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2006年9月7日

日立アドバンストサーバ「HA8500シリーズ」に新プロセッサー搭載
7モデルを追加

デュアルコア インテル® Itanium® 2プロセッサー搭載で性能・信頼性を大幅向上

日立アドバンストサーバ「HA8500シリーズ」

  日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学)はインテル® Itanium® 2プロセッサーを搭載した日立アドバンストサーバ「HA8500シリーズ」において、ハイエンドモデル「HA8500/860」、ミッドレンジモデル「HA8500/740」、「HA8500/630」、エントリーモデル「HA8500/420」、「HA8500/310」に最新のデュアルコア インテル®  Itanium® 2プロセッサー9000番台(開発コード:Montecito)を搭載しました。また、エントリーモデルに新開発のチップセットzx2*1およびデュアルコア インテル® Itanium® 2プロセッサーを採用した「HA8500/520」、「HA8500/410」を加え、本日より販売を開始します。

*1
zx2:Hewlett-Packard社製チップセット

  今回新モデルで採用したデュアルコア インテル® Itanium® 2プロセッサー9000番台は、CPU当たり2つのプロセッサーコアを持ち、4つのスレッド処理を実行できるハイパースレッディング・テクノロジー*2を採用、大容量3次キャッシュメモリ(最大24Mバイト)と相まって、従来プロセッサーに対し約2倍の高性能を実現しています。
  また、新モデルではメモリモジュール上のメモリチップ2個に障害が発生した時にも、これを切り離しシステムの継続稼働を実現できる「Double chip-sparingテクノロジー」等の各種信頼性向上機能の強化や、高速なデータアクセスを実現するDDR-IIメモリ(*3およびPCI-X2.0*4などの最新テクノロジーを採用するとともに低消費電力を実現しており、サーバ仮想化機能を利用したサーバコンソリデーションやデータセンター利用での利便性を向上しました。

*2
ハイパースレッディング・テクノロジー:プロセッサー内のレジスタや各種回路の空き時間を有効利用して、1つのプロセッサーを論理的に2つのプロセッサーとして動作させる技術。(2001年8月にインテル社が発表)
*3
DDR-IIメモリ:外部クロックの2倍の周期でデータの読み出し/書き込みをできるようにしたメモリ(SDRAM)。
*4
PCI-X2.0:入出力バス規格。リビジョン2.0では最大転送速度が従来の約1GB/sに対して約2GB/sと高速である。

新モデルの特徴

1. 約2倍の性能向上を図ったプロセッサーを搭載
(1)ハイエンドからエントリーモデルの全てに新プロセッサーを搭載

  「HA8500/860」から「HA8500/310」まで全てのモデルで、デュアルコア方式のインテル® Itanium® 2プロセッサー9000番台を採用しました。CPU当たり2つのプロセッサーコアを持ち、4つのスレッド処理を実行できるハイパースレッディング・テクノロジーを採用、大容量3次キャッシュメモリ(最大24Mバイト、従来モデル比2.5倍)と相まって、従来プロセッサーに対し約2倍の高性能を実現しています。

(2)信頼性を向上

  デュアルコア インテル® Itanium® 2プロセッサー9000番台では、大容量化した3次キャッシュの信頼性を高める技術として「Pellston」技術を採用しています。この技術はキャッシュ上のECCでリカバリーできないエラーが発生した場合、そのエラーが発生したキャッシュラインのみ無効にします。これにより、上位層のOSに影響を与えることなくシステム運用が継続できます。

(3)消費電力を大幅削減

  新プロセッサーは同等クロック数の従来製品に比べ、消費電力を約23%削減しており、データセンター等での電力コストの抑制に効果をもたらします。

2. 新チップセットを搭載、ディスク搭載ベイを倍増したエントリーモデルを追加
(1)高性能、省スペース化を実現

  今回ラインアップに追加した「HA8500/520」、「HA8500/410」は、プロセッサーバス(10.6GB/s)、メモリバス(7.1GB/s)、I/Oバス(8.0GB/s)などの帯域を強化することで、デュアルコア インテル® Itanium® 2プロセッサー9000番台の高性能を引き出す新開発のHP zx2チップセットを搭載し、システム性能の向上を実現しました。また、ホットプラグ対応のディスクベイを「HA8500/520」で16個、「HA8500/410」で8個備えており、小規模データベースであれば増設ディスク筐体を使用せずにコンパクトに実現できます。
  なお、OSはHP-UX11i v2、Windows Server™ 2003 Enterprise Edition、Red Hat Enterprise Linux 4が利用できます。

(2)信頼性、可用性を向上

  冗長化電源、ホットプラグ対応のファン、PCI-Xスロットや、ディスクチャネルの二重化など可用性の向上を図りました。また、メモリモジュール上のメモリチップ2個までの障害であれば障害が発生したメモリチップを切り離すことでシステムの継続稼働を実現する「Double chip-sparingテクノロジー」を採用しました。これらにより、システムの信頼性・可用性がさらに高まりました。

新モデルの価格・出荷開始時期

新モデルの価格・出荷開始時期

新製品の仕様

新製品の仕様

他社商標注記

  • Intel、インテル、Itaniumは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。
  • HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの名称です。
  • Red Hatは、米国およびその他の国におけるRed Hat Inc.の登録商標または商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信グループ
エンタープライズサーバ事業部 事業企画本部 企画部 【担当:中島】
〒140-0013 東京都品川区南大井六丁目26番3号 大森ベルポートD館
TEL : 03-5471-2919(ダイヤルイン)

以上

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