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2007年6月28日

世界初*1、3つの熱特性に優れた多層構造を持つ新しい鉄を内釜に採用

圧力IHジャー炊飯器「打込み鉄釜 圧力スチーム極上炊き」を発売

新開発の内釜に最適な圧力とスチーム機能で、炊飯・保温時のおいしさが進化

[画像]圧力IHジャー炊飯器「打込み鉄釜 圧力スチーム極上炊き」

  日立アプライアンス株式会社(取締役社長:石津尚澄)は、発熱性、蓄熱性、断熱性に優れた多層構造を持つ新しい鉄を世界で初めて内釜に採用し、炊飯・保温時のご飯のおいしさを進化させた圧力IHジャー炊飯器「打込み鉄釜 圧力スチーム極上炊き」RZ-GVシリーズ2機種を7月10日から発売します。「打込み鉄釜」に使用した新しい「溶射打込み鉄」は、一般の鉄とは異なり、約2000℃に溶かした鉄の微粒子を内釜の外側に超高速で吹き付けることで、熱特性を向上させる日立独自の製法によるものです。
  本製品では、この「打込み鉄釜」に最適な「107℃高温沸騰圧力」と、従来*2から引き続き採用している「140℃圧力スチーム」により、粘りや甘み、つやを引き出し、ふっくらとしたおいしいご飯を炊き上げます。また、内釜の酸素濃度を低く保つ「低酸素炊飯・保温」を実現し、ご飯の変質を抑え、気になるにおいを低減します。さらに、雑穀や玄米の炊飯、保温時は、抗酸化物質の減少を抑えます。
  なお、「打込み鉄釜 圧力スチーム極上炊き」の他、3シリーズを7月10日から順次発売します。

型式および発売日

型式 炊飯容量 本体希望小売価格 発売日 当初月産台数
RZ-GV100J
RZ-GV180J
1.0L
1.8L
オープン価格 7月10日 5,000台
RZ-GX100J
RZ-GX180J
1.0L
1.8L
オープン価格 7月10日 5,000台
RZ-GG10J
RZ-GG18J
1.0L
1.8L
オープン価格 8月1日 13,000台
RZ-GD10J
RZ-GD18J
1.0L
1.8L
オープン価格 8月1日 14,000台

新製品の主な特長
<圧力IHジャー炊飯器「打込み鉄釜 圧力スチーム極上炊き」RZ-GVシリーズ>

1.IH加熱と相性の良い、3つの熱特性に優れた多層構造を持つ新しい鉄を内釜に採用

  本製品では、発熱性が良い「金属鉄層」、蓄熱性が良い「酸化鉄層」、断熱性が良い「真空層」からなる独特の多層構造を持つ「溶射打込み鉄」を世界で初めて内釜に採用しました。この新しい鉄は、内釜の基材外側全面に、約2000℃に溶かした鉄の微粒子を超高速で射出*3し、積み重ねることで多層構造を形成する「溶射打込み鉄製法」によって実現しました。IH加熱による発熱性が高い鉄を内釜に採用することで、ふっくら甘みのあるご飯を炊くことができます。また、高い蓄熱性と断熱性が、蒸らしや保温効果を高めます。さらに、内側には熱伝導性の良い「ゴールドフッ素加工」を引き続き採用しました。なお、本製品の内釜には、防錆加工を施しています。

2.新採用「打込み鉄釜」の効果を高めるため、圧力とスチーム機能の両方を搭載

  「打込み鉄釜」に適した「107℃高温沸騰圧力」(1.3気圧)を採用し、内釜の高い発熱性との相乗効果でご飯の粘りを増やし炊飯します。スチーム機能には、業界最高*4温度の「140℃圧力スチーム」を引き続き採用し、釜底までしっかり熱を伝え、内釜の高い蓄熱性との組み合わせにより、ご飯の甘みを増します。また、4時間毎にスチームを送り出し、内釜内に適度な水分を保つことで、ご飯の乾燥を防ぎ、しっとり保温します。さらに、内釜の断熱効果とあいまって、通電時間も抑えます。

3.おいしさと栄養素を守る「低酸素炊飯・保温」機能を実現

  炊飯時は、スチームを内釜内に充満させ、酸素を押し出し、圧力弁を閉じて低酸素状態で炊飯します。保温時も、定期的にスチームを出すことで、低酸素状態を維持し、ご飯の酸化を防ぎます。これにより、ご飯の変質を抑え、気になるにおいを低減します。なお、玄米や雑穀に多く含まれる抗酸化物質(ポリフェノール)の減少も抑えます。

*1
2007年6月28日発表。家庭用IHジャー炊飯器において。
*2
RZ-FV100J(当社2006年発売)との比較。
*3
射出:細い口から鉄を勢いよく噴き出させること。
*4
2007年6月28日現在。家庭用IHジャー炊飯器において。

需要動向と開発の背景

  2007年度の家庭用ジャー炊飯器の需要は約655万台(前年比100%)と堅調な推移が見込まれます。中でも、IHタイプが前年比105%と増加傾向にあり、特に、最高級クラスにおいては、前年比181%に達すると予測されます。最高級クラスの炊飯器の利用者に調査すると、圧力、スチームの炊飯機能の充実に加え、内釜の高級感を重視していることが分かりました。(日立調べ)
  そこで、今回、全く新しい製法の内釜を採用し、さらに、その内釜に最適な圧力とスチーム機能を引き続き搭載した製品を開発しました。

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