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企業情報ニュースリリース

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2014年6月11日

世界大手の水処理会社Veolia Water Technologiesと
海外の水インフラプロジェクトでの協業推進で合意

水環境ソリューション事業のグローバル展開を加速

  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、世界大手の水処理会社Veolia Water Solutions & Technologies SA(以下、ヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズ)と、水インフラプロジェクトで協業を推進していくことで合意し、覚書を締結しました。これにより、日立は、新興国を中心に需要が見込まれる水インフラプロジェクトへの参画を推進することで、水環境ソリューション事業のグローバル展開をさらに加速していきます。

  世界の淡水資源は、地域偏在性が極めて高いことに加え絶対量も限られていることから、今後の人口増加や経済成長、地球温暖化、都市化、水環境の汚染などにより、水の需給逼迫などの水問題が世界中で顕在化することが懸念されています。こうした水問題の解決に向け、日立は水環境ソリューション事業に注力しており、近年では新興国を中心に需要が旺盛な上下水処理や海水淡水化などの水インフラに対し、コンポーネント、システム、設計・調達・建設(EPC*1)、サービスまでのトータルソリューションの提供を通じて水環境の保全・改善に貢献しています。

  ヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズは、ヴェオリア・エンバイロメントのグループ会社で、自治体や産業向けの水処理・排水処理プロジェクトの技術的なソリューションと設計・建設を手掛けています。従業員数は1万人を超え、そのうちの60%はエンジニア、研究者、プロジェクトマネージャーで構成されています。これまでに日立は、イラク共和国バスラにおける大型淡水化プラントのEPCおよび5年間のO&M*2を、ヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズのグループ会社であるOTV社と共同受注した実績があり、他の水関連プロジェクトでも協力して取り組んできました。このような経緯が、今回の協業につながりました。

  今回、日立とヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズが締結した覚書は、中東、アフリカ、アジア地域を中心とした上下水処理や海水淡水化などの水インフラプロジェクトに対し、案件ごとに共同での事業展開を推進するものです。日立は、今回の協業により、ヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズが中東・アフリカ地域やアジア太平洋地域を中心に長年培ってきたEPC、O&Mノウハウやセールスチャネルの活用を図ります。

  日立では、水環境ソリューション事業を「社会イノベーション事業」の注力分野と位置付けています。今後も、顧客やパートナー企業との連携を強化し、水環境ソリューション事業のグローバル展開の強化・拡大を図っていきます。

*1
EPC:Engineering, Procurement and Construction
*2
O&M:Operation and Maintenance

以上

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