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2013年10月14日

東工大と共同でバルト地域の原子力分野における
人材育成プログラムをリトアニアで開始

ベトナム、マレーシアに続きリトアニアでも出張講義を開催

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は国立大学法人東京工業大学 (学長 : 三島 良直/以下、東工大)と共同で、欧州では初めて、リトアニアを中心としたバルト地域における原子力分野の人材育成に協力するため、本日、出張講義を開始しました。
  本講義は本日から18日にかけ、日立と東工大から講師を派遣して行うもので、リトアニアの有力大学であるカウナス工科大学で開催し、同大学学生にとどまらず、バルト地域で原子力を専攻する学生や原子力関係機関の研究者などを含めた合計約50名を受講の対象とします。

  本日10時より始まった開講式では、カウナス工科大学のぺトラス・バサウスカス(Petras Barsauskas)学長は、「日立や東工大の原子力専門家との協力は大変重要であり、本講義は原子力分野の人材育成プログラムは相互に利益をもたらすと思います。また、リトアニアでは、原子力発電所の管理だけでなく、政府においても原子力の専門の人材を必要としています。」と述べました。

  また、同じく日立の技監である丸彰は、「原子力設備の建設、稼働、保守には、幅広い分野における技術や専門知識が必要であり、そのための人材育成は欠かせません。現在、リトアニアは、原子力分野の人材育成が主要な課題であると理解しており、本講義がリトアニアの若いエンジニアの皆さんの積極的な取り組みのきっかけになればと念じています。」と述べました。

  これまで日立および日立GEニュークリア・エナジー社は東工大大学院理工学研究科原子核工学専攻(以下、東工大原子核専攻)内に「国際原子力人材育成(日立GEニュークリア・エナジー)寄附講座」を設立し、東工大原子核専攻の学生の国際原子力機関(IAEA)へのインターン派遣、ベトナムやマレーシアへの出張講義を開催するなど、主にアジア地区を中心として国際的な原子力分野の人材育成を進めてきました。
  今回は本活動の一環として、欧州で初めてリトアニアで開催し、バルト地域で必要とされる人材の育成に積極的に協力していくものです。

以上

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