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2006年9月27日
株式会社日立製作所
KDDI株式会社

au携帯電話に装着し、「ミューチップ」の読み取りを可能とする
携帯電話用ミューチップリーダーを販売開始

携帯電話用ミューチップリーダーと利用イメージ

  株式会社日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学/以下、日立)とKDDI株式会社 (代表取締役社長兼会長:小野寺 正/以下、KDDI)は、このたび、Bluetooth内蔵のau携帯電話に装着して、世界最小クラスの非接触ICチップ「ミューチップ」の読み取りを可能とした携帯電話用ミューチップリーダーを共同で開発しました。
  日立は、主に流通業や製造業といった企業向けに、10月2日から本製品の販売を開始します。あわせて、本製品を活用したさまざまなソリューションを提供していきます。
  また、KDDIは、本製品の動作・制御に必要なau携帯電話の供給と、携帯電話用アプリケーション開発に必要な各種技術サポートを行ないます。

  本製品は、au携帯電話に装着し「ミューチップ」にかざすことで、読み取った「ミューチップ」の情報をBluetooth通信でau携帯電話へ伝送します。「ミューチップ」は、それぞれに固有の128bit(10進法で38桁)のID番号が書き込まれているため、au携帯電話の画面上にこのIDと紐付けられた情報を表示したり、サーバーなどへネットワークを介してアクセスし、履歴を残すことなどが可能となります。また、読み取った「ミューチップ」の情報を、au携帯電話の位置確認機能と連携させ、読み取った地点の位置情報を含めてセンターにあるサーバーに登録することも可能です。さらに、携帯電話に装着できるほど小型・軽量化したほか、携帯電話を利用するため、LANなどのネットワークインフラが無い屋外などでも利用が可能であるため、さまざまな場所・場面・用途でのICタグ活用を実現します。

  日立は、2001年に「ミューチップ」の販売を開始して以来、ICタグ関連事業の実績を重ね、本年6月には、125のメニューに体系化した「日立トレーサビリティ・RFIDソリューション」の提供を開始するなど、トレーサビリティ・RFID事業を日立グループの総力を挙げた事業の一つとして本格的に事業展開しています。今回、本製品を販売することで、農・畜産物や流通・小売業界でのトレーサビリティをはじめ、物品管理・入退室管理など多様なソリューションを提供していきます。
  KDDIは、ユビキタス情報社会の到来に向け、RFID技術と携帯電話の融合による新たなサービス・付加価値の創造をめざし、ICタグリーダーを搭載した携帯電話の試作や各種の実証実験を進めてきました。また、「携帯電話番号ポータビリティ」の開始を前に、au携帯電話の付加価値機能の拡充やビジネス向けソリューション提供の強化を推進しています。今回、本製品を実用化することで、携帯電話ソリューションの適用範囲・応用分野の拡大を図り、より多くのお客様にご満足いただけるようなサービス提供に努めていきます。

  今後、日立とKDDIは、ICタグと携帯電話を融合させた技術やソリューションの開発・提供を進めていくほか、お互いの販売チャネルを活用し、拡販していきます。

価格及び出荷開始時期

製品名価格(税込)出荷開始時期
携帯電話用ミューチップリーダー84,000円/台*1
(税別:80,000円/台)
2007年3月1日*2
*1
本価格には、携帯電話用ミューチップリーダー本体、携帯電話用アタッチメント、取扱説明書が含まれています。携帯電話用ミューチップリーダー本体用の電池、対応するau携帯電話機などは含まれておりません。また、本製品を活用するためのシステム構築費用や携帯電話用アプリケーションの開発費用などは別途必要です。
*2
携帯電話用ミューチップリーダーは受注生産(標準納期5ヶ月)です。

販売目標

今後3年間で10,000台

他社商標注記

  • Bluetoothは、米国Bluetooth SIG,Inc.の登録商標です。
  • その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信グループ トレーサビリティ・RFID事業部 【担当:米澤】
〒212-8567 川崎市幸区鹿島田890 日立システムプラザ新川崎
TEL : 044-549-1222(ダイヤルイン)

以上

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