稼働を実現

[画像](左)「HA8000/RS220」 (右)「HA8000/RS210」

  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、PCサーバである日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」の2プロセッサーサーバ「HA8000/RS220」、「HA8000/RS210」において、最新のインテル® Xeon® プロセッサーの搭載などにより、クラウド基盤やデータセンター向けに処理性能や拡張性を強化した新製品を9月26日から販売開始します。
  あわせて、設備制御や監視システムなど長期安定稼働が求められるシステム向けに、10年間のハードウェア保守に対応したモデルを用意し、10月9日から販売開始します。

  近年、急速に変化するビジネス環境への迅速かつ柔軟な対応の必要性が高まるとともに、2015年7月のWindows Server® 2003サポート終了も契機となり、短期間でのシステム構築や構成変更が容易であるクラウドの利用がますます広がっています。クラウドを支えるIT プラットフォームにも、システム要件の変動に柔軟に対応できる高い処理性能や拡張性が求められています。

  今回製品化した「HA8000/RS220」、「HA8000/RS210」は、処理性能を従来プロセッサー比*1最大約1.4倍に向上した最新インテル® Xeon® プロセッサーE5-2600 v3製品ファミリーを搭載するとともに、従来製品比*24倍となる最大4.8TBのPCIe*3Flash ドライブボードや高速のファイバーチャネルボード*4を新たにサポートし、処理性能と拡張性を強化しています。これらにより、業務変動に伴う仮想サーバやデータ容量の追加が容易となり、迅速で柔軟なクラウド環境の構築が可能となります。
  なお、「HA8000/RS220」、「HA8000/RS210」を、プライベートクラウドの迅速かつ容易な構築・運用を実現する日立統合プラットフォーム「Hitachi Unified Compute Platform」*5のサーバに採用し、2014年度末までに販売開始する予定です。

*1
2013年9月発売の「HA8000/RS220-h」に搭載しているインテル® Xeon® プロセッサーE5-2697 v2と、新製品の「HA8000/RS220」に搭載しているインテル® Xeon® プロセッサーE5-2699 v3のプロセッサー性能の比較。
*2
2013 年9月発売の「HA8000/RS220-h」と、新製品「HA8000/RS220」の比較。
*3
Peripheral Components Interconnect expressの略。プロセッサーと、周辺機器の通信を行う規格の1つ。
*4
大容量ストレージ装置との高速接続を可能とするファイバーチャネル方式によるデータ転送を行うために必要となる接続装置。
*5
「Hitachi Unified Compute Platform」の「かんたん仮想化モデル」(プライベートクラウドやサーバ統合用途)と「かんたんVDIモデル」(仮想デスクトップ環境用途)が対象。

  さらに、設備制御や監視システム向けに10年間のハードウェア保守に対応する「長期保守対応モデル」や、10年間の無償保守と簡易定期点検もあわせて提供する「おまかせ安心長期保守モデルⅡ」を用意し、販売開始します。あらゆる機器がインターネットに接続されるIoT(Internet of Things)時代の到来により、設備制御や稼働監視データを蓄積・管理したり、蓄積されたデータを分析し、保守や予兆検知へ活用するシステム基盤の構築が進む中で、長期にわたる安定稼働が求められるそれらのシステムには、従来、産業用コンピュータなどが使われてきました。今回、汎用的なPCサーバである本モデルの利用が可能となることで、コストを抑えてシステムを構築することができます。

今回発表した新製品の特長

1. 2プロセッサーサーバ「HA8000/RS220」、「HA8000/RS210」

 
(1) 最新プロセッサーや高性能メモリを搭載し、処理性能を強化
  処理性能を従来プロセッサー比*1最大約1.4倍に向上したインテル® Xeon® プロセッサーE5-2600 v3製品ファミリーを搭載し、装置としての最大コア数を36コア[従来製品比*21.5倍]に強化しました。あわせて、高速メモリを新たに採用し、業務アプリケーションなどの処理性能を強化しました。
 
(2) データ入出力機器を強化し、通信性能を向上
  従来製品比*24倍となる最大4.8TBのPCIe Flash ドライブボードを新たにサポートし、キャッシュ(一時的な記憶装置)として利用することで、データベース処理にかかる時間を大幅に短縮できます。さらに、高速な16Gbps(ギガビット毎秒)の転送速度に対応したファイバーチャネルボードをサポートし、外部ストレージ装置との入出力性能も強化しています。
  そのほか、バックアップ装置である内蔵RDX*6ドライブの通信規格として新たにUSB3.0*7対応したことで、従来製品比4倍*2となるバックアップ最大転送速度*8288GB/h(ギガバイト毎時)を実現し、日々のバックアップ処理を高速化するとともに、SSD(Solid State Drive)の総書き込み容量*9を監視してSSDの寿命前にアラート通知する予兆監視機能も追加し、予期せぬ故障によるサーバの停止を回避することが可能となります。
*6
Removable Disk eXchange systemの略。持ち運び可能なカートリッジ型HDD。
*7
周辺装置を接続するユニバーサル・シリアル・バスの規格。USB2.0の上位規格。
*8
非圧縮データのバックアップ完了時間/データリカバリに要する時間を計測した際の速度。
*9
SSDにデータ書き込みが可能な容量の限界値であり、超えた時点で寿命となるもの。

2. 10年保守対応モデル「長期保守対応モデル」、「おまかせ安心長期保守モデルⅡ」

  新製品「HA8000/RS220」、「HA8000/RS210」において、10年間のハードウェア保守に対応する「長期保守対応モデル」や、10年間の無償保守と簡易定期点検(年1回)を提供する「おまかせ安心長期保守モデルⅡ」を用意し、新たに販売開始します。汎用的なPCサーバである本モデルを長期にわたるシステムの安定稼働が求められる設備制御や監視システムなどでも利用することで、コストを抑えたシステム構築が可能になります。

本発表に関するパートナー企業からのコメント

インテル株式会社 常務執行役員 ビジネス・デベロップメント 平野 浩介

  インテルは、日立製作所の「HA8000シリーズ」の新製品発表を心より歓迎いたします。
日立製作所の今回の新製品に搭載されるインテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 v3製品ファミリーは、優れた性能のみならず、仮想化やマネージャビリティー機能を強化することで、ソフトウェア・デファインド・インフラストラクチャーの構築を支援します。日立製作所の高信頼なサーバ技術と融合することで実現される信頼性の高いクラウド基盤がビジネススピードの向上を求めるお客さまに浸透するものと期待しております。

日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」新製品の仕様概要と価格、出荷時期

製品名 仕様概要 価格(税別) 出荷時期
HA8000/RS220
  • インテル® Xeon® プロセッサーE5-2600 v3製品ファミリー 最大2(最大36コア)
  • メモリ:最大768GB
  • ストレージ容量:最大19.2TB(SAS RAID0)
642,000円〜*10 9月30日
HA8000/RS210
  • インテル® Xeon ® プロセッサーE5-2600 v3製品ファミリー 最大2(最大36コア)
  • メモリ:最大768GB
  • ストレージ容量:最大9.6TB(SAS RAID0)
613,000円〜*10
*10
  インテル® Xeon® プロセッサーE5-2603 v3×1(6コア)搭載の最小構成価格。

10年保守対応モデルの概要と価格、出荷時期

モデル名 サービス概要 価格(税別) 出荷時期
長期保守対応
モデル*11
  • 無償保証
    サービス期間:1年、
    対応時間:翌平日以降オンサイト保守 平日9〜17時
  • 定期部品交換(導入後6年目)
1,177,000円*12 10月20日
おまかせ安心
長期保守モデル
*13
  • 無償保守
    サービス期間:10年、
    対応時間:当日オンサイト保守 平日8〜19時
  • 定期部品交換(導入後6年目)
  • 簡易定期点検サービス
  • おまかせ安心ハードウェアサポートサービス
  • おまかせ安心HDD破壊サービス
2,519,000円*12
*11
  購入時に別途、「ハードウェア保守サービス」契約が必要です。
*12
  HA8000/RS210での価格。
*13
  無償保守のサービス対応時間が24時間365日の「おまかせ安心長期保守モデルⅡ24」も提供。

「Hitachi Innovation Forum 2014」での紹介について

  日立は、2014年10月30日(木)〜31日(金)に東京国際フォーラムで開催する「Hitachi Innovation Forum 2014」において、今回の新製品を含む「HA8000シリーズ」について紹介します。

日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」について

  幅広いラインアップを揃えた日立のPCサーバで、システム用途に応じて最適な形状、性能のモデルを選択して利用することができます。また、サーバ管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager」を提供し、クラウド環境での効率的な運用管理を支援します。ハードウェアとソフトウェアを含めたITプラットフォーム製品の問い合わせをワンストップで提供する「日立サポート360」も用意し、システム全体としての効率的な管理、運用を支援します。

他社商標注記

  • インテル、Xeonは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標または登録商標です。
  • Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部

以上

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