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企業情報ニュースリリース

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2014年1月6日
株式会社日立製作所
執行役社長 中西 宏明

2014年 社長年頭の挨拶(抜粋)

  あけましておめでとうございます。

  2014年は、昨年5月に発表した3ヵ年計画である「2015中期経営計画」の2年目となる年です。新年にあたり、「2015中期経営計画」の4つのポイントについてあらためて述べさせていただきます。

  第一のポイントは成長戦略です。昨年3月に終了した「2012中期経営計画」は、4年続いた赤字決算からリカバリーするためのもので、安定した収益体制と経営基盤をつくるという、どちらかといえば守りが主体の計画でした。「2015中期経営計画」は、今後の成長路線を確立するチャレンジの計画であり、成長戦略の中心を「社会イノベーション事業」と定め、既にたくさんの事業分野で挑戦が始まっています。「社会イノベーション事業」とは日立グループの技術、製品、サービスを結集して、持続可能な社会をつくり上げていくという壮大な試みです。このためには現地、現場に近い所でエンジニアリング能力を高め、多様かつ魅力的な提案をつくり上げることが必要です。皆さんもあらためて、2014年を大きなチャレンジの年と位置づけてください。

  このようなチャレンジを実行するためには、多くの投資が必要になります。技術開発や海外拠点の展開、それも販売のみにとどまらず、エンジニアリングや保守運用のサービス拠点をしっかりつくり上げていくことが必要です。こうした投資を継続していくには日立グループとしての強い財務体質が重要であり、これが第二のポイントです。投資をして、われわれの事業を社会に役立たせるためには利益をしっかり上げなければなりません。また、利益だけでなく経営の手元にキャッシュを残すことが大切です。

  「社会イノベーション事業」をグローバルに展開していくことは、同時に事業を通じて持続可能な社会づくりに貢献していくことでもあります。そう考えるとCSRは私たちの企業活動そのものであり、日頃の活動を通じて社会との信頼関係を築き上げることが非常に重要です。信頼関係を築き上げるのは簡単ではありませんが、それがわれわれの企業活動のベースにあるということをあらためて強調したいと思います。品質を第一とすることやコンプライアンスの遵守は、私たちが「社会イノベーション事業」を推進していく上での前提条件となりますので、これを第三のポイントとします。

  第四のポイントは、先に述べた3つのポイントに日立グループが"One Hitachi"として力を合わせて取り組んでいく、ということです。昨年度より展開しているグローバル・ブランド・キャンペーンでは、この"One Hitachi"での取り組みを社内外に強く訴えるべく"Social Innovation - It's Our Future"というスローガンを掲げました。日立グループのめざす方向を、このシンプルな言葉で伝えたいという強い思いを込めています。

  以上、4つのポイントが「2015中期経営計画」の最も核になるものです。「2015中期経営計画」は「日立グループが総力を挙げてグローバルメジャープレイヤーの一員になろう」という大事なメッセージですので、あえて年頭の挨拶として述べさせていただきました。

  最後はHappy New Year!で締めくくります。

以上

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